わいせつ目的誘拐と強制性交の容疑について福井地検が下した「処分保留」 | mojorのブログ@事件等を教訓に己を律しよう!

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NPO法人の代表(37)と児童養護施設職員(26)を逮捕

続報

最近の報道によりますと福井県警鯖江署は11月2日、大麻取締法違反(営利目的所持)の疑いでさいたま市、NPO法人役員の男(37)を再逮捕したそうです。

再逮捕容疑は10月14日午前8時半ごろ、さいたま市内の自宅アパートで、営利目的の乾燥大麻約200グラムを所持していた疑いといいます。

特筆すべきはその記事の中でわいせつ目的誘拐と強制性交の容疑につてt福井地検は処分保留としたことも併記されています。

 

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(福井新聞ONLINE) - Yahoo!ニュース 

男子にわいせつ誘拐疑いのNPO法人役員37歳男、大麻所持で再逮捕 営利目的で自宅に200グラム 福井県警

記事画面R

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麻薬の事件は他のサイト等に任せるとして、わいせつ目的誘拐と強制性交の容疑についての処分保留のニュースには逮捕報道が印象的だっただけに、おやおやという感覚が拭えません。

むろん概して「処分保留」の意味は冤罪とは違うでしょう。弁護士サイトによると処分保留とは「検察官が起訴するか否かの判断を棚上げすること」を指すといいます。以下一部引用です、

 

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処分保留の「処分」とは

 

そして、検察官が②起訴処分とせずに身柄を解放する場合、(ア)不起訴処分としたうえで釈放すること、又は、(イ)終局処分を決めないまま釈放することのどちらかを選択することになります。「処分保留で釈放」とは、(イ)のケースを指します。

よって、検察官が起訴・不起訴の判断を先送りにしている場合ですから、釈放後に起訴される可能性はおおいにあります。

説明画面

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思うに福井県警鯖江署が両人を逮捕する際には、相当脆弱ではない裏を取っての逮捕ではなかったでしょうか?逮捕のきっかけは「男子児童の家族から相談を受けた警察が調べたところ2人が事件に関わっている疑いが強まり14日逮捕しました。」(NHK)であるなら当然警察は男児本人から車の中でされたとされていことを具体に聞き取った結果としての逮捕ではなかったでしょうか?

 

ただ検察が処分を保留した背景を察すると男児が性被害について警察および検察から質問に答えることが心象面での負担が重すぎて、回答や証言に嫌気がさしたことで捜査の進展が暗礁に乗り上げてた可能性もありましょう。言いたくないことを性被害証言として根掘り葉掘り尋ねられることは小学生男児にとっては荷が重すぎます。特にこの男児はSNSで被疑者と知り合ったのであれば彼は小学生でも中学生に近い高学年の学齢にして、この種のことを一番尋ねられたくないほどの自我が既に持っているものとも十分考えられます。

 

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日刊スポーツ[2021年10月15日0時17分] 見出し引用

 

車に男児連れ込み乱暴疑い 児童養護施設職員ら逮捕 SNSで知り合う

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ただし、県外から来た両成人による性的加害が事実であるなら、被害者と加害者の問題のみならず社会問題へと昇華され男児が口を閉ざすことが加害者を利することがあってはなりません。

 

福井地検は任意で捜査を続けるとのことですが、かりにも現状が上述の私の想定に似通ったことが起きているのであれば、官憲は男児に対して噛んで含めるように証言の意義を教えなければなりません。被害者は決して弱者や意気地なしではないことも同様にわからせてあげるべきです。

 

翻って、処分保留の主因が男児のその後の証言拒否等にあるのではなく何か別のところにあるのであれば、処分保留自体に忸怩たるものを感じてしまいます。


いずれにせよ今後続けられるという任意での地検捜査の過程や結果の公表が待たれるところです。

 

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追記(ここから過去欄への追記事項のコピペです)

 

その後、児童養護施設職員は処分保留となり釈放されました。

わいせつ目的誘拐と強制性交の容疑について福井地検が下した「処分保留」

 

処分保留は「白か黒かはっきりしなかったから時間切れで一旦身柄を釈放する」という属性を持ちながら

実態として、不起訴になることが多いとのか弁護士サイトの解説もあります。

こちら

 

ただし男児の証言が逮捕の決め手になったのであれば、証拠不十分なら証言をした男児に問題があるとも受け止められ、ただでさえ心労が甚だしいと思われる幼い彼をさらに追い詰めることにもならないでしょうか?

ともあれ児童養護施設職員への地検による継続捜査についても何らかの情報が待たれます。

(追記ここまで)

児童養護施設職員容疑者(26)については

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追記2

晴天の土曜日の昼下がりのスーパー駐車場での犯行だった NPO役員ら2人逮捕 福井・鯖江市

追記3

「処分保留」後も報道のスタンスは不動のようです@(FNNプライムオンライン)