依頼された仕事に対して、

その対応の仕方は人それぞれです。

1頼まれたことを充たせない人。

職場人とは言いがたく、

まずは小さな依頼事も

メモを取る習慣が必要です。

2頼まれたことはできる人。

いわゆるマニュアル人間です。

厳しい言い方をすれば、

その人ではなくとも

誰にでもできる仕事です。

3頼まれた仕事以上のことをする人。

職場人に求められるのは、

この「プラスアルファ」の仕事です。

この姿勢がなくては、

その人の成長はあり得ません。

管理職のYさんがC君にコピーを頼むと、

部数の誤りは一切ありません。

その資料の誤字を指摘されることもあり、

十分な状態で顧客との折衝に臨めるのです。

Yさんが見たのは、

コピー機まかせにせず

自身の手で印刷部数を確認し、

資料にも目を通すなど、

頼まれていない事柄にも

時間をかける彼の姿でした。

仕事には責任が伴います。

その責任感と積極性から

生まれる工夫により、

周囲からの信頼が得られ、

ひいては社の発展に

つながると心したいものです。

一日の業務の中で、

昼食後の眠気に

悩まされる人は多いでしょう。

食後の眠気は、

人の消化器官に血液が集中するため、

頭への酸素不足が起こるためと考えられています。

最近では、

就業意欲が低下する午後三時頃に、

十分間ほどの小休憩を設置して、

軽く体操をする時間としている企業もあります。

もちろん個人的な努力も必要です。

午後の眠気に悩まされていた

オフィスワーク中心のMさんが同僚に相談すると、

眠気に襲われる時間帯に、

十分ほど窓を開けて

換気をしたほうが良いとアドバイスを受けました。

新鮮な空気を脳に取り込むことによって、

Mさんの仕事の効率は着実にアップしました。

細胞の一つひとつが活発に働いている表われでしょう。

人は常に呼吸をして生きています。

新鮮な空気を吸うことによって、

私たちは生かされているのです。

今日の午後は、

新鮮な空気を吸い込み、

脳の働きを活発にしていきましょう。

飲食店チェーンのA社では、

毎月、

外部講師を招いたセミナーを開きます。

講師を選ぶ際、

実行委員の一人が

「とても情熱的な講師がいるらしいよ。

受講者の誰もが心が熱くなり、

やる気に満ち溢れるそうだ」

と教えてくれました。そこで全員一致で、

その講師を呼ぶことに決めたのです。

当日、

固唾を呑んで皆が二時間の話に耳を傾けました。

しかし講師は淡々と話をするのみで、

いっこうに熱を帯びる気配がありません。

一時間が経過し休憩に入った時、

堪りかねた実行委員の一人が

「○○講師。私たちは情熱的な

話を期待しておりました。

しかし失礼ながら、

今日の講師の話には、

まったく熱さが感じられません」

と語気を荒げて質問したのです。

すると講師は

「私はいつも来場者の皆さんに

合わせて話をしています」

とアッサリと言うと、

休憩室へと去っていったのでした。

その言葉を聞いて、

ただ受講するだけの、

受身的な態度に皆がなっていたことに気づいたのでした。

意欲に満ちた職場環境であるか再確認したいものです。
社会見学といえば、

工場見学が連想されます。

最近は、

企業のオフィスや管理施設といった、

舞台裏を見学するツアーも

組まれているようです。

都内のある一流ホテルの見学ツアーでは、

従業員しか入れない通路を通り、

工場並みの大規模な排水浄化装置や

電気水道設備などを探検します。

ロビーやレストランなどの華やかな

雰囲気から一転した舞台裏を、

垣間見ることができます。

参加者は、

普段知ることがない

裏方の重要な働きを知り、

感心するそうです。

私たちは普段、

不自由なく生活をしています。

その陰には大勢の人たちの働きがあって、

支えられていることを忘れてはなりません。

見えない部分に気配りができている

企業の姿勢を、

お客様が窺い知る時、

信頼度はさらに高まることでしょう。

普段から細やかな部分にも、

気配りや目配りを忘れず、

見えないところにこそ力を注いでいきたいものです。
仕事において、

無計画と後回しは

失敗の原因であるといわれます。

K社の東京本社で営業を

担当するM氏は、

九州支店の会議へ同僚のS氏と

飛行機で向かうことになりました。

午後の便でも十分間に合うと考えた

M氏は午後の便を予約し、

S氏は余裕を持って

午前の便を予約していました。

出張の前日、

S氏から「同じフライトの時間ならば、

機内で会議の打ち合わせをしよう」

と持ちかけられました。

M氏は午前便へ変更しようと思いましたが、

満席で変更ができず、

予約をしていた午後便で向かうことになりました。

午前中の便で向かった

S氏は無事に九州支店に到着しました。

しかしM氏の乗った午後の便は、

空港付近が濃霧で着陸することができず、

東京へ引き返すことになったのです。

結局、

同僚のS氏だけが会議に出席でき、

M氏は欠席ということになってしまいました。

M氏はこの出来事を省みて、

物事を何となく後回しにするのではなく、

できるだけ先手でこなす

意識を大切にするようになったのです。