仕事において、

無計画と後回しは

失敗の原因であるといわれます。

K社の東京本社で営業を

担当するM氏は、

九州支店の会議へ同僚のS氏と

飛行機で向かうことになりました。

午後の便でも十分間に合うと考えた

M氏は午後の便を予約し、

S氏は余裕を持って

午前の便を予約していました。

出張の前日、

S氏から「同じフライトの時間ならば、

機内で会議の打ち合わせをしよう」

と持ちかけられました。

M氏は午前便へ変更しようと思いましたが、

満席で変更ができず、

予約をしていた午後便で向かうことになりました。

午前中の便で向かった

S氏は無事に九州支店に到着しました。

しかしM氏の乗った午後の便は、

空港付近が濃霧で着陸することができず、

東京へ引き返すことになったのです。

結局、

同僚のS氏だけが会議に出席でき、

M氏は欠席ということになってしまいました。

M氏はこの出来事を省みて、

物事を何となく後回しにするのではなく、

できるだけ先手でこなす

意識を大切にするようになったのです。