遠く離れていても

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18Apr
- ただいま
  昨夜遅くハンブルクから帰ってきた。やっぱり我が家は落ち着く。滞在中は、仕事の関係でハンブルクに住んでいる義理の息子の家に泊めてもらった。義理の息子は彼女の家へ避難？して、私に家を開放してくれた。ドイツは暖房費が高く、暖房を弱めにしてあるのでちょーっと寒かったけど、一人でのびのびと過ごさせていただいた。研修は一日だったが、他の日も勉強がてらの市内観光、昨日は朝早くからリューベックまで足を延ばした。写真も入れたいが、明日も仕事で早いので次回・・・。これから月末まで、私にとっては怒涛の日々となる。ブログはまたしばらく休業になるかもしれない。
13Apr
- 花冷えの続く4月
  一昨日、父と電話で話をした。関西も寒いらしい。こちらも寒い日が続いている。昨夜に続いて今夜も氷点下まで下がるという予報。夫は折角咲き始めた牡丹が枯れてしまうのでは、と心配でたまらないらしい。きっと大丈夫。明日から所用でハンブルクへ。3泊の予定。帰るときにはまた春の陽気に戻っているはずだから、帰るまで頑張って。
11Apr
- うまい！！嘉六もち
  切り餅でこんなに「おいしいなぁ」と思ったのは初めてかも。全国にはきっとおいしい切り餅があるとは思うが、ドイツのアジアンスーパーで買えるのはたいていあの〇ト〇の切り餅で、時たまどこそこの何々モチと、見たことのない地方のメーカーのおもち。海外生活では十分なのだ。なんの不足もない。しかも値段が高いので、高級品なのだ。が！魚沼産のモチ米ってだけで、なんか違う気がするのだが・・・一袋10枚入りで650円。でもそれだけの価値はあるかも。今年はまた10月から販売されるそうだ。日本からのお土産でいただいたもの。今日は蕪(Mairüben)をうすーく切ったのを入れたおすましを作り、トースターでお餅を焼いてお雑煮にした。感謝しつつ食した。・・・お土産でいただいたものの値段を明かして、読んだ方は何と失礼な、と思われたかもしれない。品格を落とすような真似をしてしまった。説明すると、この方、お手頃な値段でおいしいものを見つけてくる天才で、こんなのあったから次の帰省の際の参考にでも、と買ってきてくださるのだ。なので、最初から値段はバレバレ。そういう仲だということでもある。私も帰省すれば、日本に帰るときもドイツに戻ってくるときも、お土産には本当に苦労する。海外組はきっと毎回悩むところだと思う。お配り用に、軽くて、ぶっちゃけ先方に負担をかけない適当なお値段で、ちょっと気の利いたお土産を買うのは、一苦労も二苦労も三苦労もするものだ。おもちは重いのでなかなか買ってはこれない・・・私は船便で送ることになるかな。と、そう思うとまた、荷物の中におもちを入れてきてくださった御恩は一生！！！ということになるわけだ。はしたないことをした～っ！と言い訳の追記をしてしまったが・・・これくらいにしておこう・・・。
10Apr
- 応援は食べ物に限る
  風邪をひいて一か月近くなる。先週から少しずつ日常生活に戻そうとしているが、そろそろエンジンかけないと、今週末から今月末まで、私にとっては超超過密なスケジュールが待っている。それには勉強も必要で、3月中には終わっているはずだったのが、今もまだうだうだとやっている。。。この年齢で中高生のテスト前の詰め込みと同じことするのはつらいものがある。。。が、多くの人が年齢に関係なく頑張ってるんだもの、私もやんなきゃ。そんな私を応援するために　今日は夫と景気づけの日本食ランチに行ってきた。写真も撮るぞ。。。と意気込んでいたのに、すっかり忘れて家に帰ってから思いだした。食べ物を目の前にすると自分を見失うのか、私10年前、リハビリを終えたとき40キロ強だったその2年後甲状腺の治療をした後から、みるみる体重が増加していき、今や脅威のXXキロ（書けるわけない）最高体重を順調に更新し続けている。おや、まるで甲状腺のせいで太っているような書き方。違う、食べる量がずっとそのままなのがいけないのだ。運動量が減った今も昔と同じ量、時にそれ以上、腹八分目ではなく腹十二分目までも食べてしまうから。ああ、わかっているのにやめられない。が、しかしおいしく食べられるうちが幸せなのだ。・・・・・と、今日のところはそういうことにしておこう。
08Apr
- コバンユリ
  学名はフリチラリア・メレアグリス (Fritillaria meleagris)とのこと。ドイツではSchachbrettblume　チェス盤花。花びらの模様がチェス盤のようだから。白い花は馬酔木。雲がゆっくりと流れていくのを見ているだけで癒される。鳶が弧を描きながら頭上を飛び、すーっと丘の向こうに消えていった。暖かい春の日。
06Apr
- 可愛い椿
  お友達が持ってきてくれた鉢植えの小さな椿の花が開いた。可愛いな。ポートレートを撮るときだけ室内に。今はまた花曇りのベランダで、白い背景に小さいけれど真っ赤な花が艶やか。そのうち植え替えてあげよう。
05Apr
- 心惹かれる色
  もう忘れ去られてしまったかもしれないが、大ヒット映画「君の名は」で組紐がプチプチブレイクしたという。絹糸の伝統的な色がとても魅惑的だ。丸台という組み台があって、その台で一本の紐を組む。私はほんの少しかじっているだけで、組紐について語ることなどおこがましくてできないが、組紐に触れることができたドイツ人たちの中にも、すっかり虜になってしまった人がいる。奥の深い、贅沢な趣味である。
03Apr
- 昭和生まれで何が悪い
  『三種の神器』冷蔵庫、洗濯機、白黒テレビこの当たり前の家電を持つことが、当時、田舎から出てきた若い父と、今は亡き母の、ささやかな願いだったかもしれない。私が物心ついたときにはもうそろっていたと思う。もう少し後になったと思うが、家にダイヤル式の黒い電話が入ったとき、ちびまる子ちゃんのようにドキドキしながらダイヤルを回した。世の中は変わっていくもの、その場で留まっているいるわけにはいかないが、たまに思いだすあの頃は懐かしい。
01Apr
- 新元号は
  「初春の令月（れいげつ）にして、氣淑（きよ）く風和らぎ、梅は鏡前（きょうぜん）の粉（こ）を披（ひら）き、蘭は珮後（はいご）の香（こう）を薫（かお）らす」日本人なら誰でも答えられると思われているので、どういう意味か教えてほしい、などとドイツ人から不意に聞かれた日には赤っ恥をかくことになる。NHKのニュース放送同時提供で説明がされていた。なるほど・・・令和凛とした美しさに溢れてる。心なしか、今日は気淑く風和らぐような、穏やかな日だ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　白梅ではないけれど。あとひと月で平成が終わる。
- 夏時間の始まり　新元号前夜
  今日から夏時間になった。今年から夏時間はなくなるんじゃないかと思ったが、廃止があるとすれば2021年以降になるらしい。日本との時差は-8時間から-7時間になった。今日はおとなしく家にいた。明日から徐々に普段の生活に戻していきたい。3月後半、仕事がなくて本当に良かった。不定期の仕事なので、ないときはない。これから少し忙しくなるし、なにより覚えなくてはいけないことがたくさんある。この年になってもまだお勉強は続く。頑張れ、わたし。そして、明日新元号が告げられる！（日本は4月1日の朝になっているので、あと数時間の話だ）平成最後の、平成最後の・・・とどんなくだらないことにでも枕詞にしてくっつけて、もう聞き飽きてしまった。あと1か月、ラストスパートで「平成最後のXX」の嵐になるのだろうか。「夏」時間とはいえ3月の末日。我が家はまだのんびり春である。
31Mar
- モクレンに出会う
  昨夜、今まであまり感じられなかった、快方の兆しを感じることができた。今日はうららかな春の日差しがあんまり優しくて暖かかったので、少し散歩してみたくなった。とあるお家の庭先に、立派なモクレンが咲き誇っていた。写真を撮るか撮るまいかとためらっていたら、反対方向から歩いてきてた散歩中のご夫婦のご主人の方が、これまた立派なカメラで写真を撮られたので、私もスマホでさくっと撮らせていただいた。この写真ではモクレンなのか、桜か他の花か全然わからないが、間違いなくモクレンなのだっモクレンの花言葉は「自然への愛」だそう。自然好きのドイツ人にはピッタリだ。少し森の中も歩いた。「王の森」なのに裸ん坊の木ばかりで、森の中を歩いている気がしない。。。これじゃほんとの裸の王様だ。すぐに疲れてしまったので、30分ほどで帰路についた。
29Mar
- 桜はまだかいな
  昨夜書いたページが公開できないまま、きれいさっぱりどこかに消えてしまった。写真は大きすぎてアップロードできず・・・・・・チーン昨日、友人からボンに行かないかと誘われた。展示会を見た後、ボン旧市街の桜を見ようと思うんだけど、と。でも私の第一声を聞いて「まだだめね」と言われてしまった。「他の方にうつしても申し訳ないので」と私も丁重にお断りした。ボン旧市街の桜並木はこのあたりではちょっと有名である。Wikiを見るとFacebookの "Places to see before you die" で取り上げられて、以来観光客が押し寄せるようになったのだとか。2016年までは「桜祭り」なるものも催されていたが、近隣住民の騒音に対する苦情が相次ぎ、2017年から廃止されてしまった。Places to see before you dieは大袈裟な気もするが、ここから日出ずる国は遠く、誰もが行けるわけではないし、ヨーロッパの街並みと桜の組み合わせもなかなか美しい。そんな海外の桜の名所がいたるところにあり、ボンもその一つに数えられている。確かに、道の端から端まで続く桜並木がアーチを形成して、爛漫の頃は本当に美しい。そういえば2017年に行っていた。桜は国籍人種を問わず愛されるらしい。後でネットで調べたら、このところの寒さで蕾はまだ固く閉じたままのよう。行かなくて良かったかも。ボンの桜情報はこちらから　https://www.kirschbluete-bonn.de/
28Mar
- 春宵一刻値千金（しゅんしょういっこくあたいせんきん）
  夕食を食べていた時、窓の外が赤く染まっていた。窓ガラス越しに撮ってみたが、色はなかなか肉眼で見るようには。。。こんな空が左右に大きく広がっていた。夕食を食べる手を止めて、しばし見入ってしまった。春宵一刻値千金ここでは夜ではなく、宵の時間帯とする。春分の日が過ぎて、あとは夏至までどんどん日が長くなる。寒の戻りがあって気温の低い日が続いているけれど、日没が遅くなり明るい時間が長くなるにつれて、心も浮き立ってくる。ああ、これで風邪も早く治ってくれれば・・・今、発作的な咳に苦しめられている目には涙があふれだし吐きそうなる見るも無残な面相で、えずきながら咳をして、そのあとは滝のごとき鼻水・・・やめてくれー
27Mar
- 10年ぶりのインフルエンザ
  2009年、人生観を大きく変えた転機となる出来事がありました。集中治療室で人工的に眠っていた私の臓器は弱りはて、多臓器不全を起こしかけていました。自発呼吸ができなくなり、人工的昏睡状態から自分の力で目覚めることができなければ、その時は「覚悟しておいてください」ということだったらしいです。私は、目を覚ましました。呼吸器の管を通す穴をのどに開けられることもなく、目覚めた私は酸素吸入器に頼りつつも自分で呼吸していました。たった1か月半ほど眠っていただけで、寝返りを打つことさえできなくなってしまいました。目が覚め、ICUからHCUに、そして一般病室に移ると同時にリハビリが始まりました。ろうそくの火を、ふーふーと口から息を吐いて吹き消すことから。寝た状態から半身を起こす練習、ベッドの端に座る、から立ち上がる、から歩行補助具で一歩ずつ進む。。。寝たきりの時はトイレに行くこともできなかったので、おしめを経験しました。立ち上がれるよういなってからは、車椅子にしつらえたおまるで用を足すようになりました。病棟の廊下を歩き、階段が5段ほど上り下りできるようになったころ、リハビリセンターに移り6週間過ごしました。あれから10年あの時の地獄の痛みもほぼ忘れてしまいました。モルヒネで痛みを止めていたというのに。痛みは時間が忘れさせてくれるのです。家に戻ったのは秋が深まろうとしていたころで、その冬はインフルエンザにかかったら命とりというので、それまでしていなかったインフルエンザの予防注射を受けました。以来10年間、毎年受けて、そのおかげか、風邪をひいても症状が重くなることはなく、インフルエンザに罹患することもなく冬を乗り越えてきました。ところが！今シーズンはとうとう、インフルエンザにかかってしまいました！！！久しぶりの高熱は堪えました。そこから鼻、のど、目がやられ、ぜんっぜん良くならなくて閉口しています。今年のインフルエンザは特にしつこいのだとか。。。熱が出てからまだ10日ほど・・・完治までにはまだまだ時間がかかるのは必須。困りました。侮るなかれ、インフルエンザ。