「処分保留」後も報道のスタンスは不動のようです@(FNNプライムオンライン) | mojorのブログ@事件等を教訓に己を律しよう!

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わいせつ目的誘拐と強制性交の容疑について福井地検が下した「処分保留」

 

SNSでの出会いに焦点を向けた報道の中で、福井県鯖江市の男児性的被害事件が例示されています。

事件に関する部分を抜粋してみました。

 

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(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース 引用

被害者には「共通点」が…小学生の“SNS犯罪”被害が増加 誘拐され性的被害も【福井発】

記事画面R

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既に福井地検は、2日、両人ともわいせつ目的誘拐と強制性交の容疑については処分保留としたからにはこの事件を例示するのであればそのことも言及して然るべきかとも思われますが、FNN(フジテレビ系)は同保留については歯牙にもかけていないようですね。

「処分保留」の属性(前欄後段リンク参照)や報道の立場からの取材等を前提としたであろうFNNのこの判断からは相当の自信が伺え知れるのではないでしょうか。

 

処分保留後の任意捜査の結果がかりにも不起訴であれば、被害男児の立場に同情します。察するにせっかく答えたくもないと思われる性被害の有無等に関する官憲からの一連の質問事項に答えたあげく、不起訴・起訴猶予となれば、男児のみならずこの事案を警察に親告した男児の家族にとっても踏んだりけったりではないでしょうか?

被害についても不起訴を奇貨として様々な憶測で矮小化しネット掲示板等で男児関係者を責める向きも現れることも当然懸念さてきましょう。否、一番恐ろしいのは時系列にかかわらず男児を取り巻く友人などリアルな関係者らが心の中で尾ひれのついた憶測をすることです。

被疑者両名はもし報じられている性的加害事案が本当に冤罪・無罪であれば警察や保護者、メディアを告訴すればいいのですが、はたしてそれができうる状況なのでしょうか?

 

もちろん今後の福井地検による任意捜査の結論がたとえ起訴しない選択であっても、裁判所による冤罪認定が確定しない限りはそれは必ずしも無罪・冤罪を示すわけでもないことは起訴猶予等の属性からの明らかではないでしょうか?

 

参考

>不起訴とは?不起訴処分には種類があり前科はつかないが前歴が付く場合も 

こちら(刑事事件弁護士相談広場) 

>起訴猶予とは

(刑事事件弁護士ナビ)