欧米の夏休みは3ヶ月と長いことで有名!
この夏休みの間、サマースクールに出かけたり、サマーキャンプに出かけたり、おうちで学校の授業の復習時間に充てたり、過ごし方は千差万別。モンテッソーリ園ではあまり出番のないワークブックですが、モンテッソーリ園でない小学校に通う生徒たちは、このようなワークブックを家庭で仕上げたりと、やはり長い夏休みを有効利用する工夫が様々な場面に見られます。
MariaMontessori.comに「Keep Learning Going All Summer – Ideas for Children Ages 9-12」と題して、夏休みにやってみたい様々なアクティビティーがリストされていました。9歳から12歳とありますが、それ以下のお子さんでも出来るものも多そうです!ちなみに我が家の2歳児本人はまだ出来ませんが、母が心構えとして知っておいて損はなさそうです。(リストは一部割愛してあります。)
テーマは「Smarter & Stronger(賢く強くなるためにできること)」。
もしテレビやコンピューターゲームをしたくなったら、まずこのリストに目を通し、他にやりたいことを探す。それでもまだやりたい時は、30分と制限。
本当に賢くそして強くなることを望むのであれば、テレビやコンピューターなしの生活を1ヶ月してみる。案外良かったという人も多し!
もしコンピューターを使いたいのであれば、賢く強くなるようなツールとして使う。ライティング、数学、アートなど、お父さん、お母さんと一緒にEnchanted Learning Website
アート
かぎ編み、刺繍、キルト、絞り染め、ビーズ細工、ペイント、彫刻などなど。
地元の粘土スタジオで陶器作りに挑戦。
日曜大工が得意な大人から、工具の名前を学ぶ。名前は言うだけでなく、書いてみる。またその使い方も覚える。
写真の撮り方を学ぶ。
ビデオカメラの操作方法を学び、自分自身で映画を作ってみる。家族の1週間の様子撮ってみる。それぞれの家族の様子を記し、おじいちゃん、おばあちゃん、親戚などに送って様子を知らせる。
楽器の練習をして、新しい歌を覚える。できれば、楽器のレッスンを受ける。
新しい歌を覚え、新学期にクラスの友達に教える。歌詞も一緒に持っていく。
ダンスを覚える。
地元の美術館に足を運ぶ。お土産にポストカードを購入し、色鉛筆や絵の具でその作品を真似て描いてみる。
言語・文学
毎週図書館へと足を運ぶ。最低1時間は過ごすようにする。
定期的に本屋さんへと足を運ぶ。近所にある良さそうな本屋さんをリストアップし、訪れどのような本が置かれているかチェックする。
学校の推薦図書の本を読んでみる。この夏に読んだ本のタイトル、ページ数など記録する。
近所の図書館で行われている夏の読書プログラムなどに参加する。
友達やその家、ペット、好きな場所、お出かけスポットなど記録する。
家族や親戚にインタビューをする。家族のニュースレターを発行する。
詩集や作文コンクールなどに応募する。
物語を話す練習をする。世界中の逸話など、暗記をして、キャンプなどで披露できるようにする。
新聞から家族と話し合ってみたいトピックを選ぶ。時間を設けて、話し合いをする。
家族の読書時間を設ける。同じ部屋に皆集まり、夕食の後の15分など、読書の時間にする。
読み聞かせの時間を設ける。夕食の片付けなど行っている間でも、家族の一人が読み聞かせをする。家族全員が皆順番に、読み聞かせを担当する。
本屋さんでクロスワードパズルや他のワードゲームなどを購入する。車の移動時間に行う。
ボードゲームを楽しむ。
家族と一緒に「ファミリージャーナル(家族日記)」を開始する。日常で記録しておきたい家庭での出来事を書く。
オーディオブックを活用する。家事の手伝いをしているとき等に聴く。
詩を読んだり書いたりする。毎週、1つずつ暗唱する。
読み聞かせの練習をする。発音練習をする。聞き手が楽しめるように、登場人物になりきり、声をそれぞれ変える。
バッハやモーツァルトなど落ち着く音楽を聴きながら、筆記体の練習を行う。
電話の代わりに友人や親戚に手紙を書く。
読んだ本や観た映画のレビューを書いてみる。良かった点、そうでなかった点など書き記す。
タイピングの練習をする。
算数
お店で値段の比較をする。
統計をグラフ化する。毎日読んだページ数、毎日歩いた距離、毎日飲んだ水の量など。
家族の予算管理を手伝う。毎週の支出を記録する。小切手を書く手伝いをする。
チェスなどの思考力を鍛えるゲームをする。
自分自身で算数の問題を考えて作ってみる。
掛け算、割り算、足し算、引き算を暗記をする。暗記を終えたら、スピードに焦点を当てる。
自然・植物・動物
近所のサマーキャンプをチェックする。
旅行の前に、行き先の生態系(気候、動物、植物)などを本を読み確認する。到着したら本で読んだことを探してみる。
家族や友人とキャンプに出かける。
栄養について調べてみる。
歴史・地理
家族の休みの計画を手伝う。出かけ先の、ランドマーク、地理、文化、特別なアトラクションなどリサーチする。行き方のルートを調べる。
世界の宗教を学ぶ。馴染みの薄い宗教について書物を読み、家族と一緒に教会、寺院など訪れてみる。
調べたい大陸を選ぶ。地図を使って、フラッシュカードを作る。片面に国の名前、裏側に首都を書き入れ、覚える。
外国の人にインタビューをする。その人の出身国の歴史、ランドマーク、町、農業、工業、宗教、祭り、政府、著名人などについて尋ねる。インタビューの録音の許可を得て、後ほど学んだことをノートにまとめる。
科学
住んでいる地域の天文学について調べる。
図書館で、子ども用科学の本を読む。家でできる実験を選び、保護者と共に行う。
スポーツ・エクササイズ
チームでスポーツを行う。
ハイキング、サイクリング、水泳、登山、ウォーキング、カヤック、ランニング、体操、バスケットボールなどを行う。
できるだけ外で過ごす。冷房のいる部屋に居過ぎると、外に出たとき心臓発作を起こす可能性がある。
毎日十分な水分を摂るよう心がける。
スポーツジムでロッククライミングに挑戦してみる。
近くの湖で、カヤックに挑戦してみる。
スケート場でアイス・スケートに挑戦してみる。
地域活動
自分の地域についての新聞記事をスクラップする。
地域の清掃に協力をする。家族で公園に行き、空き缶を拾うなどでもOK。リサイクルをする。
小さい子のお世話をする。
近所の動物保護施設や動物園でボランティアを行う。
家事手伝い
普段より時間があるので、積極的に家事手伝いを行う。洗濯やアイロンがけ、洗濯物たたみ、家具磨き、庭の芝刈りなど。
家族と一緒に料理をする。
週に1度か2度は自分が責任を持って料理をする。両親と一緒に献立を決め、買い物リストを作り、買い物をする。両親(またはどちらか)と一緒に料理を行う。電子レンジは使用しないようにする。
もし自分でランチを作れないのであれば、この夏にマスターする。両親に教えてもらう。バランスの良いランチを心がける。小学生高学年の場合は、自分でランチの準備はマスト!
うわっ!結構割愛して書いたつもりが、かなり長いリストですね。書き終えて気付きました^^;
これだけ色々なヒントがあれば、たった1ヶ月の夏休みしかない日本では、まったく苦労しないのでは・・・(笑)。とにかく様々な場面で家族の協力が必要だったのが印象的でした。やはり、何をするにしても、家族で行えばさらに楽しいですよね。個人的にはファミリーニュースレターが気に入っています。果たして娘がそんなものを発行してくれる日はやってくるでしょうか・・・^^;
ご訪問ありがとうございます。また遊びに来ていただけると嬉しいです。
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