なんでもない、ふつうの日々を愛おしむ、
暮らしのジャーナリスト
 
くらしスト
国際薬膳師国際中医専門員(旧国際中医師)
やくぜんもとこです


洋服が欲しくなったとき、買う前など、自然と頭に浮かぶことばがあります


"おしゃれは、服の数じゃない"


もう30年近く前に、ある雑誌の付録に書かれていたことばです


付録は、8着の服と、3足の靴を使った、コーディネート本


パリを思わせる小洒落たイラストは、今でも思い出せるほどオシャレでした



服の内訳は


ペンシルストライプのジャケットとストレートスカートのスーツ

赤の丸首カーディガンと半袖ニットのセット

白地に細い黒のボーダーカットソー

白い長袖シャツ

黒のリブタートルセーター

黒のストレートパンツ

プリーツスカート

ノースリーブの水玉のワンピース



靴は


ローファー

ストラップ付きフラットシューズ

ショートブーツ


うろおぼえなので、色などがあやふやですが、カラータイツやベレー帽など小物で変化をつけたコーディネートは、さりげなくオシャレ


夢中でページをめくっていたら、最後にそえられた一文にトドメを刺されました


"この組み合わせがすべてではありません

ご紹介した服と靴で100以上の組み合わせができるのです"



ワタシ的8着と3足はコレ、でした



たった8着の服と3足の靴で?!

100以上の組み合わせができる?!


当時、アパレルメーカーのファミリーセールのたびに、予算ギリギリまで服を買っていた身には、驚きしかありませんでした


コレ以降、

"おしゃれは、服の数じゃない"

を深く、キモに銘じるようになりました


と、同時に、服が欲しいかも?

そう思ったときは、クローゼットを見渡し


「ほんとうに、今必要?」


「買ったまま、着てない服はない?」


おのずと、自分に問うようになりました




ブラウンとブラックの組み合わせ、大好きです



荷物が多い日でも、女性らしさは忘れたくない



歩く日は、両手を開けたいタチ



必要な服の数は、洗濯の頻度やライフスタイルで違うので、さすがに8着は厳しいです


ただ、クローゼットにかけるハンガーの数は40本と決め、増やさないようにしています


そのために、1着買ったら、1着処分する

つまり、処分する服がなければ、買わない


そう、決めています


今は、服を買わないチャレンジをしていますが、肌着や靴下なども同じ


くたびれてきたかも?と感じたら、古いものを処分して、新しく買います



思えば、幼いころは、姉や従姉妹のお下がりばかり着せられていました


はじめて、自分で選んで洋服を買えたのは、中学2年生のときです


お年玉を握りしめながら、どきどきは止まらず、お店の隅から隅まで見てまわって、「コレ!」と1着を選びました


洋服を買うコトがイベントだった、あのころの気持ちを、服を買わないチャレンジ1年後、来年の4月17日に、味わえるかもしれません


期待に胸をふくらませながら、残りの期間は、今持っている服を楽しんで着たいと思います



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