声迷線の彷彿線 どこ行き? -178ページ目

桜咲くは朔日に

日毎に増していく
風の暖かさと勢いと

押し寄せてくる
僅かな痛みと刹那さを
ないまぜにしながら
今は訪れる

香り高い春告げの
候はなだらかに
過去って

おおらかな空は
薄紅の蕾に
咲いておくれと
願いを促した

瞼を閉じた左目の
裏には
在りし日の思い出と
透明変わりし日の事を
見つめ続ける右目の
先には
待ち侘びる人の笑と
固く抱き寄せる時を

高くそびえる
樹に寄り添って
戻る事の無い
この瞬間を祝福
しようと心に秘める

メロディアス

滑らかに泡立てて
流線形をかたどる


煌びやかに伸びる
茜射す影に
差し出そう


色とりどりの
街の灯は


五線譜に並ぶ
音符みたいで


それに乗っ取って
唄 口ずさむ


君が
幸せである様に

君が愛で満たされる様に

君に不安が過ぎらない様に

君の哀が愛になる様に

此処で心を込めて

cloneco

飲み込まれそうな
濃厚な藍色見上げて
グルグル回る
星探したんだ

足元にじゃれつく
暖かな猫見つけて
キラキラ光る
瞳覗き込んだ

抱き上げて
深呼吸
儚さ切なさ
吐き散らして

また明日という
今日に心を持って行く
翡翠の様に
奇麗な黒猫の瞳を
君に見せたい
艶めいた肌触りの

バラバラに繋がる
浅い眠りの夢みたいに点滅を繰り返して

整合性は無くとも
際限無く続く
心地良さ
君に似てる
君に似合う

それならばきっと
制限無く創る
感情は
僕に似合う
僕に似てる