声迷線の彷彿線 どこ行き? -21ページ目

融解



他人に優しく
在りたいと
思っても

そうそう上手く
いくでもなくて

その度に
不甲斐なさを
痛感する

他人に優しく
された時
素直に感謝を
覚えるけれど

言葉にすれば
ぎこちなくて

その度に
苛立ちを隠せない

そんな時は
ふわっと
僕の掌に重ねて
君が微笑むんだ
大丈夫だよって

まだまだ
自己暗示が
溶けないけれど

このまま
流されて
ゆっくりに
なれば良いな

黒い鳥



月に隠れ
太陽は消えて
空を
覆い尽くすものは闇

何時からだろうか
僕達は
其れを
当たり前の如く
思っていた

光在る事さえ
忘れて

一瞬で一寸先の
未来を切り裂かれる
時代

奪い合うだけで
求め合う事をせずに

霞の中を
カラスが
飛んで行くよ

絶望感を
瞳に漂わせながら

はる


空は青く
澄み切って
酷く憂鬱にする

そんな時は
君の笑顔が
欲しくなる

ハラハラと散る
花びらに乗って
会いに行こうかな?

君はどんな顔
するのだろう

鮮やかな
色彩で
埋め尽くされた

街は
眩し過ぎるけれど

絶望だけじゃない
筈の道のりを
ふたりで
歩いて行くのだろう