始まりの物語はこちらから読めます→「出会いはSNS・・・」
つづき
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独立宣言した元夫。
子供が生まれて半年。
ハイスペックマンションの家賃だけでも頭が痛いのに、
私:「え、なにそれ。何の冗談?」
元夫:「いやいや、冗談じゃない。マジ。俺、会社つくるから(ドャァァァ)」
私:「まってまって・・・会社やめたってなにさ!なんでそうなるの?!」
「ねぇ!本当にいろんなこと考えてる?普通辞めないよ?」
「赤ちゃん生まれたんだよ?」
「わたし今仕事してないんだよ?」
「貯金ないんだよ?」
元夫:「だから会社経営して稼ぐんだよ」
日本語通じない。
だから話通じない。
通じないけど、
収入がなくなって家賃が払えなくなる。
生活できなくなる。
先のことが恐ろしくて、元夫を責め立てた。
すると、思いもよらない言葉が返ってきた。
元夫:「お前が辞めればって言ったからだよ。」
え?わたしのせい?
確かに言った。>>>>>>>(前回の話をご参照ください)
でもそこ拾う?
言葉の”あや”ってわからない?
売り言葉に買い言葉的なさ。
本気で言うわけないじゃん。。。
元夫:「だから辞めてきたんだよ」
信じられなかった。
私のそんな一言でこの人は仕事を辞めるだなんて。
ただ辞めた理由を私のせいにしたかっただけだと思うけど。
辞めたその日から
融資を受けるために
事業計画を練って何枚もの資料作成に勤しんでいた。
その間、わずか数日。。。
数日後には、
肥えた体を少しでも痩せようと必死にWii Fit。
疲れたらゴルフに切り替え。
飽きたら桃鉄。
夜はネット麻雀。
1日中家にいる。
することと言えば、ゲーム、食事、昼寝、子供を愛でる、飲酒、性処理。
イライラするわたし。
ただのニートじゃん。
いいご身分だよ。
家賃14万1回払ったらその先払えないのは確実。
一か月の猶予しかない。
それなのにこのクソヤローは
のんきにゲーム三昧。
私:「いつ融資下りるの?っていうか、いつ融資の面談行くの?」
元夫:「あぁ、❍日に行ってくるよ。まぁ任せろよ」
「俺を少しは信じろよ、俺だぞ?」
「俺の事業計画はバッチリ!完璧だから融資は必ず下りる」
出た、ポジ夫。
その”俺”だから心配なんだよ。
そもそもね、その融資って会社経営するための資金であって生活費じゃないじゃん?
なぜ当時そこを丁寧に突っ込んでやれなかったのか!
自分を恨む。
そしてXデーがやってきた。
元夫:「じゃ、行ってくるわ!」
行け。
さっさと行け。
そして融資下りなかったら終わりだボケ。
昼過ぎに行って、夕方帰ってきた。
ガチャ。
私:「おかえり、どうだった?」
元夫:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
私:
終わった。。。
あぁ、やっぱりダメだったか。
そりゃ当たり前だ。
何一つ計画性がないまま「俺、会社やります!」
なんていう男に誰が金を貸す?
私ならこんなワケのわからない実績ゼロの男にお金なんて貸さない。
元夫:「くそっ。くそっっっ!!!!!」
ポジ夫、やるせない気持ちをクッションに叩きつける。
私:「・・・・・・・どうするの?・・・・・」
元夫:「まだ他にも何社か当たってみる」
その後、数社面談に行ったけど
どこからも融資は下りなかった。
当たり前だ。
ポジ夫、追い詰められてきた。
俺に任せろ、俺だぞ?
いつもの俺節がない。
私:「独立ってやっぱりそう簡単じゃないんだよ、わたしにはよくわからないけどさ」
「今からでも転職活動始めてどこかに就職してよ」
パソコンをカタカタやっている元夫に話しかけ丸無視された。
かと思ったら、
元夫:「おい、ちょっとこっち来て」
パソコンの前に座らされて私の目に飛び込んできたものは・・・
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