前回まで、業者選定の話を書いていましたが、
現実時間では、工事が進み、完成間近。
時系列順に進めてると、話が進まないので、
テーマごとに話をさせてもらいます。
そんなわけで、今日は家の外観イメージの作り方について紹介します。
外観のイメージって
HMが作ってくれたりします
積水ハウスではVRまで用意してくれました。
でも、無限に作ってくれるわけじゃない。
だから、こんな事を思う時があります。
・あれ?この裏ってどう見えるんだろ?
・ここの外壁変えたらどんな雰囲気なんだろ?
・外構でこの辺駐車場にしたら変だろうか?
特に、我が家は、外構を自力で考えたので、このイメージがとても重要だったんです。
そんなわけで、一級建築士の妻に教わりながら、素人の私がなんとか作ってみました!
2通りの方法で作ったのですが、まず1つ目がこちら
①スチレンボードで工作
まる1日かかりました。
スチレンボードも、近場には薄いものが売っておらず、そこまで本気じゃなかったので厚めの板で作成。
もったりした感じに…。
でも、目の前に立体模型があると、想像が膨らみます。
良い仕事した。
続いて2つ目の方法がこちら、
②PCのフリーソフト【SketchUp】(スケッチアップ)で3D画像を作成
操作を覚えるのに半日
作るのに1日と言ったところでしょうか。
実際には夜な夜な作業してたので1週間くらいかかりましたが…
まぁ半分以上、物置とかウッドデッキ、門柱を作ったり余計なこだわり部分なんですけどね。
画像ベースで比較すると、PCで作った方が完成度は圧倒的に高いです。
それに、慣れてくるといろんな小物も作れて楽しい!
シンクをつくってみたり
門柱を作ってみたり!
物置とかウッドデッキも…
ただ、慣れるまでは線を引くのも難しいです。
初めの1時間は、本当に思い通りに線も引けないし。
ネットを見てもプロみたいな人の動画ばかりで真似できない。
でも、このソフトの良いところは、ネット上ですぐ始められること
お金もかからないし、
まずはやってみるしかない!
という事で以下このソフトのご紹介
まず、ソフトの在り処というか開始方法
≪使用したソフト≫
SketchUp for Web
≪使用開始まで≫
①スケッチアップのHPへ行く
②製品>作成>SketchUp for Webを選択
③メルアドを入れてアカウントを作成又はgoogleアカウントを使用
これで開始できます。
アカウント作成の時、初回ログインの時に使用目的などを聞かれた気がしますが、特に難しいことはありません。
日本語表示があるので、
英語無理やでという方も大丈夫です。
≪ログイン後の操作方法≫
【初期設定】
ホーム>新規作成>シンプルなテンプレート ミリメートル
これで、画像のような状態になります。
※ミリメートルを選択しないと、フィート・インチで表示され不便です。
【基本操作】
大まかに言うと、
《作図メニュー》画面左端のバー
線を引いたり、図形を動かしたりする
《管理メニュー》画面右端のバー
図形の表示非表示やレイヤー(タグ)の管理
というイメージです。
それでは各項目の説明です。
それぞれのメニューについて上から順番に説明します。
《作図メニュー》
〇選択
作図した図形を選択する。
※シングル、ダブル、トリプルクリックで、1パーツ、面選択、一団の図形全選択と切り替わります。
〇消しゴム
描いた線を消す。
〇ペイント
面を塗る。
※選択すると、右側メニューのマテリアルが開き色や模様を選べる
〇線
線を引く。
※開始点をクリック→方向を合わせる→キーボードで長さを入力→Enterとすると、寸法通りの線が引けます
〇円弧
円弧を描く。
〇長方形 他
長方形、円等の図形を描く。
※開始点を選択、『縦の長さ,横の長さ』をキー入力してEnterで描くと良い
※Ctrlを押すと1クリック目が開始点から中心に変更される
〇プッシュ/プル 他
面を押したり引いたりして立体にする。
※うまく説明できないので下図参照
①中の小さい長方形を選択して
引っ張る!
②壁の長方形を押し込むと
穴が開く!!
〇外側シェル
重なった立体を融合させて一つにする。
※交差やトリムなどの便利そうなツールは有料。
〇移動 他
移動や回転、拡大縮小ができる。
〇メジャー 他
距離を測ったり、目印をつけたりする。
〇ウォーク 他
視点を動かす。
〇オービット 他
ドラッグ&ドロップで視点を回転させたりスライドさせたりする。
※視点移動は基本オービット。マウスのコロコロで視点をカーソル位置から近づけたり遠ざけたりできるため、拡大縮小やちょっとした横移動はマウス操作で十分。
《管理メニュー》
〇エンティティ情報
グループごとにタグ(レイヤー)等の情報を表示、変更する。
※グループ化(図形を選択した状態で、右クリックメニューから選択)とタグ選択は最重要。つまり重要。タグの作成は後述SuketchUpの互換性メニューで作成する。
〇アウトライン表示
有料のため未確認
〇インストラクタ
選択中の作図メニューの操作方法を解説してくれる。
〇3D Warehouse
誰かが作ってくれた3Dオブジェクトを検索してダウンロードできる。
※植物などの複雑なものはここで仕入れる。ただし、動作が重くなるので注意。
〇コンポーネント
ダウンロード済み図形の一覧を表示する。
〇マテリアル
図形の色を選択する。各種素材のテクスチャもある。
※テクスチャを入れると動作が重くなる。色塗りはできるだけ終盤。重要度をみて単色にするところは単色にすると良い。
〇スタイル
図形を手書き風にしてみたりできる。
〇SketchUpの互換性
+をクリックするとタグ(レイヤー)が増やせる。
※各タグの左の目のアイコンをクリックすると、タグ単位で表示非表示を変更できる。
※タグの指定はエンティティ情報でやる。
〇シーン
いろんな角度から作成した図形を見られる。
〇表示
軸やガイド、影の表示など、画面表示を設定する。
※図形を非表示にして見つけられなくなってしまったらここで表示に切り替えができる。
〇モデル情報
長さの単位設定などを変更する。
〇ソリッドインスペクタ
有料ツールなので未確認。
と、長々と書いてみましたが、
やってみないとなかなかイメージができないかもしれません。
フリーなので興味がある方はぜひ挑戦してみてください。
どこから手を付ければ…
グループ化ってなんやねん…
そんな方は、次回以降、
実際に家を作図したときの手順を掲載するので
参考にしてください。