象亮 第二十四話「見参真剣戦隊」(前編) | ミドさんのばった寿司

象亮 第二十四話「見参真剣戦隊」(前編)

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<前回のあらすじ>


象不死鳥は対象亮用に象外鬼四天王(象狼・象烏賊・象毒蛇・象蛭)を蘇らせた!


そのうちの一人、象蛭は純の友達・華に憑依しているがそのことには皆気づいていない。


そして、象烏賊が憑依する超能力少年・嵐が亮のクラスに編入してきた。


綾絡みで早速一触即発になる亮と嵐だったが…。



その日の帰り、亮と綾はまさかの光景を目にする。


綾「りょーくん、あれ…」


亮「ん?」


なんと、象外鬼と思われる化け物がシンケンジャーのような六人組と争っているではないか!


ただし、シンケンジャーと異なり緑と金がなくかわりに黒と銀がある。


亮「おいおい、これは「亮さんの仮面ライダーVSスーパー戦隊」のフラグか?」


綾「そんな、来週(この日は2009/07/06)のディケイドじゃないんだから^^;」


ぼけーっと見てると化け物は退散、六人組もすたこらさっさと引き揚げた。


亮「ショーだったのかな?」


綾「そんなわけないでしょーー;」


亮「だよな…」


六人組の仲間と思われる黒子が、撤収作業をしている。


亮は、その中にひとりだけ不自然な身なりの黒子がいるのを見つけた。


その黒子は、二眼トイカメラのblackbird.flyディケイドバージョンを首から下げていた。


亮「あれ…まさかこなちゃんじゃないだろうなーー;」


綾「っぽいね…背もりょーくんくらいありそうだし^^;」


こなちゃんとは、亮も綾も大好きならき☆すたの主人公泉こなた…ではなく、ディケイドのパチモ…そっくりさんのミドケイドこと窓屋こなたのことである。


彼について詳しくは劇場版1 をご覧いただきたい。


二眼カメラを首から下げた黒子は、亮たちに気づき歩み寄ってきた。


バサッ


こなた「やあやあ、亮ちゃんに綾ちゃんではないか(=∀=.)」


大方の予想通り、その黒子はこなただった。


亮「やっぱりこなちゃんか…なにやってんの?」


綾「確か次の世界へ旅に出たはずよね…」


亮「だよな?なんでまたこの世界に?」


こなた「いやー、旅は終わっておれの世界にも平和が戻ってユースケも丹亭も自分の世界に帰っていったんだけどね…(=ω=.)」


今回は、ミドケイドの旅が終わった後の話となっている。


亮「てことは…伊予柑ちゃんになんかあったか?」


こなた「しょーゆーことっ!(=∀=.)」


綾「なんで楽しそうなのよ^^;」


こなた「えーとね…伊予柑はスルメとナマコの化け物に囚われておれはここサムライジャーの世界に…(=□=.)」


亮「ちょいまて!いまなんの世界っつった?」


こなた「サムライジャーの世界…んん?なのになぜ亮ちゃんと綾ちゃんがいる??(=○=.)」


亮「なにをいってんだ、ここは象亮の世界だろ?」


こなた「だよな…ん?もしかして…象亮の世界とサムライジャーの世界は同一世界!?(=○=.)」


綾「ねえねえ、サムライジャーって、さっきのシンケンジャーみたいな六人組?」


こなた「そうだよ(=▽=.)」


亮「どんなやつらだ?」


こなた「よーし、なぜおれがこうなったのかと合わせて説明してしんぜよう(=∀=.)」


こなたは、語り始めた。



第二十四話「見参真剣戦隊」




こなた「伊予柑の自宅であるカメラのコダマだが…あそこはご存じのとおり撮影背景が下りているといろんな世界に通じるどこでもドアになっているんだ(=ω=.)」


亮「なるほど」


こなた「で、伊予柑のじーさんの留守を見て10の世界以外になんかないのかなあって伊予柑とカチャカチャ遊んでたらサムライジャーの世界の横断幕を見つけてね(=ω=.)」


綾「どんなんだった?シンケンジャーの世界みたいなの?」


亮「カメラのコダマに行けば見れるだろ?」


こなた「そのカメラのコダマを取られたんだ(=□=.)」


綾「ええっ!」


亮「そしたらこなちゃん帰れねえじゃん!」


こなた「そうなんだよ…(=□=.)」


綾「でも、何で取られちゃったの?」


こなた「おれが背景そのままにしてトイレに行ってたら…いつの間にかスルメとナマコが入ってきて伊予柑とベルトを人質に取られた(=□=.)」


綾「それで?」


こなた「伊予柑とベルトを引き換えにサムライジャーのスパイをする羽目になった(=△=.)」


綾「そりゃあ彼女と変身アイテム取られちゃあしょうがないねorz」


亮「でも、もちろん素直に従ってるわけじゃねえだろ?」


こなた「当然、サムライジャーをスパイすると見せかけて協力を仰ぐつもり(=ω=.)」


綾「さすが^^」


こなた「あの場で暴れてもよかったけどベルトは取られてるし、伊予柑を考えるとさ…(=ω=.)」


亮「よくやけくそで暴れなかったなと思ったよ…心中お察ししますorz」


こなたにとっての伊予柑は、亮にとっての綾である。


綾「ん?りょーくん、心中お察ししますってどーゆーこと?」


こなた「しょーゆーこと!(の∀の)(=ω=.)


綾「ごまかすなー!」


亮「で、話は変わるけどサムライジャーとやらとは接触できたの?」


こなた「スタッフとして潜り込めたけどメンバーへの接触は全然だよ、みんな高校生だから昼間は学校行ってるからな(=△=.)」


綾「こなた君も高校生だったよね…^^;」


亮「どこの学校?」


こなた「ちょっと待って…えーと(=△=.)」


こなたは似顔絵つきのメモを引っ張り出す。



サムライレッド/柴田蹴(しばた・しゅう)/海城高校3年


サムライブルー/佐野隆(さの・たかし)/神命学園2年


サムライピンク/白井志麻子(しらい・しまこ)/ペギー女学院3年


サムライブラック/谷地明(やち・あきら)/明日香高校1年


サムライイエロー/琴葉華織(ことのは・かおり)/大岩農業1年


イタマエジャー/原太(はら・ふとし)/熊野商業3年



亮「ものの見事にバラバラか…」


こなた「一応放課後はおれが使用人兼門下生として潜伏してる江戸川一刀流渥美道場にみんな集合するみたいだ(=ω=.)」


亮「渥美道場つったらいつも剣道の大会でバカスカ勝ちまくってるとこだな…ちょうどいいや、おれもトレーニングがてら入門するか^^」


こなた「いいのかな?か~な~り、ハードだよw(=∀=.)」


亮「のぞむとこだよ、象外鬼が最近ザコばっかで腕がなまりそうだしな…」


綾「よく言うよ、いつもけっこうぎりぎりじゃない^^;」


亮「綾ちゃんのスカート丈のほうがギリギリじゃねえかw」


綾「なにー!?」


亮「今日はピンクと黒のディケイドカラーだったな^^」


綾「いつの間にー!?」


こなた「いや、おれもさっきからチラチラ見えてたよ(=ω=.)」


綾「こなた君まで~!?><」


こなた「伊予柑よりスカート短いから新鮮だね(=ω=.)」


綾「伊予柑ちゃんに言いつけるよ~(怒)」


こなた「勘弁して(≧□≦.)」

ともかく、その足で渥美道場へ向かうこととなった。




いっぽうこちらはカメラのコダマ。


スルメとナマコの化け物がベルトとにらめっこしてる横に縛られた伊予柑がいた。


スルメ「ふっふっふ…このベルトさえなければいかに噂の仮面ライダーといえども変身できないのだから手出しは出来ぬ」


ナマコ「しかし、このベルトはどう使えばいいのだ?」


スルメ「おい小娘、教えなされ」


伊予柑「教えません!」


ナマコ「なんだとコラ!」


伊予柑「どうしても知りたいならようつべで「ディケイド 変身」でググれば…あ!」


スルメ「ほう、これはいいことを聞きました^^」


スルメは早速レジのPCでYouTubeにつなぎ「ディケイド 変身」をググっていた。



<後編へ続く