物怪観光の秘密道具(JMT TOOLS)06[ITEM018] | 日本物怪観光のブログ

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物怪観光は妖怪を通じて、日本を観光して戴こうという闇の観光会社=怪社です。このブログはこの怪社の活動記録です。
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日本物怪観光(にほんもののけかんこう Japan Mononoke Touristー略してJMT)が使用する道具類をJMT非公式キャラクター、化け狸のポン太がご紹介致します。


さてさて、今日の秘密道具はなにかな?

今日はこちら!


ITEM018

山鳥眼鏡【ヤマドリメガネ】


深山に棲む山鳥は、鳥綱キジ目キジ科ヤマドリ属に分類される日本の固有種。山深いところに棲み、長い尾が特徴の個性的な容姿を持つ大型の鳥です。そのような生態からか、年老いて尾が十三節になったヤマドリは人を騙すとか、夜、火の玉のような光りを放つといった怪異をなす鳥であるとも考えられてきました。


[『山鳥の火の玉』日本物怪観光・画-井の頭自然文化園スタンプラリー『日本の動物と妖怪』用に描かれたイラストより]


岐阜県では、山鳥が火を灯して人を化かすことがありましたが、山鳥の尾で輪っかを作って覗けば、嘘かどうかを見破ることができたそうです。

山鳥の伝承


そんな山鳥に化かされないために開発されたのが、この山鳥眼鏡です。

円形のフレームには、本物の山鳥の尾が円を描くように内蔵されています。








深山で山鳥に化かされた際は、両側のハンドルを握って真ん中の穴から覗けば、山鳥の幻術を見破ることができるのです。


土地によっては頭の上を3回まわられると命を奪われるという山鳥。深山調査をする物怪観光調査班にとっては、その身を守る大切な秘密道具の一つなのです。



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