声迷線の彷彿線 どこ行き? -179ページ目

マハトマお願い

身を切る様な寒さの
風が吹くから

ゆらゆらひらりと
枯れ葉が舞うから

このまま立ち止まっていよう

灰色の空は
何故だか
神秘的で
僕の心を
酔い取れにする


肌を刺す
爪と痛みと温もりと

この世界に
渦巻いている視線を

全て笑い飛ばして
みたい

白い波の海は
無性に
悲しくて
僕を
置いてけぼりにする


駆け巡るあの鳥の様に麗らかな自由の中で

ただ…
抱き合い
笑いあいたい
揺られながら…

幻想と言う
嘘に抱かれて

巡り躍る世界の何処かで…
鳴り止まない
乾いた音と
泣き声響いて

それでも
待ち侘び続ける
誰もが
明日という日を

駆け巡るあの鳥の様に麗らかな自由の中で

ただ…
抱き合い
笑いあいたい
揺られながら…

愛と言う
泥に塗れて

僕の温度 君の鼓動

もしも今此処に
眼の前に在る
全ての音に
触れられるのだと
したら

僕はまず
いったい何に
優先的に
指先を
伸ばすのだろう?


かなり微細で
どうとでもなる
事柄なんだろうけど

回り足りて無い
頭の中で
深く潜り悩み
考えあぐねてる

例えば鳥の
羽ばたきだとか

冷えていく
月の満ち欠け

それとも
この身体にぶつかり
飛び散ってしまう
不器用な風なんて
ロマンティスト
みたいで
それとなく
よろしい感じ

けれど
三月にすくえる
流れ出した
雪解け水の様に

真新しくて
新鮮で真剣な
君が僕の事
好きって言う響きと
僕が君を
愛してるよって言う
響きを繋いで
抱き合わせた瞬間に
生じる温度の音階と


八月に見られる
ほんの少し
物哀しく
優しい長い尾の
夕焼けの様な

そんな
心象の印象を
覚えさせる
君が息をしてるって
言う脈打つ証しを

その小さな掌越しで
良いから
包むみたいにして
感じてみたい

永遠なんて
存在しないけど
僕が息してるって
事が終わるまで

ずっと ずっと
何度でも確かめて

そして他の誰かに
奪われようとも

違う誰かを
好きになろうとも

珍しく上がった
僕の温度が
氷河期に
覆い尽くされるまで

まだ ちょっと想うよ

帰ろうの陽炎

風が吹く
とても強く

時間を持て余しぎみ
取りあえず歩く

太陽のコンタクト
付け替えて
坂の上まで

ニットでできた
家を目指して

伸びて行く影
ひきちぎって
さぁ…

もうすぐ陽が
暮れるから

もうすぐ君が
目を覚ますから

早足で帰ろう
オレンジに染まり
ながら