「御来光」とは、

高い山の頂上で

見る荘厳な日の出を敬って

言う言葉です。

特に初日の出は、

めでたいものとされ尊ばれてきました。

古来より日本人は太陽を拝む民族でした。

その名残の一例が、

元旦の日の出を見るという行為です。

小説家・

日本研究家として活躍した小泉八雲は、

英語教師として島根県の松江に赴任した際、

朝日に向かって拍手を打つ人々の

姿に感銘を受けています。

朝日が昇ると、

一人二人と拍手を打つ音が聞こえ始め、

やがて「乾いた音がほとんど

絶え間なく響き出す」と記しています。

太陽のお陰で地球上の人間を含めた、

あらゆる動植物の生命が保たれています。

その感謝の表現でもあるのかもしれません。

現代の日本人は、

太陽に向かって拝むということを

しなくなりました。

しかし、

太陽が昇り始める早朝のさわやかさは、

誰もが感じるところです。

太陽を拝して、

さわやかな一日をスタートさせましょう。
企画書や原稿などを完成させるには、

推敲することが重要です。

出来上がった時点で終わりだと思うのではなく、

さらに良いものへと完成度を高めるのです。

脳神経外科医の林成之氏は、

達成感を覚えた途端に

脳の働きは鈍くなると指摘します。

勝負の世界で十中八九、

手中にしていた勝利を土壇場で

逃してしまう例が多いのは、

「勝った」

「やった」

という達成感を覚えてしまうからです。

林氏は、

ビジネスの世界でも、

満足した時点で成長が

止まってしまうといいます。

ゴールだと思ったところから、

さらにもう一歩も二歩も

「ねじ込む」

ような強い気持ちを持ち続けて、

到達点に一気に駆け上がる

スピードも重視しています。

企画書や原稿の制作だけでなく、

日々の業務では、

最後の最後まで力を緩めず気を抜かず、

時と場に合わせ、

最善の力を尽くしましょう。

形だけの完成に満足したり、

「まあいいか」

と妥協したりせず、

もうひとまわり広い視野から見て、

さらに良いものを作り上げるという志が大切です。

不都合なことまでも味方にしてしまう力が、きっと生まれてくるはずです。

日本には古来より受け継がれてきた、

「もったいない」

という精神があります。

近年、

私たちの周りは多くの

モノで溢れ返っており、

大切に使うという

心が希薄になっているようです。

モノは大切に使うことによって、

本来の力が発揮されます。

まだ使えるモノを捨ててしまったり、

粗末に扱ったりしてはいないでしょうか。

東日本大震災後、

首都圏は節電のため、

夜の街並が薄暗くなりました。

それでも生活はできる>と、

改めて実感した人も多いでしょう。

煌々と照明が点いている夜景は、

確かにきれいで華々しく感じます。

一方で、

限りある資源を無駄に

使っていることにもなるのです。

日常の便利さは、

決して当たり前ではありません。

使わせていただいているという謙虚な気持ちで、

モノと長く大切につき合っていきたいものです。

すべてのモノを畏れ敬ってきた

「もったいない」という精神を、

今一度心に刻み、

日々の生活を省みる時間を持ちましょう。
Fさんが朝一番に、

T社を営業訪問した時のことです。

事務所に入り、

「おはようございます」

と挨拶をしました。

すると事務所にいた

数名の事務職員が瞬時にサッと立ち上がり、

声を揃えて元気よく

「おはようございます。

いらっしゃいませ」と

迎えてくれたのです。

営業で様々な会社を訪問するFさんですが、

このような対応は初めてです。

その後、担当者と商談をしたものの、

残念ながら成約には結びつきませんでした。

しかし、

「接客の仕方とは何か」を

学んだことは、

大きな収穫でした。

皆さんの会社では、

来訪者に対してどのような対応を

心がけているでしょうか。

「挨拶の声に元気がない」

「動作が緩慢である」

「受け答えが曖昧である」など、

来訪者にマイナスイメージを

与えていることはないでしょうか。

第一印象で会社が評価されるケースは、

決して少なくありません。

いつでも、どのような人にも、

「明るく、元気よく、ていねいに」

を意識して対応することが原則です。

お客様対応のあり方を、

真剣に見直してみましょう。
私たちは多くの便利な物に

囲まれて生活をしています。

しかしその便利さを過信すると、

ミスにつながることもあります。

Nさんは現在の部署で

働き始めて半年になります。

同僚の励ましもあり、

仕事にも慣れて最近余裕が出てきた頃です。

業務で必要な文具・

消耗品の発注書を、

いつものようにファックスで送信しました。

しかし一週間経っても、

発注した商品が届かないのです。

Nさんは先方に確認の電話をし、

発注書が届いていないことが判明しました。

振り返ってみると、

いつも送信しているから大丈夫だろうと、

この時は送信前も送信後も、

確認の電話連絡をしていませんでした。

その後は、

どんなに忙しくても、

必ず電話連絡をしてから

ファックスを送るようにした結果、

同じ失敗をしなくなったのです。

失敗は誰にでも起こり得ます。

大切なのは失敗の原因を探り、

そこから学んだことを次に生かすことなのです。