ろう重複の子を

育てている

ママさんの体験談

です。

 

これまで

いろんな保護者に
体験談をお願いしてきましたが、
重複児のお母さんは飛び出すハート

どうぞお読みください。

 

 

第一回はこちら

 

 

 

第二回はこちら

 

 

 



私を救ってくれた人物とは…

 

メンタル弱弱な私を救ってくれた人物は

 

家族でした!

退院後、自宅に三女と二人きりになると

一気に不安が押し寄せます。


不安で不安でパソコンで

病気について検索する毎日。
勝手に検索し勝手に凹む毎日。
めそめそくよくよ、

くよくよめそめそ。


検索魔となった私を見兼ねたパパが

パソコン禁止令を出し

なんとか検索魔を卒業。

 


三女の様子はと言うと


上手にミルクを飲めず

口から飲む量は減る一方。
せっかく飲んでも注入しても大量に嘔吐。
目はたまに少し開くけれど視線は合わず。
くしゃみや床に物を落とした時に出る大きな音にピクリともせず。

 

やっぱり見えてないし

聞こえてないんだ。
突きつけられる現実。


私はこの世で一番不幸な母親だとまで思うほど

真っ暗闇などん底期でした。


その頃私が

「三女が普通に産まれてきてくれていたらなぁ・・・」

とふいに口にしてしまった事がありました。


しかしそれを聞いたパパは

「何言ってるんだ!

三女に失礼だろ!」

と怒ってきたのです。


私はハッとしました。



 

ひさしぶりに笑えた日

 


またある時は

私が必死に搾乳をしていると

パンツ一丁で風呂から上がって来たパパが


「あぁ〜!

もったいない!もったいない!

早く!早く!哺乳瓶!哺乳瓶!」


と言いながら

その辺にあった上の子の上履きを手に取り

自分の胸に当て、

出るはずのない胸を搾乳するマネを始めたのです。


風呂上がりって母乳の出が良くなるじゃないですか。


その事も分かった上で

完全に私の真似をしてみせて笑わせに来たのです。


突然のコントでした。
そしてみんなで大爆笑!!!!


心の底から笑いました。
その時私はまたハッとしたのです。


もうかれこれ何ヶ月笑ってなかったんだろう。
そう言えば毎日授乳や搾乳で下ばかり見ていたなぁ。


「あ〜そうだよ!!!
こうやって笑って子育てしていけば良いんだよ!!!
上の子の時と同じように

前を向いて子育てしていけば良いんだよ!」

 


ようやく気付けた瞬間でした。

上の子二人も純粋に

妹が産まれた事を喜び

自宅で一緒に過ごせる事を楽しんでいました。
大人と違い先入観を持たない

こどもらしい感覚です。
義両親、県外に住む両親、遠方に住む姉までも応援に駆けつけてくれました。
 


今思えばめそめそくよくよしていたのは

私だけだったのです。

突然のコントにより、どん底期が終了!
あとは這い上がるのみです!


ここからは驚異的なスピードで這い上がって行きます!

 

 

這い上がっていった過程

 


私一人で

大学病院まで運転出来るようになりたい!


→パパを助手席に乗せ

高速道路や何車線もある道路を練習し

運転出来るように。

同じ病気の子とつながりたい!
→県外になら居ました。

口唇口蓋裂の子とつながりたい!
なんと

斜め前の家の子が口唇口蓋裂でした。

難聴の子とつながりたい!
なんと

パパの同級生の兄夫婦の子が難聴でした。

目が見えない子とつながりたい!
なんと長女の習い事つながりで

白杖をついている子が居ました。

気軽に悩み相談が出来るママ友が欲しい!
→家庭訪問で来てくれた助産師さんが

障害児親子の子育てサークルを立ち上げてくれました。

支援学校に見学に行ってみたい!
→と言う事で

ようやく我が家も

聴覚支援学校とつながって行くのであります!!!

 


 

 

パパさんすごいです👏

次回は来週6月2日(金)です!
お楽しみに♪

 

 

 

 

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これまでの連載は

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たくさん読めます。

もいもいに関わってくださった

お母さんがた、難聴の女子大生、社会人の

「その時の思いを書いてくださった」記録です。
 

ぜひお読みください鉛筆

 

参考までに…


●きこえない子のパパさんの体験談

 

 

 

 

 

 

●ディナーテーブル症候群(家族との晩ごはんで聴覚障害児が疎外感を感じる、孤立するようなことを言います)

 

 


●こどもが就学するまで~

 

 

 

 


●補聴器を付けた赤ちゃんを抱っこして~

 

 

 

 

 

 

 

 

●ほかいろいろ…