【大矢知興譲小学校教育環境課題解消の最善策とは】子ども達の目線で、子ども達の為に何を選択するか

　現在、2月定例月議会において審議が行われている「大矢知興譲小学校の改築に係る基本計画、基本・実施設計予算」について、今回のブログで掘り下げていきます。

　市は、「大矢知興譲小学校の改築」において、現地建て替え案を予算として上程しています。

　この現地建て替え案は、工事期間が約28ヵ月と他の学校と比べても一般的な改築スケジュールであり、総事業費は概算で38億円となります。

　前回のブログで説明した様に、市長として「大矢知興譲小学校の改築」において、小学校改築までに約84ヵ月の期間を要し、約61億円の事業費となる観音山への移転案は受け入れることは出来ません。

≪参考ブログ≫

・【大矢知興譲小学校教育環境課題解決に向けて】現地建て替えが最善の方策～現実的でない移転案～

　こういった論拠の下、予算を上程した現地建て替え案ですが、今回の2月定例月議会教育民生常任委員会において、賛成少数で否決されました。

　中には、市の一連の教育環境課題解決手法への反発から、「大矢知興譲小学校の現地改築をする必要はなく、プレハブ校舎で問題ない。」との声もあります。

　私は今回の現地建て替え案が、大矢知興譲小学校の教育環境課題解決に向けて最善の策であると考えています。

　仮に、今定例月議会でこの現地建て替え案が本会議で否決された場合、どうなるのか。

　議会が現地建て替え案を認めなかった訳ですから、行政として今後現地建て替え案の提示を行うことは極めて難しくなります。

　一方で上記の通り、子ども達への負担の大きさと市内の教育環境の公平性の観点から、移転案を選択する余地はありません。

　となると、大矢知興譲小学校の教育環境課題はいかに解決を図っていくのでしょうか。

　一部の発言の様に、プレハブ校舎での対応を取らざるを得なくなります。

　仮に、プレハブ校舎という対応策を取ると、既存校舎の環境改善策も同時に図る必要がある為、大規模改修の必要性が出てきます。

　一連の対応で約5億円の事業費が掛かることになります。

　四日市市はこれはで小中学校で大規模改修を実施した場合は基本的に25年利用するというルールの下、各校の大規模改修を実施してきました。

　つまり今回、大矢知興譲小学校の教育環境課題解決に向けて「プレハブ対応」という選択をしたのであれば、大矢知興譲小学校の児童は現在の校舎のまま、不足の教室についてはプレハブ校舎で対応という方法で25年間過ごさざるを得なくなります。

　今回の現地建て替え案が否決されるということは、そういった顛末に向かう可能性が極めて高いということです。

　現地建て替え案かプレハブ対応(大規模改修)案のどちらが子ども達にとって良い改善案なのかは明らかです。

　私は、今回の議会において、大矢知興譲小学校の現地建て替え予算を確実に通し、大矢知地区の子ども達の教育環境改善を一刻も早く図っていかなければならないという強い想いを持っております。

≪関連ブログ≫

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