「親指の腱が切れていますね。
100人に一人ぐらいいるんですよ。
手首の骨折で腱を切っちゃう人」
骨折で通っていた整形外科でのことです。
やっと骨がくっついてきたと思ったら
親指が思うように動かない。
聞いたら、切れた腱は元に戻らないそうじゃないですか。
「手術するしかないですね。
あるいは一生このままでいるか。
左手の親指なんてそう使わないでしょう?」
ええーーーっつ!!
使いますよ、左手の親指。
ショートカットのコマンドキーは、この指で慣れちゃってるし、
顔洗うにも親指がきかないと、水がこぼれるし、
雑巾絞るのだって力はいらないし……。
と、考えてみたら
あまり使ってない気もしたけど、
やっぱり動かないのは嫌だ!
「手術してください!先生」
「じゃ、手の専門家紹介しますね~」
というわけで、帝王切開以来の外科手術をすることになったのでした。
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親指の腱は1本しかないんですが
人差し指の腱は2本あるそうです。
そこで、人差し指の腱を1本借りてきて
親指の腱とつなぐのが今回の手術。
「局部麻酔で1時間ほどで終わりますよ」というので
チャチャっとお願いすることにしました。
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