欧州紀行備忘録 北極圏突入
1年前に訪れた欧州での旅の備忘録、前回からの続きです。
成田からフィンランドエアにてヘルシンキ、そこから”クリスマスエキスプレス”なる寝台列車に揺られ北極圏入口の街まで無事到着。
早朝に借り難いレンタカーを何とか手に入れ、先ず向かったのは世界最北端にして、日本人率の高いお馴染みマクドナルド。世界共通なその味は無難であり、取り敢えず安心を得られる。そんな自分が何となくイヤです。

腹ごしらえも済み、これから今夜のお宿のあるオーロラの見れる街”サーリセルカ”へ向かいます。
その前に少し寄り道し「サンタクロース村」へ。
この地味に寂れた感じの雰囲気がなんともフィンランドの人口の少なさを感じます。
サンタクロースと言えばフィンランド、フィンランドと言えばサンタクロースという事で、あまり興味はありませんがお約束程度に・・・。

やはりメジャーな観光地らしく、日本人がチラホラといらっしゃいますが、全体的にお客さんは少ない印象。依ってやはり日本人率は高い。
どうやらこの中にサンタクロースさんが居るらしい・・・。
この近辺にもう1ヶ所同じ様な感じで、「サンタクロースヴィレッジ」という類似品もありましたが、そちらは営業してませんでした。(時間が早かったからか)
アメリカのラスベガスもそうですが、”ニセラスベガス”の様な街が近所にあった事を思い出します。何処にでもあります、そんなもの。

寒いし、とにかく中に入ってみる事に。

入ってみるとお土産屋を基本に、サンタクロースに会える”部屋”というのがあり、行ってみるとなんと有料。子供達には無料でプレゼントを配るわりに、大人になった途端有料とは何と無慈悲なことか。頭の中は立派な子供なんですが。
世の中”金次第”という事実を再確認、これから一生懸命働きます。
ところでこの店の真ん中を通る白い線はというと・・・。

実はここサンタクロース村に立寄った理由の一つがコレ。北極圏の境界線が店内を通るというのが売りなのです。
なんとなくここから寒そうな印象。実際そんな事はありませんが。
お土産もめぼしいモノが見当たらず、この後特に何もせずに退散。
サーリセルカまで約250km、国道利用なのでそれなりに急がなくてはいけません。

絶え間なく振り続く雪の中、順調に北上を続けます。
気温はさほど低くないものの路面は固く締まった圧雪路面、なれない土地ゆえ慎重に歩を進めます。やはり海外は自身でハンドルを握る事で、その国と自身の距離がグッと縮まるように思います。

外気はマイナス、車内は暖房でポカポカ。なかなか快適なドライブ。
とその時、遠く道の上に何か生きモノが・・・。どうやら鹿??

と思ったらトナカイでした。

辺りをよく見回すと、いるわいるわ、ソコかしこ。
ロバニエミから2時間も走るとかなりの田舎になり、人影や店舗、ガソリンスタンド等も殆ど目にしなくなります。
そこには大自然があるのみで、ここでは我々人間よりトナカイの方が偉いのです。
車のドライバーはトナカイが過ぎ去るまでちゃんと待っています。

サーリセルカの街の直前で脱輪したトレーラが・・・。寒いのにご苦労様です。

事故現場を右折するとそこはオーロラの見える”サーリセルカ”に到着。
かなり暗いですが、まだ午後4時前です。

車で10分もあれば、1周出来てしまう小さな街を中心部まで進むと、これから1週間程お世話になる”ホリディインサーリセルカ”が見えてきました。
宿の前で日本人の団体がブリーフィング中。しかしこんな僻地にも沢山いるものです。
日本からインターネットで簡単に予約が出来てしまうので、20年前の旅事情から考えられない程大きく変わりました。チェックインもパソコンでプリントアウトしたバウチャーとホンの少しの笑顔を見せるだけでフロントの金髪熟女はキーを渡してくれます。
本当に便利な世の中になったものです。

荷物を置いて早々にシャワーを浴び、そのまま少し早い夕食を摂るべくホテル内のレストランへ。

サーモンとチーズのクリームショートパスタ。€8也。フィンランドのチーズの味は良くしりませんが、クリームに濃厚さを加え中々美味しく頂けました。

フロント横にあるレストランから見える室内プール。このホテルを選択した理由はこのプール。オーロラ観賞目的で訪れたサーリセルカだったので、日中は確実に暇であろう事が容易に予想出来たから。
日中のアクティビティは犬ぞりくらいでしょうか・・・他にも多少はあるでしょうが、特に興味の無いものばかりだったので尚更。

11月12日は平日です。日本で普通に仕事をされている方に申し訳ないと思いつつ、ワインが旨いわけです。というか余計に旨いのかも知れません。(ロクな死に方しないと思った次第)

あまり飲めない酒と慣れない環境、現実離れした状況に酔いも回り自身破壊。普段も壊れかけてますが、この時はマイナス気温にTシャツで平気な程壊れていた様です。
このあとは察しの通り、深い深い眠りへと誘われた事は云うまでもありません。
到着した次の日位はゆっくりしたいと思いつつも、午前4時起床してノルウェイへ向かってみます。
今更な欧州紀行 フィンランドへ
今更感が漂う感じですが・・・。
一昨年末に巡ったヨーロッパ旅行の画像をふと眺めていた所、薄れつつある記憶を辿ってみる意味で、ブログ記事にしてみようと思いました。
これを行動に依って、自身の記憶が更に深く刻まれるでしょうし、次回への活力及び、不特定多数(いや不特定少数が正解)の方への旅情報としてお役に立てる事は、記憶を文字へと変換する歓びへと繋がります。
当時から一年少々経過しているので、曖昧であったりする事もあろうが、出来る限り慎重に書きたい所存。

懐かしや、11月11日の昼の飛行機に乗っていた。
パスポートは有効満了まで3カ月というギリギリ状態だった。つまり今は切れている。

3日程前に両替したばかりのピン札のユーロ。日本円で大7枚程両替した所、超円高のお陰で€700近くになってお得感が・・・。
この後、暫く食べられないだろう味噌ラーメンを啜りながら、少々の長旅へ思いを馳せる。
人生で数回海外には行っていますが、この成田での出発待ちが一番ワクワクする時間かもしれない。でも飛行機が怖いのはいつまでも同じ。

今回利用する”エア”はフィンエア。無論初めてのご利用。
この飛行機でフィンランドのヘルシンキへと向かいます。
知りませんでしたが、「役所広司」がイメージキャラクタでした。
不人気なのか便数が多いのか、ヘルシンキまで一番安価な航空会社。
空港の一番端っこの方に追いやられてる?のかたまたま端っこなのかは不明ですが、飛行機に至るまでに時間が掛かった。
時間通りに動いていたにも関わらず、同行者のカメラマンが荷物の中にカイロ用のベンジン(燃料)が入っていた為、呼び出しが掛かり搭乗に間に合わない?!という事態に。しかし燃料を廃棄させられる事で無事解決し、無事着席。

かなり恐怖ですが、やはり窓側が良いのは子供と同じです。
宙に浮いてないので、まだ余裕があります。

この画像は当局から厳重注意かも。
この時点で私の手中は滝の汗・・・。あと数分の恐怖は尋常ではありません。

成田を出発して5時間程度。地図上だとロシア上空。この辺まで来ればもう大丈夫。ご飯を食べる余裕も生まれてきます。それにしてもロシア白過ぎ、何も無いにも程があります。

おっと、並走している飛行機発見。この後、もう1機増えて3機で並走・・・なんて場面にも出くわした。
今の所、エンジントラブルも無さそう。無事に地面に降りれますよう・・・。

飛行機からの眺めばかり。この画は成田の画像と同じ様な感じですが、フィンランドはヘルシンキの眺め。ここもロシアと変わらず、特に何も無い。茨城と言われるとそう見えてくる画像です。

11時間程エコノミー席と付き合い、無事地面に足を付く事が出来ました。ヘルシンキヴァンター国際空港に到着。
日本から一番近いヨーロッパ、フィンランドへとやってきました。
現地時間で夕方前。時差が7時間程マイナスなので、日本時間で言うと夜中です。

ヘルシンキ空港はトランジット(乗り換え)として利用される事が殆どの様で、同乗者の8割の人が乗り換えラウンジへと向かっていた。
降りる人の方が圧倒的に少ない為、混雑とは無縁で荷物の引取、入国審査はベリースムース。
ここヴァンター空港から”サンタクロースエキスプレス”なる北極圏へ向かう寝台列車へ乗車する為、日本でいう所の”エアポートリムジン”の様なバスで移動。

30分程でヘルシンキ中央駅到着。この暗さですが午後4時位です。

ヨーロッパ的な駅の作りのヘルシンキ中央駅内部。でも6個のプラットホームしかない。

まだ11月だからか、それほど寒くない。気温は5℃~7℃。
それにしても日本人皆無。これぞ個人旅行であり、メジャーな旅先出ないというトコだろうか。

写真や駅が珍しくて、1時間程練り歩く。大きな荷物も特に預ける訳でもなく放置したまま、歩き回るも盗まれる雰囲気は無いのが良い。
さすが北欧。人種的に余裕があるのが窺い知れる(勝手に思ってるだけかもですが)


小腹が減ったので、フィンランドでの初食事。
やはりこういった場合、選べないのもあるが無難にパン系になりがち。
悔しいからカップケーキも付けてみた。特に旨い事も無かったかな。
その後、電車到着までたっぷり時間があったので、駅近のスーパーやらデパートやらを散策して廻った。同行者が成田で取り上げられたベンジンを買うのに相当苦労していたのが可笑しかった。どうやら英語が通じ難いというか、「ベンジン」という言葉が英語というのに気付かず、ペトロールだのガソリンだの発していたので、怪訝そうな北欧人が印象的だった。

そうこうしている内に「サンタクロースエキスプレス」到着。
ここから12時間程度揺られる事になります。飛行機で寝たか寝ないかの様な状態だったので、今夜はよく眠れそうだ。特に時差ぼけは無し。
この国というか、ヨーロッパ全体?というか日本だけなのかも知れないが、電車の出発等々のアナウンスが全く無いのが凄い。旅行者だからそれなりに先手先手で動いてはいるものの、ウッカリは許されない。
この列車も12時間掛けて旅をする列車の割に、時刻表次第で冷酷にも動き出してしまいます。駅構内の放送は全く無し。無論時間前に乗車し、寝台車の部屋も確認して万端でしたが。
すこぶる乗り心地が良い事もありますが、発車したのに全く気付かない程でした。つまり日本で言う「はぁ~車~しま~すぅ~」なんて事もないわけで・・・。

部屋でシャワーも浴び、夕食の為にレストランカーへやってきました。
時期が悪いのか良いのか、やはり他の客の姿もまばらでした。混み合うのは好きではありませんが、空いてる事で東洋人に視線集中。

見た目“揚げドーナツ”の様な”カレーパンパン粉無”の様な、やはり”パン系”を発注。一緒に飲むビールは”クルタ”という製品。
これまたビール共々微妙な味わいでした。私はフィンランドに永住出来ない予感が早くもしてきました。

10時間程の爆睡の後、無事目的地の「ロバニエミ駅」に到着。
北極圏の玄関口です。

もう朝8時半にも関わらず、完全に夜ですわ。画像にある通り、北極圏に程近い割に気温摂氏2℃という事で意外と暖かいわけです。
ここからはレンタカーを借りて、この先1週間の宿のある「サーリセルカ」とう街へ。この街は完全に北極圏内にあり、オーロラの見れる街として有名です。
さて、この小さな駅からレンタカーを借りるわけですが、レンタカー等の看板が一切見つかりません。確かに日本から予約を入れてあるので間違いないはずです。
この小さな駅ですから1周するのも数分で出来てしまいます。下車する人が少ない上、まごまごしていると駅構内には誰も居なくなってしまいました。困惑していると独りのフィンランド人が話し掛けて来ました。
そう言えば構内一人だけいました。てっきり待ち合わせか何かかと思っていたら、まさに待ち合わせだった様です。
そう、それは予約したレンタカー会社の人で、駅に特にオフィスが無いので、レンタカー会社から車を運んできて、駅構内で手続きをし、車を渡すという変則方式でした。
今まで海外でレンタカーを借りた事はありましたが、こんなパターンは初めてでした。田舎で車を借りるとこうなのでしょう。

無事レンタカーをゲットした直後に立寄ったのは「マクドナルド」。
なぜわざわざマクドナルドなのかと言えば、朝食を摂る為は勿論の事、このマクドナルドは少し特異な店舗なのです。

絵葉書も配って宣伝してましたが、このマクドナルド、世界最北端の店舗なんです。
最北端だからと言って特に何かあるかと言えば、旗が掲げてあるのと、絵葉書を配ってるという事程度で、ビックマックの味に変化はありませんでした。

それにしても早朝のマクドナルド、最北端という事もありましょうが、日本人率の高さに驚愕しました。というか客全てが日本人だったのには少々閉口。という自分にも閉口したわけですが。店内は完全に外人のアルバイトがいる日本のマクドナルドと化していました。
お腹を満たした後は、淡々と北上する事にします。
因みに下のiphoneの待ち受けは、現地使用状況を撮影。アンテナの横の”elisa”というのは現地のキャリアです。

これから画像中心に展開していこうと思っております、この企画。
不定期に更新していきますので、お付き合い下さると嬉しい限りです。
