ホームモンテッソーリのキーワードは「ゆっくりと」「シンプルに」 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

最近ではほぼ通勤電車の中が学習空間と化しているモンテッソーリ教師養成講座ですが、この日の学習内容は「どのように家庭にモンテッソーリ教育を持ち込むか」ということでした。まさに長い間追求し続けているトピックだけに、実際モンテッソーリ教師としてご活躍され、家庭においても実践されてきたモンテッソーリアンの先生のお言葉は非常に有難いもの。満員電車の中で、携帯上にノートテーキングをしながら、我が家のホームモンテッソーリを振り返る時間となりました。
 
「モンテッソーリ教育は教具棚のおしごとだけではない。ライフそのものである。」
 
マリア・モンテッソーリ女史の教えてくれた「子どもとの話し方、子どもの見方、そして子どもの理解」が、いかに子育ての主軸となるか。まさに、この3年間日々感じ続けていることです。
 
この日は、家庭内のモンテッソーリ実践にあたり2つのキーワードが出てきました。1つ目は「ゆっくりと」。きっとモンテッソーリ教育をご存知の方であれば、目新しい言葉ではないかもしれませんが、母にとっては非常にアイオープニングな言葉でした。モンテッソーリを知ったばかりの頃は、娘もまだ2歳。生まれて2年しか経ってない我が子と接するとき、「ゆっくりと」何かをすることは、それほど難しいことではありませんでした。問題は「今」。6歳となった娘。年齢的にはまだ6歳ですが、当時と比べれば一気に「大人」になってしまったかのような印象を受けます。大人と同じベースで暮らし、大人同士の会話にもどんどん入ってくる年齢。優しく声かけしていた当時とは異なり、母自身も娘をどこか大人と変わりなく接してしまう。でもだからこそ、子どもにとってはまだ理解できていないことは多いと言います。これは単なる言葉のスピードだけではなく、生活そのもののリズム、そして詰め込んだスケジュールも本来の子どものペースではないのでしょう。この本来の子どものペースを理解せずに生活している大人は、常にイライラ。早くご飯を食べなさい、早く片付けなさい、早く宿題をやりなさい。もう一度、娘と過ごす時間をしっかりと見直さないといけないと感じました。
 
ついつい子どもが出来ないことを、親がやってしまう。その時に子どもに向けて発せられているメッセージは「ママがやってあげるね。あなたは無能だから。」だといいます。世界中どこを探しても、無能な子どもなんていないのに。ただただ、自分の都合で、子どもたちが成長できるチャンスを奪ってしまっている瞬間。それが「やってあげる」ということなのでしょう。もし子どもが出来ないのであれば、それは「シンプル」でないから。段階を踏んで、一つずつシンプルにしてあげる。それこそが親の役目なのかもしれません。忘れてはならない2つ目のキーワードは「シンプルに」です。
 
毎日の忙しさを理由に、つい頭では理解しているはずの原点を忘れてしまいます。特に子どもが成長してくると、余計にそんなモンテッソーリのメッセージが遠のいてしまう毎日。でも、成長するにつれますます忙しくなる毎日だからこそ、絶対忘れてはならないメッセージ。まずは自分自身が、深呼吸をしてゆったりとした気持ちで過ごせるよう、努力したいと思います^^
 
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昨夜は、宿題はとっとと済ませ、韓国語で幼稚園の先生に手紙を書きました。ご丁寧に日本語訳も付けています(笑)。
 

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