内圧コントロールバルブ 装着 | 欧州車かく語りき。

内圧コントロールバルブ 装着

永きに渡り、巷の評価を聞くたびに装着したい衝動にかられていた内圧コントロールバルブ。

しかし、機能は別としても、大きさや、その造り、おまけに元切削加工業の私からするとどうしても高額だ。
NAGさんトコの発案料やアエラさんの加工賃、アクティブ、プロト等の問屋業の在庫負担金が載るとこんなモンなのかもしれない。

それにしても、BMW用¥26000は如何なものか・・・。DUCATI用に関しては5万近い。さらにラム圧仕様車はブローオフも追加装着で8万オーヴァ??

当初、胡散臭いモノが多いこの手の部品は、てっきり”モーターアップ”等の怪しい添加剤やタンクに入れると燃費が上がるという金属の紐?的なモノと同じククリだと思っていた。

ところが、私の10年来の愛読書であるバイカーズステーション誌に吉村誠也さんが興味深い連載をされていた。ご自身のXJ900を爽快に走らせようというその企画だが、一部内圧コントロールバルブを装着し、好結果を得ている様子が書かれていた。

その当時はあまり興味がなく、ふ~ん程度だった。

しかしその後、佐藤編集長がタイミングよく特集を組んで下さり、熟読してみると目から鱗だった。
単なるワンウェイバルブだと思っていたものは、実はそうでは無かった。
確かにワンウェイではあるものの、クランクケース内の脈動を管理するという事。

キャブレターを交換し、エアクリーナーが無くなった場合、ブローバイは基本的に大気解放になります。(毒ガスなのでファンネル近辺に戻しますが・・・)

素人な私は、クランクケースやカムカバーから出ているブローバイはパイプを通って排出されているだけと思い、逃がしてあげれば全て良しだと思っていた。
しかし実際はそうではないらしい・・・。

特にこのバルブは、一つのクランクケースを共用しているボクサーエンジンやVツイン等には有効らしい。
そんな思いや取り付けた方々のコメントを聞き、今回ある情報の下、装着に至った。

前置きが長くなりましたが、今回装着したのは前述の”アエラ製”ではありません。
やはり金額が高いです。私に取ってとりあえず試す金額ではありません。


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今回装着するのはR1150RS。このR259系のエンジンは非常に強力なエンジンブレーキが発生します。逆を言えばトルクフルという事にもなりますが、エンジンが暖まっていないと特に顕著です。正直RSと比較すると1200GSはエンブレは4気筒並みに穏やかに感じます。(奥に僅かに見えているのがブローバイパイプ)

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R1200系だと、タンクはおろか、カッターとプラスドライバーだけでイケるほど装着が容易ですが、R259系は先の画像の通り、かなり奥まった所にブローバイパイプがあります。
サイドカウルのみ外して、しばらく考えましたが、やはりタンクを外すのが近道と考え、タンクを降ろします。

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これが今回装着した”とある車両の純正部品”の内圧コントロールバルブ。アルミの切削品で中々のクオリティです。ネット等で検索しても流用されている方多数。ホースバンドを2本別購入でも約¥4000。安いが一番。

RSのブローバイパイプ約15ミリ。この部品は約14.5ミリ。
取りあえずパイプを切断し、仮装着すると、まあまあな手応えでホースバンドで固定すれば問題無い範囲。R1200系のパイプは内径22ミリとの事ですから、物理的にかなり無理があるのと同時に、それなりのパイプを使用していることから察するに、流用車両とのクランクケース容量の違いが気になります。排気量は近いですが・・・。

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装着完了。ここまで約40分。この後も問題なく作業が進み1時間半程度で終了。
考えながらやった割には意外に簡単でした。R1200系ならもっと早いでしょう。

さて、最後は走っての感想。
エンジンが軽くなりました。確かにエンジンブレーキが弱くなっています。ピックアップも良くなり、発進が楽になりクラッチへの負担が明らかに減っています。第一印象、悪い部分はありません。確かにこの部品が純正で装着されている車両もエンジンブレーキが殆どなく、ピックアップも非常に鋭い事を思い出しました。

こうなるとアエラ製との比較をして差異を確かめてみたくなるのが人情ですが。

とりあえず、今日は時間の都合で1時間程度しか走行出来なかったので、より深い所までの評価は出来ませんが、約40キロ走り、トラブル等も今の所は出ていません。
走る事がとても楽しく、¥4000の費用効果は絶大でした。R259系の方には非常にお勧めかと思います。

また、トラブル等が発生した場合はこちらに書きたいと思います。