Last Ambient
撥条仕掛けの
螺子が切れて
動かなくなった世界で
色彩感覚は段々と
劣化して行き
次第に映ろう物は
白と黒と灰色
薄らいでしまう
褐色の影しか
残さずに
空洞のままの心の中を
音も立てず
通り抜けて行く
それでも
漣程の揺らぎすら
この胸には訪れず
ただ ただ鼓動だけが
何かの証を刻むかの
如くに
静かに撃ち続ける
夢見る事も無く
優雅な徒然
生者と死者
聖者と不誠実の
中間地点にて
宛も無くふらつき
漂いながら
息を殺す
息巻いている
明らかに不信を帯びた
無数の瞳の毒気に
ヤラレながら
ふと 預けた
視線の先には
まるで鮮血の様に
奇麗な紅い紅い
名も知らぬ花
全てを失い無くす
その時には
もう一度
思い出せる様
網膜に焦げつく程の
衝撃を詳細に
残像として
焼き付ける
螺子が切れて
動かなくなった世界で
色彩感覚は段々と
劣化して行き
次第に映ろう物は
白と黒と灰色
薄らいでしまう
褐色の影しか
残さずに
空洞のままの心の中を
音も立てず
通り抜けて行く
それでも
漣程の揺らぎすら
この胸には訪れず
ただ ただ鼓動だけが
何かの証を刻むかの
如くに
静かに撃ち続ける
夢見る事も無く
優雅な徒然
生者と死者
聖者と不誠実の
中間地点にて
宛も無くふらつき
漂いながら
息を殺す
息巻いている
明らかに不信を帯びた
無数の瞳の毒気に
ヤラレながら
ふと 預けた
視線の先には
まるで鮮血の様に
奇麗な紅い紅い
名も知らぬ花
全てを失い無くす
その時には
もう一度
思い出せる様
網膜に焦げつく程の
衝撃を詳細に
残像として
焼き付ける
斜陽 そして 落日
そして
今日も又
何人足りとも
擦り抜けて来ない
一日と云う時間が
循環して
それから
明日と云う名の
繰り返しの
うんざり加減に
支配される
ただ 鈴虫の声だけが
半狂乱に煌めいては
静かに沈みたい
夜の透き間を
埋め尽くして行く
暗がりに灯を
捜す事が
不毛な様に
希望などに
縋り憑いて
生きている事態
浅ましく
愚かしい
絶望には
時折だけれど
感謝している
同じくして
恐ろしく浅はかな
行為だと自覚は
するのだけれど
不確定要素の
強過ぎる
消えてしまいそうな
現象より
痛み 俯いて
打ち付ける時によって
この頭の真上には
空が存在している
事を感じ取れる
そんな感傷の様な
現実もあるのだから
こんな僕を憐れみ
嗤うのならば
嗤えば良い
疎ましく蔑むのならば
それでも構わない
この澱みきって
偽善と欺瞞に
充ち満ちた
世界などに
何を言われた所で
得られる物など
有りはしないから
今日も又
何人足りとも
擦り抜けて来ない
一日と云う時間が
循環して
それから
明日と云う名の
繰り返しの
うんざり加減に
支配される
ただ 鈴虫の声だけが
半狂乱に煌めいては
静かに沈みたい
夜の透き間を
埋め尽くして行く
暗がりに灯を
捜す事が
不毛な様に
希望などに
縋り憑いて
生きている事態
浅ましく
愚かしい
絶望には
時折だけれど
感謝している
同じくして
恐ろしく浅はかな
行為だと自覚は
するのだけれど
不確定要素の
強過ぎる
消えてしまいそうな
現象より
痛み 俯いて
打ち付ける時によって
この頭の真上には
空が存在している
事を感じ取れる
そんな感傷の様な
現実もあるのだから
こんな僕を憐れみ
嗤うのならば
嗤えば良い
疎ましく蔑むのならば
それでも構わない
この澱みきって
偽善と欺瞞に
充ち満ちた
世界などに
何を言われた所で
得られる物など
有りはしないから
morpheus
脆弱な意識を
霧のなかに漂わせて
白に流れる角膜
口角を上げたままの
夜に依るべを寄せて
夢の様に痛みを消す
神の名を冠した
銀の使いに
身を侵されて
とめどなく
止まない星の瞬きを
待ち侘びながら
灰になりそうな心に
朝焼けが墜ちて来る
のを願う
掴む物も撫でれずとも
その為にこの指先は
この声は
存在しているのだから
霧のなかに漂わせて
白に流れる角膜
口角を上げたままの
夜に依るべを寄せて
夢の様に痛みを消す
神の名を冠した
銀の使いに
身を侵されて
とめどなく
止まない星の瞬きを
待ち侘びながら
灰になりそうな心に
朝焼けが墜ちて来る
のを願う
掴む物も撫でれずとも
その為にこの指先は
この声は
存在しているのだから