声迷線の彷彿線 どこ行き? -25ページ目

サリー

あの時の砂漠の
紅くでかい太陽

僕らはこの景色が
永遠だと
思っていた
思っていた…

今では
そう
少し
枯れているよ

ねぇ
覚えているかい?

ふたりで過ごした
あの冬の事を

雪の夜は
寄り添い抱きしめて
お互いの体温で
暖めあったね

目を閉じたなら
蘇ってくるよ
あの時の
おまえ優しい笑みが

それが全てだった
それが全てだったよ

あぁ
雪解け水が
流れ落ちる小川に立って

過ぎ去った
季節に少し
切なくなる

サリー
新しい生命が
芽吹く頃に

サリー
僕らは出会い
恋に落ちた

サリー
きみのいない
この街にも

サリー
また
新しい季節が来るよ

そして
花が咲いて
色鮮やかになったなら

僕は水色の風に
なるのさ

最後は
消えてなくなるのさ
そんな
終わりかたが
良いね

I tie


ぐるぐるまわる
ふわふわめぐる
迷い迷って
酔いの宵道
未知の道のり

此処はどこかと
訪ねても
聞いた彼のひと
尋ね人
探し物
見つかる術無し

鈍痛が曇天に
降りかかる
蜘蛛の巣
絡んだ体みたく

そしたら
Want You
君に会いたくなった
首にかけた
ネックレス
ぶら下げたまんま

まずは電話を
してみよう
その前に
深い息をしよう

声を聞いたら
きっと君は
けらけらと
笑うんだろうな
早くおいでって

その甘い誘いに
真綿で首を
締められてるみたい

でも
何だか嬉しくて

可笑しいよ

レイン・サーファー


しとしと降る
雨の日は
なんだか
気だるくて

このまま夢の中に
潜んでいたいんだけれど
現実はそうもいかず

鈍い頭と体を
もたげ
何となく
朝を迎える

嫌々ながら
車に乗り込んで
苦めのコーヒーを
流し込み
瞳を覚醒させて

さぁ行こうか

鈍い銀色の雨は
冷めた影を
さらに冷たくさせるけど

胸の中心に
太陽を描き出して
煙草を吹かしつつ
深呼吸

まさに
今という日の
今日をスタート
させよう

荒波を乗り切る
サーファーのみたいに