欧州車かく語りき。 -147ページ目

内圧コントロールバルブ 装着

永きに渡り、巷の評価を聞くたびに装着したい衝動にかられていた内圧コントロールバルブ。

しかし、機能は別としても、大きさや、その造り、おまけに元切削加工業の私からするとどうしても高額だ。
NAGさんトコの発案料やアエラさんの加工賃、アクティブ、プロト等の問屋業の在庫負担金が載るとこんなモンなのかもしれない。

それにしても、BMW用¥26000は如何なものか・・・。DUCATI用に関しては5万近い。さらにラム圧仕様車はブローオフも追加装着で8万オーヴァ??

当初、胡散臭いモノが多いこの手の部品は、てっきり”モーターアップ”等の怪しい添加剤やタンクに入れると燃費が上がるという金属の紐?的なモノと同じククリだと思っていた。

ところが、私の10年来の愛読書であるバイカーズステーション誌に吉村誠也さんが興味深い連載をされていた。ご自身のXJ900を爽快に走らせようというその企画だが、一部内圧コントロールバルブを装着し、好結果を得ている様子が書かれていた。

その当時はあまり興味がなく、ふ~ん程度だった。

しかしその後、佐藤編集長がタイミングよく特集を組んで下さり、熟読してみると目から鱗だった。
単なるワンウェイバルブだと思っていたものは、実はそうでは無かった。
確かにワンウェイではあるものの、クランクケース内の脈動を管理するという事。

キャブレターを交換し、エアクリーナーが無くなった場合、ブローバイは基本的に大気解放になります。(毒ガスなのでファンネル近辺に戻しますが・・・)

素人な私は、クランクケースやカムカバーから出ているブローバイはパイプを通って排出されているだけと思い、逃がしてあげれば全て良しだと思っていた。
しかし実際はそうではないらしい・・・。

特にこのバルブは、一つのクランクケースを共用しているボクサーエンジンやVツイン等には有効らしい。
そんな思いや取り付けた方々のコメントを聞き、今回ある情報の下、装着に至った。

前置きが長くなりましたが、今回装着したのは前述の”アエラ製”ではありません。
やはり金額が高いです。私に取ってとりあえず試す金額ではありません。


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今回装着するのはR1150RS。このR259系のエンジンは非常に強力なエンジンブレーキが発生します。逆を言えばトルクフルという事にもなりますが、エンジンが暖まっていないと特に顕著です。正直RSと比較すると1200GSはエンブレは4気筒並みに穏やかに感じます。(奥に僅かに見えているのがブローバイパイプ)

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R1200系だと、タンクはおろか、カッターとプラスドライバーだけでイケるほど装着が容易ですが、R259系は先の画像の通り、かなり奥まった所にブローバイパイプがあります。
サイドカウルのみ外して、しばらく考えましたが、やはりタンクを外すのが近道と考え、タンクを降ろします。

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これが今回装着した”とある車両の純正部品”の内圧コントロールバルブ。アルミの切削品で中々のクオリティです。ネット等で検索しても流用されている方多数。ホースバンドを2本別購入でも約¥4000。安いが一番。

RSのブローバイパイプ約15ミリ。この部品は約14.5ミリ。
取りあえずパイプを切断し、仮装着すると、まあまあな手応えでホースバンドで固定すれば問題無い範囲。R1200系のパイプは内径22ミリとの事ですから、物理的にかなり無理があるのと同時に、それなりのパイプを使用していることから察するに、流用車両とのクランクケース容量の違いが気になります。排気量は近いですが・・・。

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装着完了。ここまで約40分。この後も問題なく作業が進み1時間半程度で終了。
考えながらやった割には意外に簡単でした。R1200系ならもっと早いでしょう。

さて、最後は走っての感想。
エンジンが軽くなりました。確かにエンジンブレーキが弱くなっています。ピックアップも良くなり、発進が楽になりクラッチへの負担が明らかに減っています。第一印象、悪い部分はありません。確かにこの部品が純正で装着されている車両もエンジンブレーキが殆どなく、ピックアップも非常に鋭い事を思い出しました。

こうなるとアエラ製との比較をして差異を確かめてみたくなるのが人情ですが。

とりあえず、今日は時間の都合で1時間程度しか走行出来なかったので、より深い所までの評価は出来ませんが、約40キロ走り、トラブル等も今の所は出ていません。
走る事がとても楽しく、¥4000の費用効果は絶大でした。R259系の方には非常にお勧めかと思います。

また、トラブル等が発生した場合はこちらに書きたいと思います。

伊豆スカピストン

年末の忘年会から約2か月。伊豆箱根へ走りに行きました。

その日はバレンタインデイであると同時に、初夏を思わせる天候に恵まれ、絶好の行楽日和で、梅はおろか桜も咲いてしまいそうな陽気でした。

まだ2月だというのに、地球もそろそろ寿命か・・・。

それはさておき、今回の同行者は仕事仲間のK山さん。忘年会も同行した私よりも上手の大のオートバイ好き。

西湘バイパスから箱根新道を駆け上がると、やや雲行きが怪しくなり、大観山頂上は猛烈な霧に覆われ一時は退散も考えたが、そこで話しかけられたCB1300の方は伊豆スカイライン方面へ向かうとの言葉に背中を押され当初の予定通り伊豆スカイラインは亀石峠パーキングを目指しました。

結果大正解。さっきまでの霧はすっかり晴れわたり、気温はウナギ登り。
前日の雨の名残も全く無く、道路も完全ドライ。最高です。

亀石峠にて、先ほど会ったCB1300の方と再会し、しばし談笑。
その後、某オートバイ月刊誌が撮影に使用するカーブにてせっかくだからと写真を撮りました。

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暖かな日差しの中、綺麗なオートバイが映えます。

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なかなか果敢に走り抜けます。手入れの良い旧車はとても良く走る。

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K山さんに撮ってもらいました。ちなみにデジイチ初体験。

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はじめて触ってここまで撮れれば上出来です。正直私と変わらない・・・。
一応高校生から、素人ながら撮り続けてるのに。向いてないのか。

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ちょっとイジってみました。<ヨリキさん>どうでしょう??色でごまかしてみました(笑)

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ここのパーキング初めて停まりましたが、良いトコでした。(いつもは勢いよく通過)

二人とも夕方より用事があったので、適当に走って遅い昼食を食べて帰宅の途につきました。

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真鶴の”魚伝”さんのアジの土佐丼。かに汁と小鉢がついて¥1995也。なかなか美味。
K山さん、また行きましょう。お疲れ様でした。

R100RS ミッション デフ シャフト 油交換

このオートバイは購入当時、ギアのタッチがすこぶる上等で走っていると気分が良くなる程でした。この年式、機能等イメージと大きく違ったのが要因とも言えるが、心地良いに変わりなかった。

しかしA型な私は、いつ、だれが、何を…といった所が非常に気になる性分。
当然エンジンをはじめ、各部油脂類の交換を行いました。

いままで、自分の中で全てにおいて操作感やエンジンフィーリング等向上が見られた事からモチュールの科学合成油がお気に入りで、このーオートバイにもエンジンに300Vの15w-50、ミッションにもフルシンセを投入していた。

エンジン本体は、振動や異音も無く好調。懸念されたオイル滲みや漏れも無い上、1000キロに1L減ると言われる2バルブボクサーにも関わらず、2000キロ走行後の本日確認すると、ナント減少は皆無。ディップのMAXをキープしていました。

しかしここ最近、ミッションタッチが悪化が目立ち始め、デフとシャフトは交換して無かったので、ついでに交換することにしました。

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これが購入当初ミッションのみ交換した際使用したモチュールの100%シンセのギアオイル、75w-90。
マニュアル指示だと80w-90でしたが、冬には良かろうとの事での選択。この手の車両にはオーバークオリティとも言われたが、自分が納得出来ないのでしょうがない・・・。

先ず、硬~いギアオイルに熱を持たせ、抜き易くするために近所を20分ほど走行。
その後排出。

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ここはミッションのドレン。ちょうど腹下、マフラーのコレクター部分の直近にあります。
それなりに温まりはしたが、やはり硬い。なかなか抜けない。

三か所ある、オイルをそれぞれ抜いていたら日が暮れてまた日が昇りかねないので、ミッション、シャフト、デフそれぞれドレンを全て一緒に解放。

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手前が、シャフトオイルのドレン。
これは1150系や1200系にはない。聞くところによると、シャフトが熱を持つらしく、それを冷却する為にあるらしい。おまけにここはシールが全般に甘く、水分が混入しやすい模様。ここに150cc使用。

そして後ろ側にあるのが、デフのドレン。こちらはBMW乗りなら周知のモノ。
こちらに350cc使用します。

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ミッションは半年前に交換したのでそれほどの汚れや、粘度の低下もさほどみられない。デフも初めて交換だが、問題無いレベルだった。

しかしシャフトはやや乳化していた。カフェオレ状態で褐色である。

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今回投入のオメガ690シリーズのフルシンセギアオイル。定価で¥6000をネットで¥4500。これまたオーバークオリティーでしょうね。ミッションには850cc使用。

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シャフトオイルのフィラーは上を向いているので、漏斗にて投入。

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問題はこの横を向いたデフのフィラー。漏斗にホースを取り付けないと無理。
そこで、いつ買ったか、注射器を発見。

フィラーに注射器を直に突っ込んで入れてみたが、だいぶ奥に入れないと入口より逆流してしまう。適当なホースを探すとブレーキのエア抜きに使用するホースの余りを発見し、注射器にあてがうと、バッチリ。

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以前使用した事のある、オベロンもそうでしたが、オメガも真赤な色をしています。
イチゴの味がしそうな感じですが、やはりギアオイルのタマネギの腐ったような臭いがします。非常に臭い・・・・。
それを30ccの小さな注射器を使用し、この作業を10回以上も繰り返します。
間に合わせだけに致し方ありません。11回入れた所でフィラーより溢れたので終了。

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ギアのシフトリンクの所にミッションのフィラーがあります。
こちらは漏斗で850cc注入。一応溢れる所まで入れて終了。

冬場の作業は寒くて、手が痛かったりして大変ですが、昨日同様春の陽気の中での作業で、とても楽でした。

その後、この陽気に後押しされチョイ乗りし、フィーリングチェックしました。
デフとシャフトは無論わかりませんが、ミッションタッチにはあまり変化は見られませんでした。購入当初の吸い込まれるようなタッチでは無く、モチュールと同じやや渋さというか、押し込むような感じです。もう少々様子を見ようと思いますが、高い買い物・・・いや勉強代になってしまったかも知れません。

相性や好みもあるので、自分で色々試すしかありません。行き付けのオートバイ屋にその旨を伝えると、やはり半化学合成程度の方がタッチは良いとの事。鉱物はともかく半化学くらいは試してみよう。

今まで、フルシンセしかあり得無かったので、目から鱗・・・。もしダメならまた入れ替えれば良いか。食わず嫌いはよろしくないですね。