声迷線の彷彿線 どこ行き? -155ページ目

netsuryou

朧月夜
眼下に見通して

同じ様な
違う様な
刻を迎える

日めくりは
赤い日を指し

頬張る様に
砕く様に
貪って行く

あからさまに
緋 蒼 黄 橙
と 色は乱れて

曖昧にされど
根付きながら
夢は絶えない

遥かな 重い
耐え切れずとも
きっと枯れない

葉隠れ

苔で包んだ
飛び石を
片足で飛び跳ねて
向こう岸まで

小さな雨蛙
ついてきて
波紋の網で
手名付ける

沼辺に掛かる
柳の葉

昇り映える黄色を
避けて

さわさわと乾いた
足音を発てて

ほんの軽い面持ちで
静かに靡いている

spindle

回転する
ぶれること無く

必要以上に
速まることはせず

熱し過ぎない様に
ひたひたと
冷たくして

己が価値観を
ムキダシに解析
するから

歩調は13回を数え

抑圧した欲望は
何等妨げには
成り得ないの?

責者は見ている
割れた鏡で
手招いて陥るの

此処に膝を
つきなさい
戯れて
追い駆けるの

墜ちた深い罠まで