始まりの物語はこちらから読めます→「出会いはSNS・・・」
つづき
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元夫に言われるがままパソコンの前に座らされたわたし。
元夫:「これ、入力して」
パソコン画面を見て引いた。
私:「いやだよ!絶対いやだ!なんで私がこんなのやらなきゃいけないの?!」
元夫:「俺が融資受けられなかったんだから仕方ないだろ?!」
私:「仕方ない?!あんたが仕事を辞めたからこんなことになってるんでしょ!」
「私は絶対コレに入力はしない!」
元夫:「お前は冷たいやつだな」
「俺たち家族だろ?」
「家族は助け合うものだろ?」
ここにきて、「家族」を盾に使いだした。
入力を拒否しただけで、
冷たいだの、
家族は助け合うものだの、
なんなの。
家族だから助け合うのはわかる。
でも、その家族にあのパソコン画面を突き出すのは家族のやることじゃない。
でも、当時の私は「家族」と言われて
グサっときた。
家族だから私はこれを拒否する権利はないのか?
家族だから生活のためにやらなきゃいけないのか…
でも本当に嫌だった。
嫌すぎて最後の抵抗で言ってはいけないこと言ってしまった。
私:「…わたしは…こんなことをするために結婚したんじゃない!!」
号泣
半分本気で、半分嘘。
元夫:「お前…言っていいことと、言ったらダメなことがあるやろーが!!」
元夫ブチ切れ。
私はひたすら泣く。
元夫:「頼むよ…生活していけないんだよ…」
「頼む…俺じゃ無理なんだよ」
「正社員のお前じゃないとダメなんだよ」
「俺には信用がないけど、お前には信用がある」
元夫は、そっとパソコンを再度私の前に差し出した。
諦めた。
だって何を言ったって話が通じる人じゃないから。
こんな人を選んだ私が悪い。
私は泣く泣く必要事項を入力した。
人生初めての借金を背負うこととなった。
元夫:「ありがとう!助かった!」
「じゃ、今すぐ金下ろしてくるわ!」
元夫は、契約完了画面を見るなり
お金を引き出しにATMへ行った。
元夫よ
やっていいことと、悪いことがあるだろうがぁぁぁぁぁぁ!
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