心のヒーロー「マリア・モンテッソーリ♡」(9歳9ヶ月)
小4娘の『2歳からのホームモンテッソーリ♡ときどき英語』。
よろしければ自己紹介もご覧ください。
娘が「おしごと」という言葉を最初に聞いたのはいつだったでしょうか。
母が一番最初に聞いたときは、違和感しか感じませんでした^^;
「子どもにおしごとって…。労働者じゃないのに…。」
正直、そんな印象だったと思います。
モンテッソーリ教育で使われる「おしごと」とはイタリア語のLAVORO(仕事、労働)の直訳だといいます。
「子どもの仕事は物の生産ではなく、人類そのものの創造である」
とモンテッソーリは著書『創造する子供』の中で述べています
このように「お仕事」ということばの意味は、私たちが通常考える事柄とはまったく違う内容を示している。それは、子どもたち一人ひとりが、それぞれおかれた環境の中で「自分づくり」をするために自身の感覚と運動を使って行うさまざまな活動のことなのである。(「モンテッソーリ教育用語辞典」、クラウス・ルーメル、学苑社、2011、26頁)
そんな「おしごと」が娘の中では、最初に根付き、彼女が「マリア・モンテッソーリ」という人物を知ったのはだいぶ後のことでした。
小4の今でも、夢中になって手に取る本があります。
今まで自分が親しんできたおしごと「砂文字」や「移動50音」などが、こうして文章中に印刷された文字として見ると、どこか感慨深い様子。
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この本の表紙には
『「平和は子どもからはじまる」と世界じゅうにつたえたイタリアの教育者』
とあります。
娘の中でモンテッソーリ女史は「平和の伝道師」。
その一点に尽きると思います。
娘にとっての「おしごと」とは、心に「平和」をもたらしてくれるもの。
満足するまで向き合うホームモンテッソーリが、平和主義の我が子を作り上げてくれるのだとしたら。
これからもこのスタンスに変わりありません。