声迷線の彷彿線 どこ行き? -26ページ目

星空

デコレーション
された
星空を見上げて

深く息を吸った

冷たい空気が
心地よく
鼻孔をくすぐる

春はまだ来ない

なれど
桃色の夜明けが
僕を照らしてくれる

そして
また明日
新たな息吹に
目覚めるだろう

ウサギドロップ



激しい雨が
銀の矢の嵐みたく
降ってきて

あの錆びた鉄塔も
色鮮やかな街も
みるみるうちに
歪ませてゆく

僕はブランコに乗り
立ちこぎをして
それを
振り払おうと
しているんだ

涙目の兎は
今も僕のなか
うずくまってる

晴れやかな
世界なんて
きっと
似合わないんだろうって
決め付けた
怖かったから

でもね
キミに手を引かれて
導かれた世界は
こんなにも
惹かれて
輝いてたんだ

まるで満天の
プラネタリウムみたいに

優しく照らしてくれる

これなら
夢のなか
揺られても良いね

Deep


針の音が刻む
夜の流れを

せの刹那を
今へと追い越して行く

そして
万象は枯れ
次元の中へと

吸い込まれ
消えゆく

更なる深みに
辿り着くまで