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つづき
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新居に到着。
目を疑った。
私が聞いていたのは2階建アパートの2階の部屋。
わたしも見に行った物件でそこに決まったはずでした。
元夫を見るとずっとドヤってる。。。
いやいや、ドヤるところじゃない!
私:「どういうこと?!!」
元夫:「いいだろぉ~最高だろぉ~」
私:「ちょっと待ってよ!人の話聞いてる?!」
元夫:「サプライズ、驚いたやろ?」
私:「いや、そりゃ驚くけどさ!」
元夫:「やっぱりせっかく引っ越すならいい家に住みたいじゃん」
「いや~それがさ、ちょうど契約しようと思ってた日に、
”ココ”を見つけちゃってさ、”ココだ”って思って即決しちゃったんだよね~」
予定ではアパートに着くはずでした。
それがなぜでしょう。
私の目の前には10階建ての新築マンション(賃貸)があります。
新築ピカピカ
オートロック!
宅配BOX付き!(冷蔵物もOK)
小さな噴水が見える!
小さなロビーがある!
駐車場ひろびろ!
保育園近い!
小児科近い!
スーパー近い!
駅も徒歩圏内!
ハイスペックなマンション!
さぁ、家賃はいくら?!
元夫:「駐車場代含め14万でっす」
「俺クラスならこれくらいの家に住まないとさ」
俺クラス?
は?
理解不能。
私
もちろんキレた。
予定のアパートは家賃66,000円。
それでもちょっと高いと思ってたのに、
2倍以上に跳ね上がってるぞ!
おい!
私:「何考えてんの?!」
「わたし今育児休暇中で給料全額入らないんだよ?!知ってるよね?!」
「どうやって家賃払っていくのかちゃんと考えてないの?!」
キレッキレなわたし。
元夫:「いやいや、俺稼ぐから大丈夫」
出た。
得意の決めゼリフ。
よく言ってたやつ。
そういって稼げたこと一度もない。
私:「稼ぐ稼ぐって言うけどさ、そんな簡単にかせげないでしょーが!」
元夫:「大丈夫、大丈夫、俺を信じろ」
「俺を誰だと思ってんだよ?」
私:「・・・・・・」
呆れて何も言葉が出ない。
何言っても話通じない。
モラ夫である前に、ポジ夫でもあった。
俺は自分を追い込めば追い込むほど頑張れる!
実力を発揮できる!
夢物語をいつも語っていた。
で、それを子どもが生まれた今発揮してきた。
ちがう!
今はそのタイミングじゃないし、
そもそもそんな実力兼ね備えてないですからーーーーー!!!
契約してしまったものはどうすることもできないので、
とりあえず家の中へ移動しました。
もう見事にきれいな部屋。
もう身分不相応で震えた。
なぜ今わたしはこんなきれいなマンションの一室にいるの?
家族3人なのに3LDKも必要ない。
リビング広すぎ。
家具ないからちょっとした体育館かって。
行き先不安しかない。
今までも不安になることは
何度もあったけど、
道を間違えたことをやっと理解した。
でも別れられなかった。
もう、モラ夫ワールド内でわたしはロックオンされていた。
その後の生活はなんとか回ってました。
有言実行がたまたまできた元夫。
歩合制のため営業成績が良ければ給料が上がっていくシステム。
でも不安定には変わりない。
いつもギリギリ。
そしてまた事件は起きる。
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3位独立宣言するも世の中そう甘くない現実にぶち当たった元夫。