年明けに綴ったホームモンテッソーリスクールに算数教育を導入させたいという記事。
あれからあっという間に1ヶ月が経ってしまいました。
この間に大学院の最終学期はスタートし、卒論も抱え、そして友人の不幸もあり。
なんだか毎日、起きているのか寝ているのか分からないような時間の進み方でしたが…。
2月に入り、ついに以前からずっと紹介したいと思っていたモンテッソーリのエレメンタリ算数をホームモンテッソーリスクール内の小学校クラスにオープンしました。
『ホームモンテッソーリスクール』とは、「ホームモンテッソーリのお手伝い」をご受講いただいている方々に公開しているホームページ。モンテッソーリ教師養成講座で学んだこと、大学院で学んだこと等、母のこれまでの10年以上の学びが詰まっている大切な場所です。
本来ならば大学院卒業まで待つべきだったのですが、この数か月の間にきっとお子さん達は驚くスピードで成長してしまう。小学生のお子さんをお持ちの方々はもちろん、幼児期のお子さんをお持ちの方々にも、あまり知られていないモンテッソーリの小学校の算数を覗いていただきたく、コロナ療養中から教師養成講座のノートを見返し、娘の記録を振り返り、大学院の文献を読み直し…。学研の教育解説書のような完璧にはほど遠いものですが、少しずつ書き綴っています。
今回母が目指しているは、「ご紹介」というよりは「実践」。
モンテッソーリ園や教具の紹介等がされている書籍等は書店に行けば手に取ることができますが、実際「実践」することのできるガイドはほとんど見つからないのが現状。
プライマリー(3歳~6歳)の算数教育は学研の教育解説書があるため、これをベースに進めていらっしゃるご家庭も多数存在します。
しかし、エレメンタリーの算数は日本語による解説はほぼ皆無。
そんな中、ホームモンテソーリのお手伝いをご受講いただいている皆さん方のお手伝いが出来ればと心から願っています。
今回、記事にしているのは「モンテッソーリ教育の分数」。
整数の四則計算はモンテッソーリ教育ではエレメンタリーの前に行うため、小学生がつまずきやすいと言われている「分数」を詳細に綴ってみようと準備を始めています。今回、母が綴っているのは、単純にモンテッソーリの算数教具の使用の仕方をご紹介するのではなく…。
- 「分数」という抽象概念をどのような順序で子ども達は獲得していくか
- モンテッソーリの分数教具を一つずつご紹介
- 教具を使用前に具体物での導入の仕方
- エレメンタリーの「分数」にちなんだストーリーテリングについて
などなど。
なるべく、モンテッソーリ教師養成講座を受講していなくても、家庭でそのまま実践できるような形に持っていけないかと試行錯誤しながら、下書き記事がどんどん溜まっていっています。
「スモールステップ」と呼ばれるモンテッソーリ教育ですが、ここまでの「スモールステップ」ぶりに驚かれる方も多いかもしれません。
けれども、この「スモールステップ」だからこそ、つまずく場所がない!
そんな風に言われる理由に納得いただけるかもしれません。
5月の卒業を控えている今、亀の歩みの更新となってしまいますが、必要な方に少しでもヒントをお届けできればいいなと思っています。
「モンテッソーリ教育は、小学校以降は出来ないから」と諦めていらしたご家庭も、ぜひ、少しでもエレメンタリーのモンテッソーリからエッセンスを取り入れて、ご家庭に落とし込めるところを見つけて欲しいと思います。
◆◆
去年の夏、大学院のリサーチペーパーを書くに辺り、『家庭におけるモンテッソーリ』を題材とした書籍はきっとすべて手にしたであろう時間の中で出会った以下の図書。とっても読みやすくて、いつか邦訳版が出たらなぁと願っていました。
母の願いが通じたのか、ついに邦訳版が出版!!
いつかまた別記事にてご紹介したいと思います。
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