担任から性被害を受け続けていた男子中学生(当時)を放置していた学校・教委の責任は重大かつ深刻 | mojorのブログ@事件等を教訓に己を律しよう!

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40代の元男子中学生の勝利にエールを送ります

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元教え子の方(45)の34年後の勝訴への決め手が本日付で大きく報じられています。

 

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集英社オンライン 2023.03.03 引用

秘策は「下着の返還請求」。中学時代、同性の担任教師から性暴力を受けた男性(45)が34年後に勝訴できた驚きの手法

 

――結局、だれからも救いの手はさしのべられなかったんですね。

ええ。先生に知られないように学年主任や他のクラスの教員にこっそりと被害を訴えたこともあったんですけど、『そんなことをする先生じゃない』とか、ひどい人だと『おまえらお似合いかもな』などと、適当にいなされてしまいました。

その先生は教職員内での評判が悪かったので、他の先生たちも関わることを恐れて見て見ぬふりしていたのかもしれません。

――聞けば、校長や教頭にも直訴したことがあったとか?

2年生の時に、職員室に泣いて行ったことがあったんです。そこで泣きじゃくりながら、『〇〇先生からキスされました。フェラチオもされました』と訴えました。だけど、教員室全体がシーンと凍りついただけで、その場に居合わせた校長も教頭も何もしてくれませんでした。

 

――そんなつらい状況でよく裁判を起こそうと奮い立つことができましたね。

いろいろ考えているうちに、自分は悪くない、自分は性被害者なんだと気づいたんです。その一方で加害側の先生は懲戒免職もされずに教員を続け、退職金までもらっている。それでまずは松戸市教育委員会と千葉県教育委員会にその退職金を加害者に返納させるよう求めたんです。

新聞社やネットメディアにも同じメールを500通くらい送りました。ただ、教育委員会に動く気配はないし、

 

記事画面 (計3画面)

(集英社オンライン) - Yahoo!ニュース 配信

秘策は「下着の返還請求」。中学時代、同性の担任教師から性暴力を受けた男性(45)が34年後に勝訴できた驚きの手法(集英社オンライン)

記事画面 (同)

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校長、教頭をはじめ職員室の対応は事なかれ主義の極致といえましょう、

本来なら温かく慈愛でもって接してあげるべき担任教師が岡惚れした教え子を苦しめ続けた非道も許せませんが、それを黙認さながらに不作為を決め込んだ当時の学校関係者の道義上の責任も露呈されていましょう。連中がけっこうな額の退職金をもらい優雅な年金生活をのんのんと享受しているであろうことを思えば日本の教育界の暗部をここに見た思いすら感じられてきます。

 

松戸市および千葉県の両教育委員会も然りです。おそらくは「その教師は退職者だから関知しない」「もう過去の事で資料は残っていないし教委からは何もできない」「警察事案だからうちは関知しない、警察に言えば・・」等々の教職員の非行への残務処置を怠る逃げ口上は容易に推して知れましょう。おそらくは両教委は非行教師や当時の校長・教頭など事情を知る者への任意での聞き取りすらしていないのではありませんか?

 

ちなみに松戸市教育委員会には学務課という部署がありそこは退職者の福利厚生なども扱っています。もし同教委が「その教諭は今は退職しているから市教委は関知しない」というのは矛盾が発生しましょう。そもそも教育委員会の矜持として教職員が生徒や元生徒を苦しめているのなら相応の対応をしなければならないことは自明の理といえましょう。

千葉県教育委員会についても同じことが言えましょう。

 

むろん最大の落ち度は当時、不作為を決め込んだ学校関係者や教育委員会の構造にありましょう。

今は45歳となられた元男子中学生の苦悩を掌握した時点で当時の学校関係者や同じく教育委員会が警察とも連携して迅速に対応しておれば彼はこんなにも長く悩み苦しむことはなかったことから言えば特に当時の校長は私見では真摯な謝罪表明が道義的に要されましょう。このような事案に退職が弁明になるとはいずれの教職者にもありえないとです。

特に裁判でも明らかになったものと思われる非行教諭の元男子中学生への具体的な性加害のことを思えば同教諭は教職在職時に他の少年にも同様の蛮行を行った可能性も疑われるのではないですか?そんなとき、学校関係者や教委に同様の事なかれ主義があったのであれば、さらなる被害者あるいは被害者群の存在への懸念もあながちぬぐえないのではないでしょうか。

 

いずれにせよ今の松戸市教委および千葉県教委あるいは全ての学校、教育行政は今回の事案を反面教師として間違った対応として教訓としなければなりません。

 

追記

続・担任から性被害を受け続けていた男子中学生(当時)を放置していた学校・教委の責任は重大かつ深刻

一般中学生(当時)の性被害の相談をまともに取り合おうとはしなかった学校側の姿勢とJ 創業者問題