自分らしく生きるヒント
「自己肯定感」と「自尊心」の違いを知ろう
こんにちは
〜夫婦関係再構築〜
カサンドラ脱却の専門家
還暦ライフメンター
ジュンコ田中です
これまでの記事では、
自己肯定感の大切さや、
育て方や得られるものや
自己肯定感を奪う罠について
お話ししてきました。
今回の記事では、
自己肯定感をさらに深く理解するために、
似ているけれど
少しニュアンスが異なる
「自己肯定感」と「自尊心」の違い
について解説します。
さらに、
両者を表す具体的なシーンも交えながら、
その違いを見ていきましょう。
「自己肯定感」と「自尊心」の違い
心理学では、どちらも
「セルフ・エスティーム(self-esteem)」
という言葉を日本語訳したものですが、
意味や使われ方に違いがあります。
以下にその特徴をまとめます。
1. 自己肯定感とは?
• 自己肯定感は、
ありのままの自分を受け入れ、
自分の価値を認める感情です。
• 成功や失敗にかかわらず、
「私は存在しているだけで価値がある」
と思える態度です。
• 自分の長所だけでなく
短所も受け入れることで、
感情の安定や理性的な判断が
可能になります。
具体的なシーン
ミーティングで意見が採用されなかった場合、
自己肯定感が高い人はこう考えます
「今日は自分の意見が選ばれなかったけど、
ちゃんと発言できたことが成長だ。
次に繋げよう」。
結果に左右されず、
自分の行動を肯定できるのが
自己肯定感の特徴です。
2. 自尊心とは?
• 自尊心は、自分の能力や成果、
他者からの評価に基づいて感じる
ポジティブな感情です。
• 外部からの影響を受けやすいため、
成功すれば高まり、
失敗すると下がる傾向があります。
• 高すぎる自尊心は
「プライド」や「高慢」として
ネガティブに捉えられることもあります。
具体的なシーン
同じくミーティングで
意見が採用されなかった場合、
自尊心が高い人はこう考えます:
「自分のアイデアが選ばれなかったのは
納得できない。みんな理解していない!」。
評価や結果に依存するため、
思い通りにいかないときに落ち込んだり、
他者を否定したりする傾向があります。
具体的な違いを比較すると?
基盤
自己肯定感:自分の存在そのものに価値がある
自尊心:成果や評価、他者の意見に基づく
安定性
自己肯定感:成功や失敗に左右されにくい
自尊心:外部の評価や比較に影響されやすい
ポジティブな影響
自己肯定感:ネガティブな感情を和らげ、冷静な判断を助ける
自尊心:自信を高め、モチベーションを強化する
ネガティブな影響
自己肯定感:無し、過剰な自己批判や劣等感を軽減
自尊心:高慢や過剰なプライドに繋がる可能性
自己肯定感を優先する理由
自己肯定感は、
自分を取り巻く環境や状況に左右されにくく、
安定した心の基盤を作ります。
一方で、
自尊心は外部の評価に依存するため、
不安定になりがちです。
もちろん、
自尊心も大切ですが、
まずは自己肯定感を育むことが、
より安定した幸せを感じる近道になります。
これまでの記事
↓
次回予告: 50歳からの自己肯定感
次の記事では、50歳からの自己肯定感が
重要でありながら下がりやすい環境と
その対策をご紹介します。
「自分を好きになる第一歩」を
一緒に進んでいきましょう!
コメント歓迎!
自己肯定感と自尊心について、
あなたが感じることや思ったことを
ぜひ教えてください。
あなたの気づきが、
他の読者の励みになるかもしれません。
それでは、
また次回お会いしましょう!
ジュンコ田中でした