声迷線の彷彿線 どこ行き? -158ページ目

灰になる晴れ

昨日までの
涙雨が嘘の様に

泣顔を見せた事の無い
貴方に相応しい
雲ひとつ散っていない
清々しい蒼空

僕らの心は
晴れないけれど

戻らない
止まらない時の
残酷さは誰しもに
等しく降ってくる

貴方は渇いて
しまうから

せめて
流れ続ける泪だけは
そのままで

忘却が濡れて
崩れる様に

白い姿
もう二度と
触れる事など
無いけれど

いつでも
胸の真ん中に
生き続けてるから

最後の夜

今日は
貴方が貴方のままで
居られる
最後の夜だから

想い出のなかと
息をせずに
眠っている
貴方の傍に

ココロを埋めさせて

揺らぐ蝋燭の炎と
零れていく緑の灰を
見つめながら

少しくぐもった声で
今も名を呼んで
くれる
そんな気が
しています

眼を瞑れば
柔らかに
笑いかけてきてくれる

交した約束を
守れる様に
凝らして

明日からを
歩んで行きましょう

また 逢う日まで

TRIP SHOOTERの後悔

遅く鳴っていく
鼓動を想いながら

早く鳴っていく
自らの鼓動が
こめかみから
伝播して
窓を震わす

だんだんと
真っ白に切り替わる
路を焦る足を
落とさない様に
右側を

見境の無い
通り魔のよりも
激しく乱射して

貴方を迎えに来る
者よりも

貴方を迎えに行けたら
良かったのに…