アンタレス | 声迷線の彷彿線 どこ行き?

アンタレス



満月が
柔らかな光を
降り注ぐ夜に
溜め息を
吐き出して
宙を浮遊する

そこは澱みの無い
漆黒の空間
怒りも嘆きも
混在する
負の感情を
綺麗に差配していく

ゆっくりと
瞼を開いてみる
15の星が連なって
その中心に在る

紅い輝きが
もたげた身体に
染み込んで

質量が
満たされていく

来る日の終わりを
始まりに
変えていく