やっと、98円後半までやってきたドル円、要因は米国金利上昇によるものだと思うが、円は他の通貨に対しても弱く、円安の動きが顕著となっている。 ドル高もそうだがそれ以上に円安の要因は?と言われても3ヶ月後には105円、来年早々にも110円だと言って理由を濁しているアナリストがほとんどだ。
さて本当の理由は何であろうか、それは変動率の低下がもたらしたレンジトレードの罠にあるのではないだろうか。 ファンダメンタルで動いてくれれば理由も簡単で様々な見解も出てくるだろうが、今回はそうでもなさそうだ。 若干のプロも含め、セミアマチュアまでの多くの投資家が円ロングを作って、米国株価の下落がアジア株に波及し、それがまた日経平均株価に伝導しているために、株取引を行っている投資家は円を買って、連動性の高い株価のヘッジをしているのではないかと想像している。 店頭株の代表格であるガンホーがここまで下げればなんとかしたいものだが、信用売は規制で出来ず、持っている株は利益が目減りか損失が増えてそのまま持ちたい。 という心理がドル円のショートを作らせる。
そればかりではなく、単なるレンジ内での気軽なショートが増えていき、出来高の少ない夏休み中に作ったポジションが持ち上げられ、いつの間にか上昇していき、押し目も作らず上がっている。 となるとナンピンしたい向きはショートを増やしており、99円到達でこれからどうしようかと頭を悩ましている雰囲気が感じ取れる。 今日は、ドル円の上昇にも支えられ日経株価は上昇したが、店頭、マザース株は主力が軟調でどうもこうもやってられない、愚痴が聞こえてきそうだ。
恐らく、第2弾の円安へ向けて日本の年金機構や一部の海外勢は円売りを始めたのかもしれない。 9月7日のオリンピック決定に向けて期待買いもあるだろう。 これからの吹き上がりは、意外と主要先進国各国の中銀総裁の不参加から目立ってくるだろうである、黒田日銀総裁のコメントかもしれない。 デフレ脱却へ向けての強い意志確認が100円の大台突破の背景として、来週は理由付けられるかもしれない。
大きく、長いポジション取りが功を奏する時期がやってきたのだろうか。
