横浜市の教職員による児童生徒に対するわいせつ事案の公判について同市教委が考えられぬような暴挙に出たことが発覚しています。以下は同市教委が横浜市ＨＰに配信の謝罪等も画面及び報道です。
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横 浜 市 記 者 発 表 資 料
令 和 ６ 年 ５ 月 ２ １ 日
教 育 委 員 会 事 務 局 教 職 員 人 事 部 教 職 員 人 事 課
公判への職員の傍聴の呼びかけと今後の対応について
１ 概要 本市教員による、特に、被害者側からの要請を受け た場合、児童生徒に関するプライバシー情報への配慮を目的として、教育委員会事務局職員に傍聴を 呼びかけていました。 一般の方の傍聴する機会を損なう行為であり、今後、このようなことが起こらないよう教育委員会 として徹底してまいります。
２ 教育委員会事務局職員への傍聴呼びかけについて 令和元年（※2019年）及び令和５年（※2024年）・６年（※2024年）に行われた公判４案件において、１回あたり、最大 50 名が呼びかけ に応じ、裁判を傍聴
３ 経過 令和６年５月７日 外部から公判における本市教育委員会事務局職員とみられる傍聴に ついて問合せ 令和６年５月７日～２０日 事実関係の確認、今後の対応を協議 令和６年５月２０日 今後実施しないことを関係部署に通知
４ 村上謙 介 教職員人事部長コメント
公開の裁判で教育委員会事務局職員の傍聴により、一般の方の傍聴の機会が損なわれたことに ついて、大変申し訳なく思っています。今後は行わないことを徹底いたします。
お問合せ先
教職員人事部教職員人事課長 片山 哲夫 Tel 045-671-3226
横浜市教委による謝罪等の画面（横浜市役所HPより）
NHK 2024年5月21日 20時38分
横浜市教委 教員のわいせつ事件裁判で職員動員し傍聴席埋める
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横浜市教委のお偉方による理不尽な傍聴動員は、傍聴業務が動員された各職員が持つ仕事への優先が強いられたことの非は歴然としていますが、上記謝罪文ではそのことについての言及がありません。おそらくは保身や言い訳のための故意によるものでしょう。
傍聴動員が動員された個々の職員の最優先業務であったことを敷衍するための小細工でしょうが、見え透いています。
横浜市教委によると 同教委は被害者のプライバシーが裁判で晒されるのを防ぐべく動員をかけた最初の2019年の公判では横浜地裁に対して匿名審理こちら（※法律家による説明画面）を要請したそうですが、（※正確には市教委は裁判当事者たる被害者側にそうするようアドバイスしたものと思われます）地裁からは却下され通常審理となったそうです。そのあたりは先般、東京都教委が東京地裁立川支部に要請して受け入れられた匿名審理とは真逆の様相を呈していたと言えましょう。
参考
続・都教委も公表しないし報道もされなかった？＠小学校教諭による教え子男児複数への悪質な性加害事案
横浜市教委はその時点で動員などかけず公開審理を甘んじて受け止めるべきでした。しかしながら、教育長（当時）は激務としての通常勤務を持つ職員を傍聴に動員するという手段に出ました。そして続く、同様の児童・生徒へのわいせつ事案たる2023年・2024年に行われた公判3案件においては地裁への匿名審理の要請すら行わず同様の動員指令をかけたという事です。
2019年のが匿名審理要望が却下されたからといって続く3名の別の被告人公判も却下されるとは限りません。横浜市教委は続く3名の公判についてはそれぞれ匿名審理を要求することもできたはずです。それを怠慢して安易に傍聴業務を本来の業務で忙しい職員に押し付けたことは、それこそ責任者や付和雷同した幹部の面々は懲戒処分ものでしょう。
ちなみにこの構造的とも言える横浜市教委の不祥事をすっぱ抜いたと思われる東京新聞によると 同市教委は21日、2019年度から今年4月まで横浜地裁で開かれた計11回の公判に、延べ約500人の職員を業務として出張させていたと発表しています。19年度当時の教育長と相談の上で対応方針を決めたが、それ以降は事務的に継続していたそうです。
追記
続・横浜市教委の暴挙は「一般の方の傍聴する機会を損なう行為」だけに非ず
同
続々・横浜市教委の暴挙は「一般の方の傍聴する機会を損なう行為」だけに非ず
同