モンテッソーリの視点で考える地震対策《今できること》 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

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中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 

連日の地震のニュースで、心休まらない時間が

続いていますが、皆さん、いかがお過ごしですか。

 

日向灘を震源とする地震により被災された皆さまに

心よりお見舞い申し上げます。

 

どんどん防災セットがネット上でも購入が難しくなる中…。

我が家も、定期的に入れ替えはしてきたつもりでも

非常食の賞味期限が少なくなりつつあるものを発見。

 

入れ替え・買い足しを行いました。

 

 

モバイルバッテリーは日頃から使用しているものの

今回は防災用に大容量のこちらを追加。

太陽光で充電ができ、悪天候の場合は

手回しで充電もできるため

いざという時のために安心です。

 

 

 

家族をはじめ、義理の両親、自分の両親たちとも

指定となっている避難場所

災害伝言ダイヤルの確認の仕方なども

それぞれ再確認しました。

 

 

我が家の家具はほとんど造作ですが

一部娘が低学年の頃に購入した背の高い棚

転倒防止の伸縮棒がついているため

緩んでいないかの確認も行いました。

 

 

 

 

整えたいのは「子どもの心」

 

このような物的環境を整えることも大切ですが

特にお子さんが小さい場合、一番考えたいのは心のケア。

 

人間は自分が経験したことないこと、

得体の知れない何かと向き合わなければならない時

「怖い」という感情が生まれるのは当たり前のこと。

 

特に、子どもにとってニュースから断片的に

聞こえてくる話。

もしかすると、お友達や家族などとも

自然と地震の話題となることが

しばらく続くかもしれません。

 

 

モンテッソーリの原則は「事実に即す」

 

生きていれば、自然災害や誰かの不幸など

直面しなければならない時が出てきます。

そんな現実を子どもと一緒に乗り越えなければ

ならない時、モンテッソーリ教育ではどうするか。

 

原則は「事実に即す」です。

 

大人たちはついつい現実を子どもたちから

隠したくなる時がありますが、

子どもたちには「正直さ」と「敬意」がふさわしいと

多くのモンテッソーリ教師たちが口にします。

 

子どもに良かれと思って隠したはずの事実が

次の日に登園してみたら

実は家庭で聞いた話とは違っていた。

 

そんな混乱を避けるためにも、

子どもたちにはシンプルに起きていることを

伝えます。

 

もし今回の南海トラフ地震の注意についてであるなら

地震が起きるかもしれないという事実のみを伝え

被害予想にまつわる数字等は必要ないと思います。

敢えて怖がらせるのではなく、あくまでも

すべての人たちが注意をしてお互いを守り合う。

そんな共通の利益のために

一致団結をする大切さを説くという前提です。

 

 

心の安全基地であることを示すということ

 

もちろん予想ができないからこそ

恐怖を感じるのは大人も子どもも同じこと。

しかし、大人はある程度、情報を自分で

取捨選択ができますが、それができない子どもたちは、やはり大人が守ってあげるしか方法はありません。

 

「怖い」という感情は決して悪いものではなく

そう感じる自分の心も大切。

 

「だから、いつでもお父さん、お母さんに話してね」

 

そんな風に心の安全基地があるということを

しっかりと改めて示すことも大切だと思います。

我が家も、事あるごとにに娘に伝えてきました。

 

中学生となった今では、地学の授業も始まり

地震の起きるメカニズムもよく理解しているため

ニュースを見ていても驚くほど冷静でいますが

それでも、数年前に新型コロナウィルスが始まった時

ソウル梨泰院の雑踏事故の時など

心のケアが大切だったことを思い出します。

 

我が家も引き続き、皆さんと一緒に

しっかりと対策をしていきたいと思っています。

 

 

 

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