幼児期に培った最大のギフト!? | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

image

 
モンテッソーリ教育には「教具」と呼ばれる、学びの道具があります。
最近、娘が取り出してきたのがこちら。
3歳の時から親しんできた「メタルインセッツ」です。
幼児期は、図形の中は塗りつぶすのではなく、線を描いて運筆練習を行うのですが、想像力が働く小学生以降は、デザインのおしごととして活躍します。
 
ちなみに、このメタルインセッツ。
1回のおしごとで、運筆のワーク1冊分には軽々相当してしまうほど。
娘の幼児期は、メタルインセッツが彼女の運筆練習のすべてでした。
これは、鉛筆を握る練習、筆圧のコントロール、文字を書く土台となるなど、「書く」に繋がるおしごととして幼児期に最適な教具ですが、我が家がそれ以上にこの教具から得たもの。
 
それは、「自己選択」の力だと思います。
 
メタルインセッツの前に並べられた色鉛筆の数々。
そして、10組のはめ込み式の鉄製図形。
 
自分の好きな色で好きな形を選択するという時間が、何よりものお気に入りでした。
誰かに言われたことをするのではなく、自分で選択するというこの時間。
 
これが、娘が幼児期に培った非常に大きな力だと感じます。
 

 

運筆練習であれば、様々な形で練習する機会がありますが、副次的な目的としてこのような目に見えないソフトスキルを育むことが出来るのは、モンテッソーリ女史によって緻密に計算された教具の素晴らしさだと感じます。

 

感覚の敏感期にいる子ども達は、色彩順に並べられた色鉛筆に魅せられ、思わず手に取ってみたくなる。そこに日常生活で見慣れた形があれば、書くことに興味を持ちだしたお子さんであれば、このおしごとはピッタリ。

 

自分で選んだ色と形を使って作品を丁寧に生み出していったあのプロセスが、11歳となった今でも心にしっかりと刻まれているのでしょうか。ふとした瞬間に、この教具に触れたくなるようです。

 

そういえば、メタルインセッツと共に、スピログラフも大好きだった娘。

当時我が家は並行輸入品を購入していましたが、今は国内で安価なお品もあるんですね。

 

 

 

好きなことを「好き」と思える力。

そしてそれを選び取ることのできる力。

 

幼児期に培った娘にとっての最大のギフトです。

 
メモ 現在ご提供中のサービス。
矢印ホームモンテッソーリのお手伝い(「回数無制限コース」「月1回コース」の有料メールサポート)
矢印ホームモンテッソーリスクール(メールサポート会員専用、未就園児・幼稚園・小学生のモンテッソーリのおしごとサイト)

手紙お問い合わせはこちらより 
※現在は「月1回コース」のみの受付とさせていただいております。

 

ご訪問、誠にありがとうございますハート