物語ライティング大隈明子の個人ブログ

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物語ライティングができるまで&プライベート日記

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そろそろ卒業の季節。

内定をもらっている人は、来月から本格的な研修が

始まるのではないでしょうか。

 

ちなみに、私の新社会人生活は、派遣から始まったので

研修などありませんでした。

 

大学卒業後イギリスに留学して、帰国したのが11月。

運よく留学関係の会社に就職が決まったのですが

採用のときにこう言われたんです。

 

「高野さん(旧姓です)、今あなたのデスクを置く場所がないから

 新しいオフィスに引っ越すまで、悪いけどどこかで食いつないでおいて」

 

マジっすか!!滝汗

 

新オフィスへの入居まで2~3カ月。

実家ならともかく、アパートの契約をしてしまっていたので

家賃と生活費を稼がないと生きていけません。

 

とりあえず当時、時給が高かった派遣会社に登録することに。

そこで派遣先に決まったのが、大手タイヤメーカーの事務職でした。

 

留学で少しは積極的になったとはいえ

もともと内向的な性格の私です。

 

しかも初めての社会人生活なのに

「派遣社員=仕事ができる人」という扱いで

初日からバンバン仕事を振られます。

 

派遣先は新規プロジェクト開発チームのオフィスで

誰かに聞こうにも、みんな忙しそうで声をかけづらい雰囲気。

 

それに電話が鳴っても誰も出ないので

新人の私が取るしかありません。

 

電話の取り方なんて教えてもらったことないよ~~!(*´Д`)

 

内向的な人にとって

顔が見えない知らない人と話すことほど怖いことはないんです。

 

電話を取り次ぐだけなのに、当時の私は、

毎回、清水の舞台から飛び降りる思いで受話器を取っていました。

 

そもそも真向いのデスクに座る上司は

私が一番苦手なタイプ。

 

周りの皆さんも、

これまで関わったことがない年上の人たちばかり。

 

話が合わず、上手く会話ができなかったので

毎日が苦痛で仕方ありませんでした。

 

その後、晴れて正社員となった留学の会社でも

ぺーぺーの私は失敗の繰り返し。

 

なんで周りのみんなはこんなに仕事ができるんだろう……。

私は社会人として、この会社でやっていけるんだろうか……。

私はこの業界にいていい人間なんだろうか……。

 

そんな思いで過ごしていた新社会人時代でした。

 

 

これから社会人になる方は、

どこからともなく襲ってくる不安に胸が締め付けられる思いなのでは?

 

とくに内向的な人は、

「今度こそ新しい環境で自分を変えなければ」と

無理に自分を鼓舞して苦しくなっていませんか?

 

そんなあなたにおすすめの本がこれ。

 

コミュ力ゼロからの「新社会人」入門 仕事の不安がスッキリ解消! 厳選メソッド49

 

 

もしあなたが、

コミュニケーション能力が高い人は

「会話上手で誰とでも仲良くなれる人」
「積極的で初対面の人とも気軽に話ができる人」
「陽気な性格で盛り上げ上手な人」

と考え、自分には無理と思っていたら

ぜひ読んでみてください。

 

無理しなくていいんだと

心がふっと軽くなります。

 

・忙しい人に声をかけたいとき

・終業時間で先輩より先に帰りづらいとき

・苦手な上司と一緒に乗り物に乗るとき

・飲み会で黙っているのが気まずいとき

 

など、「内向的新入社員あるある」への対処法も

具体的に書かれていて、すぐに使える内容ですよ。

 

「成長とは苦手を克服するのではなく

 得意を伸ばすこと」

 

という著者の言葉に励まされます。

 

新社会人は研修前の今!

転職を考えている人にもおススメです。

 

コミュ力ゼロからの「新社会人」入門 仕事の不安がスッキリ解消! 厳選メソッド49

 

 

 

 

「手術当日、8時半以降は何も食べずに来てくださいね。

 飲み物も口に入れないように」

 

う~ん、空腹だと手術室でお腹が鳴るかもな~と心配しつつ病院へ。

 

「今日はこことここを切りますよ」と

手に3か所しるしをつけられました。

 

ほー!ここにメスを入れるわけね。

思ったより小さいかも(*^^*)

 

「局部麻酔してますけど、痛くなったら言ってくださいね」

「は~い!」

と、和やかな雰囲気で手術が始まりました。

 

腕と顔の間は、カーテンのような布で仕切られるので

直接様子を見ることはできません。

 

でも、そこは好奇心旺盛な私のこと。

ライトの横に映る先生の手元をしっかり見ることができたのですね~。

 

まずは親指の下を大きめに切開。

切り口をびら~んと開いて切れた腱の先を探し出します。

 

図では水色にしていますが、腱はきれいな白色。

鶏肉のささ身についている筋に似てるわ~と感心しつつ見ていると

腱をびろ~んと引っ張り出す先生。

 

おおーーっつ!人の腱ってこんなに伸びるのね~!

とビックリの展開Σ(・□・;)

 

それに引っ張り出したままにしておいて大丈夫なんだ。

スゴイ、スゴイ!!

次は、人差し指の腱を探します。

 

「これかな」

クイクイと引っ張ると、人差し指がぴくっと動きます。

 

「はい、OK」

引っ張り出した腱を確保しておいて

次は下のほうの腱を探します。

先に引っ張り出しておいた人差し指の腱と、

下の切り口から出した腱がつながっていることを確認。

 

それから上の腱をブチっと切り離します。

 

「ちょっと気持ち悪い感じがしますよ~」という声に

痛いのかな~と覚悟する私。

この手術で一番緊張した瞬間でした。

一瞬ゾワっとしたあと、

切断された腱が、肌の中を通って下から出てきました(*^^*)

人差し指の腱を親指側に出したら一安心。

 

人差し指側の切り口2か所をふさいで

残るは腱の接続のみです。

「さあ、いよいよ本丸ですよ」という先生の声。

 

腱と腱って、どうやってつなげるの?と

じっくり見ていたら、これが意外とダイナミック!

 

1本の腱にブスっと穴をあけ

その中にもう1本の腱を引き込む。

また穴をあけ、片方を引き込む。

 

これを3回ほど繰り返して、2本の腱が

なんちゃって三つ編みみたいに絡まったところで

そこを丁寧に縫い合わせるんですね。

 

「親指動かしてみてください。

 握ってみてください。

 人差し指動かしてみて。

 人差し指と一緒に動かしてみて。

 突っ張る感じしませんか?」

などと動作確認をしてから、

 

余った腱をパチンパチンと切りそろえて

あとは手の中にしまいます。

最後に、一番大きな傷口をふさいで終了~!

 

1時間ほどで手術は終わりました。

 

最初から最後まで見学して思ったのは

「外科の先生ってプロの職人だわ~」ってこと。

 

手際の良さもさることながら

自信をもって冷静に工程を進めていく様子は職人そのもの。

 

多分50代の先生だと思いますが

経験が豊富なのでしょう。

 

助手の先生の質問に答えながらも

手の動きを止めることはありませんでした。

(当たり前か……)

 

今日、消毒に行ったら

傷口に入れてあった管(止血用?)をするっと抜き、

糸を1か所取って(痛たたた)終わり。

 

次は抜糸だそうです。

 

リハビリの様子はまた今度(*^^)v

 

 

 

「親指の腱が切れていますね。

 100人に一人ぐらいいるんですよ。

 手首の骨折で腱を切っちゃう人」

 

骨折で通っていた整形外科でのことです。

 

やっと骨がくっついてきたと思ったら

親指が思うように動かない。

 

聞いたら、切れた腱は元に戻らないそうじゃないですか。

 

「手術するしかないですね。

 あるいは一生このままでいるか。

 左手の親指なんてそう使わないでしょう?」

 

ええーーーっつ!!滝汗

使いますよ、左手の親指。

 

ショートカットのコマンドキーは、この指で慣れちゃってるし、

顔洗うにも親指がきかないと、水がこぼれるし、

雑巾絞るのだって力はいらないし……。

 

と、考えてみたら

あまり使ってない気もしたけど、

やっぱり動かないのは嫌だ!

 

「手術してください!先生」

 

「じゃ、手の専門家紹介しますね~」

 

というわけで、帝王切開以来の外科手術をすることになったのでした。

 

  ****

 

親指の腱は1本しかないんですが

人差し指の腱は2本あるそうです。

 

そこで、人差し指の腱を1本借りてきて

親指の腱とつなぐのが今回の手術。

 

「局部麻酔で1時間ほどで終わりますよ」というので

チャチャっとお願いすることにしました。

 

詳しい手術の様子はこちらをクリック>>

 

 

 

つづきを書かなくちゃ…と思いつつ、

放りっぱなしになっていた「クマさんの闘病記録」

 

あれよあれよ、という間に回復して

ついに退院することができました!

 

この驚異的な回復力には、

担当医もリハビリの担当者もビックリ\(゜□゜)/

 

入院当初は、「首から下はもう…」と言われていただけに

家族はもちろん、見舞いに来てくださった方々も本当に驚いていました。

 

う~ん、なんでだろう…??

と思い返してみれば

 

やはり、「オムツ」が嫌だったのだと思います。

 

「自分でトイレに行けるようになりたい!!」という切実な思いが

「自分の足で歩いてみせる!!」という気力に変わっていったのでしょう。

 

最初は介助してもらい、車椅子でトイレに行くようになり、

徐々に杖歩行できるようになっていったんです。

 

人には5段階の欲求があるそうで、

それを心理学的に分析したのが「マズローの法則」と言われるもの。

 

こんなピラミッドで表されます。

 


物語で日本を元気にしたい!~代表メッセージ取材・執筆「物語ライティング」の代表ブログ-マズロー 

 

クマさんの場合は、入院中

第一段階から第三段階の欲求までの推移が

手に取るように分かりました。

 

今は自宅療養中なので、第4段階に留まっている感じですね。

 

家族のために自分から動こう動こうとしています。

 

まだ手足のしびれがあり、

外では杖歩行ですが、自分のことは自分でできるレベル。

 

付き添いがあれば、外出もOKです。

 

正直、こんなに早く二人で肩を並べて歩けるようになるとは

思っていなかったので、嬉しいような、早く歩けないのが

まだるっこいような…(^_^;)

 

私のホームヘルパー講座も来週で研修が終わり、

やっと普通の生活に戻れます。

 

後縦靭帯骨化症は治る病気ではなく、

一生付き合っていくことになりますが、

 

これからは転倒に気を付けて、

脊髄を痛めることがないよう、生活していきます。

 

これまでご心配をおかけした皆さん、

何かと気遣っていただき、

精神的に励ましてくださった方々、

 

 

本当に、本当にありがとうございました!


 

物語ライティングも、多くの方々に助けられて

無事にここまでやってくることができました。

 

これからも全力投球で頑張りますので、

よろしくお願いします!(^O^)/

 

 

クマさんの病気克服話。

今日はリハビリについてお届けします。

 

入院当初、首から下が動かなかったクマさんは、

首に入院用のカラーを着けて仰向け状態でした。

 

こんなの↓ 色は違うけど…


物語で日本を元気にしたい!~代表メッセージ取材・執筆「物語ライティング」の代表ブログ-頸椎カラー 

 

首を安静に保たなければいけないので、

ベッドの頭部を上げることもできません。

 

かろうじて食事はできたので、

一時的に上半身を起こしても30度ほど。

 

食べやすいようにと、おかずを串刺しに、

ごはんはおにぎりにしてくれるのですが、

この状態でそれを食べるのはまず無理です。

 

プリンやゼリー、バナナジュースなどにしてもらって

あとは水分を少しとるだけ。

 

2日目になると、腕が動くようになってきたので

元気が出てきたのか、細かく刻んだおかずも

少し食べられるようになってきました。

 

入院4日目では、右手が動くようになり

小さなスプーンがあれば、自分で少しずつ食べられるように。

 

歯ブラシを渡すと、右手で歯磨きもできるようになりました。

 

寝たきりの状態で一番大切なのは

清潔を保つことですよね~!

 

歯磨きをはじめ、体の清拭ができるようになって

本人も相当気持ちよかったのでしょう。

 

表情が明るくなって、活き活きとしてきました。


 

そして5日目、やっとネックカラーが取れて

ベッドも60度ほど起こせるようになりました。

 

このころから左腕も動くようになり、

軽く握ったままですが、左手も少し使えるようになりました。

 

小さなカップ程度なら、左手に持てるようになったので、

食事はすべて、軽い小鉢に入れて自分で食べるように。

 

「自分のペースで、食べたいものを食べること」

いかに重要か、クマさんの顔を見れば一目瞭然!

 

それまで苦痛だった食事の時間が楽しみになったようでした。

 

しかし、食べれば食べるだけ出てくるもの。

 

そう、この日から

トイレの問題がクマさんの頭を悩ませるようになるのです。


 

   ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

私のホームヘルパー講座も6回のスクーリングが終わり、

先日ちょうど食事介助の授業がありました。

 

体験して分かったのは、

 

30度くらいの傾斜でも

仰向けのままでは、流動食すら喉を通らない

   

ということ。

 

ゴクンと飲み込めば、もちろん入りますが、

プリンなどでも、喉に引っかかってしまうんです。

 

横を向けば少しは飲み込みやすくなりますが、

何を口に入れても、まったく食べた気がしない…ヽ(;´Д`)ノ

 

自分で自分のことができる幸せ」を強く感じました。