哀しくて
眠れる森
僕らは迷いこんで
密かにそっと
袂を別れた
健やかな空気
身体が痛くて
このまま
ずっと
目を閉じてたくて
繋いだ手の温もりだけ
胸ポケットの奥
しまったのに
冷たくて
冷たくては
息が凍えるんだ
切なくて
切なくては
君を思い
こうなんだよ
愛しくて
愛しくては
孤独が
染み付いてきて
哀しくて
哀しくては
涙溢れた
最良の人生
梅の香が
立ち込める
畦道を薄い
陽光と共に歩いて
なにやら
訝しげな
眼差しを
遠くに追いやる
眠たい目をこすり
見つめる視線の先は
愛おしいきみ
にこやかな笑みを
浮かべて
僕を待つから
いつでも
釣られて
微笑んでしまう
今日も何ともない
会話のなかに
小さい幸せを
幾つも感じたよ
一年前とは
地球が反転した様に
心豊かだよ
明日も
また会えるけど
こうやって
穏やかに
過ごせたら良いな
それを積み重ねて
日常になるように
思い合って
生きて行けたら
ふたりにとって
最良の人生に
なり得るかもね
だからまた
日々を積み重ねて
共に老いて
そしたら花見にでも
行こうよ
皺くちゃな
手を繋いで
きみとなら
そうやって
生きて行ける
そんな気が
するんだ