ここ数か月
FRBの利上げにも関らず、決定日からドルは急落、実はその数日前からドルロングの利食いは始まっていた。その日はロングの利食いというか、ショートメイクまで入っていた可能性も感じられる。委員の何名かは利上げに反対したようで、最もな理由がここ数か月の景気動向である。指標は若干予想を上回った程度で、前回12月の利上げ後はあまり変化は見られない。住宅価格の上昇継続やトランプ大統領の減税、本国税等の景気対策からの景気上昇予測が利上げに動かした感じもある。
FRB議員も人の子、景気を予測して動いているが、イエレン議長の会見で緩和的な利上げを推進するという発言は市場関係者の中立度を表しているだろうか。予定でいけば、今週にもボラティリティーが上がってきてもおかしくはない十分な調整期間を経て、次なる方向性をヘッジファンド勢は出していきたいはずである。彼らだけで動くわけではないが、計算されるボラティリティーの変化期間は、急変動をしてもおかしくはないタイミングでもあるため、次の一手が注目される。
外国人は若干の日本株売りという程度、日銀は買い、凄い筆頭株主であり、一部上場株の企業のほとんどが信託の筆頭株主となっている。この買いが日本株を支えているから、崩れるとすれば円高からの株安となる。来月のフランス選挙はオランダ第一党の勝利で不安感が収まっているが、まだ予断は許さない。ユーロに注目が集まりやすいが、個人を含めシカゴ先物もユーロショートの高水準はまだなんとか保っている。これが本格反発し、ドル売りの引き金になれば、ドル指数99割れのターゲットに向かう可能性も出てくる。 要注意である。
