今月のクーヨンに特集のある東京都八王子市にある「みどり幼児園」。
あまりにも素敵で、購入してから何度も読んでしまっています。
豊かな自然に囲まれながら、子どもたちが伸び伸びと過ごすことのできる環境。
モンテッソーリ教育とも通ずるものが多く
「娘がもし幼児期をやり直すなら」というより
「自分自身がもう一度園に通えるならば」
こんな園に通いたいと心から感じます。
今回、記事を読みながら母の心を掴んだのは「選択肢」。
雨上がりは園庭の野草を摘んでその場で食べてもいいし、参加しなくてもいいんです (p.7)。
子どもたちはひとりひとり異なります。たとえば、外で裸足になってあそぶのが好きな子もいれば、裸足が苦手、汚れるのが苦手な子もいます。そこから、子どもたちは『いろいろな子がいるのが当たり前』と感じとって、自ずとお互いを認め合うこころを成長させていきます(p. 8)。
また、園は子どもにとってはじめての社会。その社会が安心な場所になるよう、集団よりも、ひとりひとりを大切に、ひとりでいたい子は無理に誘わず、そっと見守ります(p. 9)。
子どもはいつでも元気いっぱい!ではありません。ここではひとりになりたいときにゴロンと寝転んでいても咎められることはありません(p. 13)。
劇の発表会では、緊張して舞台に上がれない子も。そのためアドリブもたくさん(P. 15)。
特集のほぼすべてのページで見られるのは、「してもいい」「しなくてもいい」選択肢。
そしてその両選択肢に優劣をつけない環境が徹底しているところが
まさに子どもたちにとって必要な安心感へと繋がるポイントだと感じます。
自分の幼少期を振り返ってみると
周りと同じようにできなくて苦い思い出として残っていることが今でもあります。
まだ生まれてから数年しか経っていないのに
どこか自信を失い、自分はダメなんだと気づいてしまったあの時。
その感情は残念ながら大人になっても忘れるころができません。
幼児期というまだ人生の初期に
『個の想いを尊重することよりも先に、協調性を求められる』場面が多い園生活は
少し息苦しいものなのかもしれません。
今回特集されていた「みどり幼児園」のように
大人の都合ではなく
お子さんの選択を尊重してくれる園が増えたら
幼児期の子どもたちは安心して小学校へと進めるのではないかと思います。
『個を尊重してもらった経験のある子どもたちは、周りもを尊重できるようになる。』
言い換えるなら
個を尊重してもらった経験がない子たちは
周りを尊重するということが理解しづらいのかもしれません。
モンテッソーリアンの恩師がよく仰っていた言葉が思い出されます。
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