融解
他人に優しく
在りたいと
思っても
そうそう上手く
いくでもなくて
その度に
不甲斐なさを
痛感する
他人に優しく
された時
素直に感謝を
覚えるけれど
言葉にすれば
ぎこちなくて
その度に
苛立ちを隠せない
そんな時は
ふわっと
僕の掌に重ねて
君が微笑むんだ
大丈夫だよって
まだまだ
自己暗示が
溶けないけれど
このまま
流されて
ゆっくりに
なれば良いな
黒い鳥
月に隠れ
太陽は消えて
空を
覆い尽くすものは闇
何時からだろうか
僕達は
其れを
当たり前の如く
思っていた
光在る事さえ
忘れて
一瞬で一寸先の
未来を切り裂かれる
時代
奪い合うだけで
求め合う事をせずに
霞の中を
カラスが
飛んで行くよ
絶望感を
瞳に漂わせながら
はる
空は青く
澄み切って
酷く憂鬱にする
そんな時は
君の笑顔が
欲しくなる
ハラハラと散る
花びらに乗って
会いに行こうかな?
君はどんな顔
するのだろう
鮮やかな
色彩で
埋め尽くされた
街は
眩し過ぎるけれど
絶望だけじゃない
筈の道のりを
ふたりで
歩いて行くのだろう