これ観た -21ページ目

これ観た

基本アマプラ、ネトフリから観た映画やドラマの感想。9割邦画。作品より役者寄り。なるべくネタバレ避。演者名は認識できる人のみ、制作側名は気になる時のみ記載。★は5段階評価。たまに書籍音楽役者舞台についても。

『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(2024)

原作は五十嵐大の自伝著書。

 

監督 呉美保(『そこのみにて光り輝く』『きみはいい子』他)

脚本 港岳彦(『あゝ、荒野』『正欲』他)

音楽 田中拓人(『そこのみにて光輝く』『きみはいい子』『オーバー・フェンス』『Red』他)

 

吉沢亮、忍足亜希子(おしだりあきこ)、今井彰人、ユースケ・サンタマリア、でんでん、烏丸せつこ、原扶貴子、山本浩司、河合祐三子、長井恵里、他。

 

 

 

 

 

宮城県は塩釜で、聾者の父五十嵐陽介(今井彰人)と母五十嵐明子(忍足亜希子)のもとに生まれた五十嵐大(吉沢亮)は聴者だった。聴者である祖父の鈴木康雄(でんでん)、祖母の鈴木広子(烏丸せつこ)と同居の五人暮らしの中で、少しずつ、自我が芽生え、成長するに連れて父母が特別であること、自分の境遇が特別であることに気づいていき、思春期にはそんな環境に反発を覚える反抗期を迎える。けれど、成人し、東京での一人暮らしも経験し、社会参加する中で、特別なことではないと自分のこれまでの人生、父母の人生を抱入れていく。

淡々と、祖父母や近隣の人たち、同級生、友達との触れ合い、そして父、母の生き方を背景に、幼少期から一人前の大人になるまでの大の28年。主に、母親の優しく暖かく深く厚い愛が描かれている。


また、明子の父母である祖父母も、やや乱暴に見えてその実明子を思い彼らなりに愛を持って接してきたのだということが見てとれた。例えば祖父が教育法を語るところがある。祖母は信心。

 

東京でパチンコ屋のバイトから一人の聾者(河合祐三子)と知り合い、手話の集まりに参加して聾者との交流が始まる。ここで初めて大は聾者の実際を知ることになる。少しも特別ではないし恥じることでもない、ただ少し、人より一手間かかるだけ、と堂々としている彼らの姿は、観ている私でもなるほどとうなるほど気持ち良かった。潔いというか…。さぞや大もハッとしたろう。

 

やっと、大が素の自分を出して採用になった小さな雑誌編集部、河合(ユースケ・サンタマリア)の感覚は時代性を感じた。そんな感じ、確かにあった。パソコンはあってもまだ紙の時代。「飛ぶ」のも有りだろう。


聾者のおしゃべりの内容がきわどい。おそらく、健常者と変わらない内容なのだろうけど、これは『CODA』でも思ったのだけど、私自身そんなあけすけな話に笑い合った経験がなく、再び違和感を持ってしまった。手話と口話の違いではないかと思える。『ケイコ目を澄ませて』でも、空気を読まない、言いたいことは歯に衣着せぬ、やや乱暴な手話、聾者に、感覚の違いを感じた。単に人の差かもしれないけど。

 

河合祐三子も長井恵里も、聾者の役者さんらしく、とても良かった。その他の脇役の方々も聾者とか。

烏丸せつこはまったくわからなかった。単に加齢だけではない、すごいな役者さん…。でんでんも、いつも似通ったキャラクターになってしまうけど、でも彼だからこそ表現できるキャラクターがあるのがわかる。ユースケ・サンタマリアも。

 

子役のキャスティングも素晴らしい。赤ん坊の時からどう見ても吉沢亮になるだろう道筋がうかがえる容姿。

その吉沢亮、中学生もこなした。『リバーズ・エッジ』の山田を彷彿とさせ、一番魅力的だった年頃(山田は高校生)じゃん! と、30歳となり確かに変化があったはずなのに、みごとに化けたことに驚いた。20歳前後の長髪時代はJUNONボーイの応募時のような様子、または『画面ライダーフォーゼ』のメテオ、朔田流星ではないか! 最終的には等身大のキャラクターだったが、それらどれもの内外成長過程がとても良かった。

 

呉美保監督作品は、『そこのみにて光輝く』も『きみはいい子』も良かった。脚は膝の少し下くらいまで、じわじわと水が満ちていく感じの攻め方。また、使う役者さんも素晴らしい…というか、彼らの個性や力量が余す所なく出る。それは脇役の方々も。イメージを共有出来ているんだろうな。

 

★★★★(★)

 

 

 

 

配給 ギャガ


 

モデルプレスインタビュー前編


モデルプレスインタビュー後編

 


第16回TAMA映画賞(特別賞&最優秀男優賞)



『CODA あいのうた(2021)

原作は2014年フランス映画の『エール!』で、本作はリメイク版となる。制作はカナダ、フランス、アメリカの共同となる。とのこと。

 

監督・脚本 シアン・ヘダー




 

聾唖者の父フランク・ロッシ(トロイ・コッツァー)、母ジャッキー・ロッシ(マーリー・マトリン)のもとに生まれ、兄レオ(ダニエル・デュラント)も聾唖者で、唯一ルビー(エミリア・ジョーンズ)だけが聴者のロッシ家。漁で生計を立てている一家は、聾唖者だから馬鹿にされるし安く買い叩かれるため、ルビーの助けがないと仕事にならない。そんなルビーは、音楽が好きで歌うことが好き。高校では、密かに想いを寄せているマイルズ(フェルディア・ウォルシュ=ピーロ)と同じ合唱部に入った。

けれど、ルビーは子供の頃喋り方が変だと言われたことがトラウマで、人前で歌うことができない。そんなルビーの才能に顧問のベルナルド・ヴィラロボス通称V先生(エウヘニオ・デルベス)は早くに気づき、発表会でマイルズとデュエットを組ませるなど独自の手法で指導していき、ついにはバークレー大学音楽科への進学をすすめる。

マイルズもバークレーを目指してV先生のもと特別レッスンを受けており、ルビーも奨学金を受けて進むことを決めたが、母親は反対する。ちょうど仲買人の搾取に我慢ならず直取引の新事業を始めたばかりのロッシ家には聴者であるルビーの力がどうしても必要だった。兄レオだけはルビーの意思を尊重しようとするが、実際自分らだけでは漁をすることも危険だと思い知るだけだった。ルビーもまた、自分が犠牲にならなくては家族は暮らしていけないんだと、家族を取るか夢を取るか、葛藤する。

しかし歌に向き合うルビーの真摯な姿に家族は背中を押すことを選ぶ…。

 

良かった。

ルビーの歌は聴こえないのに、周りの反応で娘の才能を知る父母、兄レオの姿は切ないながらも、なんやかやどうにか伝わることってあるんだなと思った。聾唖者がゆえの同業者間の意地悪だったり、ルビーが学校で受ける嘲笑だったりと理不尽なことがあるのだが、結局は手を差し伸べ今を共有する、互いの歩み寄りが大切なんだとわかりやすく描かれていて、人間味に心が暖かくなった。

 

改めて「ああ、そうか」と思ったのは、聾唖者の中で育つと言葉や声がおかしくなるということ、自分の感情を手話なら簡単に表現できるのに言葉にすることができないということ、だった。自分だけが聞こえる世界、聞こえない世界には、お互いに想像するに限界がある、ということなんだろうな。

それと、家族間で下世話な話に花が咲くのも独特かもしれない。父母は一般的には卑猥な話を笑いに変える。そんな家族をルビーは恥ずかしがるが、マイルズは羨ましいと言っていた。音声と手話とでは同じ話題でも伝わる印象が違うように思った。前から感じていたが、手話と口語(言葉、言語)は情報量が違うように思う。聾唖者が聴者より表情が豊かなのは情報を足すためなのかもしれない。

もともと欧米って性にあけすけな気がするし(少なくとも日本人よりは)、この作品でもルビーの友達のガーティー(エイミー・フォーサイス)もセックスの話はがりして、レオとの交際も体から始まる。また、欧米が子供の頃から寝室が別なのも、成長を促し、本能や生理現象を素直に受け入れやすいのかも。その上でロッシ家では、外の人間、聴者との意思疎通が難しいから、家では何でも言い合い共有し合い家族の絆が強くなり、明るい家庭=隠し事もない家庭が出来上がったのかも。

 

V先生が宮本亞門に似てた。見た目だけでなくキャラも。

 

★★★★(★)

 

 

 

 

『新宿野戦病院』(20240703〜全11話)フジテレビ系列水曜22時〜

 

脚本 宮藤官九郎(『IWGP』『タイガー&ドラゴン』『あまちゃん』『いだてん』『ゆとりですがなにか』『俺の家の話』『不適切にもほどがある!』『季節のない街』、『GO』『ピンポン』『土竜の唄』シリーズ、他)

演出 河毛俊作澤田鎌作清矢明子野田悠介

音楽 本多俊之(『家族ゲーム』他)

主題歌 サザンオールスターズ「恋のブギウギナイト」

 

小池栄子、仲野太賀、濱田岳、橋本愛、柄本明、生瀬勝久、高畑淳子、平岩紙、余貴美子、塚地武雅、岡部たかし、馬場徹、松尾スズキ、夏目透羽、安達木乃(あだちこの)、中村彰男、他。

 

三代続く歌舞伎町の「聖まごころ病院」は、かつては院長の高峰啓介(柄本明)のもと、どんな人でも診療をする「新宿の赤ひげ先生」と呼ばれ慕われるほどだったが、今は医者の数も足らず建物も老朽化が心配され、その需要と信頼は減り、経営難に陥っている。高峰院長はアルコール依存症なうえ車椅子で手術など医療行為は施せない。それに目をつけた不動産コンサルタントをやっている院長の弟啓三(生瀬勝久)は、美容クリニックに建て替えようとしている。そのためにまずは美容皮膚科医の息子の享(仲野太賀)のクリニックを院内に設置させた。しかし「聖まごころ病院」には、内科・小児科医の横山勝幸(岡部たかし)、泌尿器科・性病科医の田島琢己(馬場徹)、看護師長の堀井しのぶ(塚地武雅)、元トー横キッズで看護師の村木千佳(石川萌香)、同じく看護師の吉野勇介(萩原譲)の医療従事者、勤続40年超の経理担当白木愛(高畑淳子)、そして院長の娘でソーシャルワーカーのはずき(平岩紙)が勤務していた。そこへひょんなことからアメリカ国籍元軍医のヨウコ・ニシ・フリーマン(小池栄子)が外科・救急医として働くようになる。

ただ、ヨウコは日本の医師免許は持っておらず…まずは免許取得を目指しつあらゆる病人怪我人の治療に尽力していく。その中で、享を始めとした医師たちの意識も変わっていく。また、啓三含む「聖まごころ病院」関係者はもちろんのこと、その他、NPO法人「not alone」の新宿エリア代表南舞(橋本愛)、やたら「聖まごころ病院」に顔を出す映画好き巡査の岡本勇太(濱田岳)、ヨウコの母親でジャズシンガーだったリツコ(余貴美子)、トー横キッズのマユ(伊東蒼)、「勝ちどき医療センター」医師の荒井時江(ともさかりえ)を交え、各人の抱える問題、多種多様な問題に直面、解決を見出していく。

 

コメディだけど、扱う問題はけっこうシリアス。クドカンならではの細かく鋭く無駄のない切り口で、根底に日本愛を置いているせいか問題提起に嫌味なく、人間味を魅せていく作り。素晴らしい。

 

扱った題材はNPO法人ボランティア、歌舞伎町の現状、性的虐待、LGBT、移民(違法滞在外国人)、トー横キッズの抱える問題、性的嗜好や風俗、親子関係、恋愛、認知症、新種ウィルス、社会的地位による忖度含む日本の医療現場、人命の優劣及び命への考え方や死に様のありよう、ホームレスの存在、人種による性の捉え方、SNSの威力(誹謗中傷・陰謀論)、アメリカとの医療・社会保障制度の違い…、細かくは(もはやネタ)、ハプニングバー、クラブ、コンカフェとストーカー、クレーマー(カスハラ)、オーバードーズ、承認欲求、ギャラ飲み、ホス狂、立ちんぼ、若年妊娠出産、美容外科トラブル、マスク警察、反ワク、不倫、夫婦の絆、気休めの体温計測、インバウンド、ワンクリック詐欺、女性用風俗、熟女マニアのヘルパー、自販機強盗、発砲事件、病院の待合室が老人会化、多目的トイレ、公園のベンチやマイナ保険証など、1話の中に今巷で話題になってるものをポンポン投げ込んでくる。そこにはクドカンの考え方も見えるけど、基本的にはいかようにもと視聴者に任せてる感じがある。私は、保守だなぁと感じたし、コロナの総括はみごとだと思った。

そして最後、サザンオールスターズと主要演者総出でエンディングを盛り上げて、このドラマはフィクションだと、エンターテイメントに昇華した点、ほんとみごとな締めだった。

なんだかんだ言いながらもこうして生きていくのが人間であり、個々の人生、との割り切りがきもち良い。

「日本人は日本人のやりかたで」をずっと言われてたように思う。


以下、注目したところとその感想。

 

オープニングは毎回、現在少なくとも新宿で何らかの糧を得ているであろう外国人を対象とした多言語のナレーションが入る。英語、スペイン語、韓国語、中国語、タイ語、ロシア語、ヒンディー語、フランス語、そして日本語。と、ヨウコの英語。

ヨウコの英語がずっと気になっていた。いったいいつツッコミが入るんだろう、ネタ化されるんだろう、実は〇〇だったというどんでん返しはあるだろうか、と期待していた。それがこのような着地を見せるとは、やられた感でいっぱいだった。ただでさえ岡山弁入り日本語でクセがあるのに、ヨウコの英語は聴きなじみのある日本人英語にヨウコ節が入った独特のものだった。もうヨウコ語。ちなみに一発目の英語ナレーションは舞による英語だった(一般的な日本人が頑張ってしゃべれる英語)。ついでに言うとしのぶさんの英語は日本人のカタカナ英語。この細かい演出、楽しい。


歌舞伎町に集まって来ていた人たちが緊急事態宣言でいなくなった。その時の「人間の言うことは聞かないのにウィルスのいうことは聞くのかよ!」という舞の台詞は良かった。ボランティアでバランスを保とうとする舞は平等が虚しいと言った。クドカンの思想が一番現れた台詞かもしれない。

歌舞伎町がルミナウイルスに勝ったかのようにクラブで騒ぐ人々。その床が抜けて大事故となり、「聖まごころ病院」が野戦病院化する。とんでもない患者が運ばれる日常ではなく、ルミナでもなく、ここでかと、タイトル回収もみごとだった。

京アニ事件を彷彿とさせる事件もあって、その犯人への対応はピタリだった。そしてヨウコは国境なき医師団へ参加する。そうか、ヨウコの医師としての矜持を見せるドラマだったのかと思った。

そういえば舞が最後はこれからは必要だからとヨウコの勧めでカウンセラーに就く。『不適切にもほどがある』に繋がる。

新宿タイガーもチラッといたな…。先日かなり久しぶりに実際に見かけた。まだいたのかと和んだ。


キャストはゲストも含め↓、


白木の夫で呼吸器内科医白木誠おかやまはじめ

マユの母親カヨ臼田あさ美。その母親の彼氏シンゴ趙珉和(ちょうたみやす)。

リツコとの出会いの場であり院長が通うジャズバーのマスター中村彰男

ホームレスのシゲさん役が新井康弘で驚き。名前を見るまでまったく気づかず。そのシゲさんの息子でタクシー運転手の野島に「こねこフィルム」で今をときめく半田周平

亡くなっているけど啓三の妻中山忍

堀井しのぶのボケてゆく母親藤田弓子。その母親の面倒をみる熱血ヘルパー甲斐後藤剛範(ごとうたけのり)。

写真のみの出演だけど、リツコが本当の父親だとヨウコに教えたのはケーシー高峰

啓三の先輩で歌舞伎町の不動産王刈谷パパイヤ鈴木

陰茎捕捉患者田島三上市朗。その中島ひろ子愛人長井短。長井短、チョイ出なのに良かったな。

院長の別れた妻みづき松金よね子

防衛副大臣川島羽場裕一

ホームレスタケ森下能幸ノリ中山克己

腹痛で運ばれた男児の母親佐津川愛美。事情もある深い役、さすがの佐津川愛美だった。

歌舞伎町ホストクラブで働くホストで新種ウィルス「ルミナ」犠牲者に戸塚純貴。コミカルな役は上手い。

舞の父親で歌舞伎町の風俗王松尾スズキ。舞の同僚でSM女王様役紹介も受けてしまう若井あかね中井千聖。この女優さんもいいな。

コンカフェ店員かえで田中美久。そのかえでのストーカーと疑われる後藤北野秀気。この子、とても良かった。トー横キッズのサラ(夏目透羽)ヒナ(安達木乃)も可愛かった。


↑などなど、大変豪華だった。



朝ドラ「虎に翼」も観ていたのだけど、キャストがかぶっていて、題材も似通ったものがあったりと、真反対のキャラクターをこなす役者の技量は素晴らしいものだなと思ったけど、脚本家によってこうも話が違ってくるのかと、その能力の差違も実感。やはり脚本家のカラーは大切だけど、思想が前面に出てしまっては興醒めする。映画ならまだしも、連ドラとなるとキツイ。

 

クドカンなので3話目でどハマりは変わらず。すると1話から繰り返しても面白い。とにかく最高だった。毎回思わず声出して笑った。終わると「うまいなぁ〜」と感嘆する。もちろん脚本を活かす役者さんも演出家さんも素晴らしいわけで。文句をつけるとしたら柄本明かな。もうコメディはつらい。シリアスの方が見れる。

 

★★★★★

 


 

『WE ARE! Let's get the party STARTO!!(2024)Netflix

4月10日の東京ドーム、5月29日、30日の大阪京セラドームで行われたSTARTO ENTERTAINMENT社所属タレント14組総出による新たなる出発のライブイベント。その大阪公演の様子を、表側(ライブ)と裏側(楽屋裏や演出などメイキング)、Netflixで配信されてるもの。

 

演出 松本潤大倉忠義

 

オープニング、正面スクリーンに、Travis JapanHey! Say! JUMPKis-My-Ft2timeleszABC-ZKAT-TUNNEWSなにわ男子WEST.King & PrinceSUPER EIGHTSixTONESSnow Man、が順に映像で紹介される。(後に別枠でAぇ! group

 

【セットリスト】とおおよその流れ


「White Love」Hey! Say! JUMP

「koi-wazurai 」King & Prince永瀬廉が休養のため髙橋海人ひとり)

「Poppin' Hoppin' Lovin'」なにわ男子

「JUST DANCE!」Travis Japan

「Black Sugar」ABC-Z

「こっから」SixTONES

「C'monova」Kis-My-Ft2

「Roar」KAT-TUN

「証拠」WEST.

「チャンカパーナ」NEWS

「がむしゃら行進曲」SUPER EIGHT

「ブラザービート」Snow Man

(この「ブラザービート」で出演者総出で歌い踊り、MC回しが入る。続いてデビューしたてのAぇ! groupが紹介される)

「《A》BEGINNING」Aぇ! group

「バンバンッ!」なにわ男子Aぇ! groupWEST.、Snow Manから向井康二(関西ジャニーズジュニア同窓会的な…本来ここにキンプリ永瀬廉が加わるはずだった)

「LEVEL UP」Travis Japan 「FIRE BEAT」Kis-My-Ft2(トラジャとキスマイでダンスパフォーマンス)→「DON'T U EVER STOP」KAT-TUN中丸雄一のビートボックスからトラジャ、キスマイ、KAT-TUNコラボダンスパフォーマンス「LIPS」

(キスマイ、トラジャ、KAT-TUNで MC

timeleszが映像参加(佐藤勝利が舞台中のため三人揃わないので)で「ぎゅっと」「人生遊戯」

「U R not alone」NEWS(会場のみんなと大合唱)

「頑張れ、友よ」ABC-Z

「BANGER NIGHT」「DEAR MY LOVER」Hey! Say! JUMP

「weeeek」NEWSABC-Z、timeleszから菊池風磨松島聡Hey! Say! JUMP「RUN」

「moooove!!」King & Prince(永瀬廉の代わりにトラジャの松田元太

「The Answer」なにわ男子「ダイヤモンドスマイル」なにわ男子髙橋海人

「ABARERO」「WHIP THAT」 SixTONES

「Dangerholic」「HELLO HELLO」「W」Snow Man

10周年WEST.と20周年SUPER EIGHTのコラボ。エイト伴奏で「サムシング・ニュー」「ハート」WEST.「ズッコケ男道」「勝手に仕上がれ」SUPER EIGHT(←出演者総出で歌う)

ラスト全員で「希望~Yell~」「Thank youじゃん!」「シンデレラガール」「Big Shot!!」「ハルカナ約束」

亀梨和也トップにMC交え演出紹介→全グループによる「WE ARE」→各グループリーダーからの一言御礼

 

ステージは正面のメインステージ、その左右ステージ、アリーナを通る花道、その中央にあるセンターステージ、会場後面にある独立した円形のバックステージ、ムービングステージ、フロート。

 

面白かった。舞台裏も見れたので、STARTO所属タレントがどんな思いと今後の意気込みを持っているかが察せられた。特に関西勢は正直でしっかりと自分の意見を表す印象がある。Snow Manの目黒蓮が年末配信ライブで長々と語ったものを、少なくともメイキングで、ステージで、思いの丈を発したタレントたちは同じく思っていたということを感じた。そして、そんな彼らを支えてるファンの存在が尊い。一生懸命な彼らだからこそだろう。

 

ところで、現在私が把握できるのがスノストキンプリトラジャなにわを少し、なので、他グループは「ああ、見たことある」「ドラマ、映画に出てた」とかで名前は知っててもグループ名は言えない状態。なので山田涼介がいるヘイセイが8人の大所帯だということも、同じく玉森裕太のいるキスマイが7人組であること、小山慶一郎がいるNEWSや亀梨和也のいるKAT-TUNが脱退で3人になってしまってる(もともと何人いたかも知らないが)ことなど、ここで知ったようなもの。だもんで曲もどのグループのものかわからないものばかりだ。でも聴くと不思議と耳馴染みがいい。どこかで聴いたかもしれない、またはジャニーズの典型的な楽曲ということなのかもしれない。そしてだいたい良い歌。

 

そんなにわかの感想。

 

まず、NEWSの増田貴久の歌唱力を知りびっくり。うまい。

KAT-TUNは中丸雄一が意外に可愛らしい声で歌うので驚き。上田竜也があんな見た目だけど歌い方にクセがなく、一番良かったという発見も新鮮だった。

ゲーミングチャンネルで知った有岡大貴、「金八先生」で知った八乙女光、映画やドラマでよく見かけてた中島裕翔がヘイセイだと知る。

なにわ、道枝駿佑は身長180センチよりもっとあるだろ!? なにわはやはり大橋和也と道枝が中心のように思う。そして高橋恭平の気力(オーラ)の薄さが気になる…。

SixTONESだけが温度の方向性が違って見える(貶してるわけではない)。不良感がすごい。そしてジェシーのあおりのかっこよさ、間の良さ、歌唱力の魅力。田中樹のラップ。どのグループより自由を感じる。これでもアイドル枠? と心配になるくらい。

WEST.重岡大毅のあおりが素晴らしい。ブルーハーツあたりのコンサートに行ってる気分だ(ブルーハーツ見たことないけど)。それだけ熱さを感じるということ。桐山照史もテンション高く、この二人は映像作品でしか見たことなかったので、印象変わって楽しめた。だって重岡のオープニング一発目「この地球はたこ焼きの形ー!」だもの、ひっくりかえるわ。でもとてもいいことも言っていて、「俺たちアイドルは歌って踊ってドラマ撮って映画もやったりラジオやったりバラエティーやったり、あの手この手何がなんでもあなたに笑ってほしい、それがアイドルだけど、俺たちが一番そん中でも得意なのは、一生懸命歌うことでーす!」「伝えたいのは、誰になんと言われようと人生は自由だ、仲間とあなたと笑う今日は幸せだー!」、これらには胸が高鳴った。

関西ということで、関西ジャニーズ、ジュニア面々として向井康二や(メイキングでは)永瀬廉が関西勢とわちゃわちゃしててお祭り騒ぎ。「バンバンッ!」でお約束のスタイルがあるのか、「廉にも届けようぜ」の一言はいいなぁと思った。ジュニアや事務所好きのファンがいるのもわかる気がする。

Aぇ! groupの「《A》BEGINNING」はキンキーブーツ聴きたくなった。「Land of Lola」とか。

そしてキンプリ髙橋海人のいじらしさたるや…松田元太との「moooove!!」は楽屋裏のみんなを感動させたようで、確かに胸熱だった。田中樹が感動してるのが意外だったな。髙橋海人も言ってたけど、支え合う絆があるのが見える。メイキングがあったおかげでより明確に事務所愛を感じた。

「LIPS」で上田竜也川島如恵留を抱えてるの、すごっ!、だった。

グループカラーがあるので仕方ないけど、なんか亀梨和也のってウザ絡みにしか見えないのなぜなんだ。(個人の感想です)

曲によるだろうけど、ダンスはやっぱりトラジャが特化してた。

timeleszは新しい旅立ちの決意表明が映像であった。今ちょうど新メンバー選考オーディション中かな?

ABC-Z塚田僚一の一言「いつでもどんな時でも俺たちのこと応援してくれてありごとう」も良かった。

「ダイヤモンドスマイル」で大橋和也髙橋海人への頬擦りが笑えた。

「シンデレラガール」は髙橋海人道枝駿介山田涼介のメインボーカルで始まったけど、やはりここに平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太がいないのは寂しい。

 

年末あれば行きたかったカウントダウンってこんな感じなのかな。楽しく見れた。今年はカウントダウンやるのかな?

 

 

 

 

キンプリインスタ

 

トラジャインスタ

 

 

そういえば、社風が変わったということなんだろうか?、「朝までハシゴ旅」にキンプリ永瀬廉、なにわ西畑大吾、Aぇ!正門良規が出たことに驚いた(後日過去にジャニファンだった人に言ったら、ふつーに有りだと返された。そうなのか…(^^;;)。関西組だし、場所も大阪のようだったので、違和感もなく楽しく見れたし今後もこんな露出期待したい。けど、同時に結婚や熱愛報道もどっと流れ出していて、これまでの(旧ジャニーズ)のアイドル像が崩れていくのかなぁと少し、いやだいぶ寂しい気がしている。それに、まだデビューしてないけどHiHi Jetsの高橋優斗の脱退・退所も残念。役者としての作間龍斗から知ったけど、けっこうな個性の集まりで、今後に期待していた。


番組公式Xより1

 

番組公式Xより2

 




 

『夜明けのすべて』(2024)

原作は瀬尾まいこの小説。

 

監督 三宅唱(『きみの鳥はうたえる』ケイコ目を澄ませて』他)

脚本 和田清人(『ギャングース』他)、三宅唱

 

上白石萌歌、松村北斗、光石研、りょう、芋生悠、内田慈、渋川清彦、藤間爽子、宮川一朗太、丘みつ子、久保田磨希、足立智充、山野海、斉藤陽一郎、他。

 

歳を経るごとにどんどんひどくなるPMS(月経前症候群)持ちの藤沢美紗(上白石萌歌)は、きつい処方薬のせいもあって前職を追われ、事情を受け止めてくれる会社、顕微鏡や望遠鏡の工作キットを作る栗田科学で働き始める。社長の栗田和夫(光石研)も弟を亡くしグリーフケアに通っている身で、何かを抱える人を社員に受け入れていた。

気をつけていてもどうしようもないPMSの症状。藤沢はある日、どこか無気力で人を寄せ付けない同僚の山添孝俊(松村北斗)の行動にイラつきが爆発してしまう。けれど、山添もまたパニック障害という疾患を抱えて人生諦めモードの中生きていた。

二人の間に、互いの疾患のことを知るほどに互助関係が生まれていく…。

自分のことはままならないが、他人になら力を貸せるかもしれない、一緒のプロジェクトに入ったことも手伝い、日々をまあまあ良い調子に過ごせるようになっていき、山添には元の会社に戻りたい一心だったのが現社員を続けることを選ぶ変化があり、藤沢には介護が必要になってしまった母(りょう)のために転職、実家へ帰る決意が生まれる。

 

すごく静かに、だけど人対人の会話だから痛さもあり、ふんわりしてるのに重い。上白石萌歌の演じるキャラクターのブスさ加減(褒めてる)がちょうどよく(池脇千鶴に通じる良さ)、松村北斗のうちの会社にもいそうというキャラクターも馴染みよく、とても良い作品だった。

 

山添の元の会社の上司辻本(渋川清彦)も姉を亡くしグリーフケアに通う身だった。最初は山添は出向かと思ってたけど、どうも辻本と栗田がそこで顔馴染みだった故とも考えられる。

 

すべての人は他人に知れず悩みを抱えているものだということなんだろう。また、栗田科学が地域貢献活動として移動式プラネタリウムを催す点から星が関連づけられている。

今見えてる星は何百年も前の星であり、遠い将来星の名も変わることを説き、命の単体としての短さと、それとは逆に生命体の脈々と継がれる永続性を感じさせる。そんな地球を含む宇宙において人間が生きることの小ささに複雑な気持ちが起こる。同時にそれしきのことかと短絡的に物事をとらえられる。まあ、私は死が怖く、空を見上げると無常感でいっぱいになるけれど。

 

タイトルは「夜明け前が一番暗い」というイギリスの言葉(シェークスピア「マクベス」)からのようだ。「夜明け前が一番暗い」=「朝の来ない夜はない」→苦しい状況はいつかは好転する、とか、苦難は終わりかけの時が一番しんどい、とか。夜明けは人生の全てを網羅しているということでは?

 

親身に寄り添う元同僚なのか彼女なのかの大島千尋役に芋生悠、相変わらず役が降りてて素晴らしい。なんてことない役なのに。

そしてりょうが成人女性の母親役…(T . T)無情なる年月よ…。

 

★★★★★

 

 

 

配給 バンダイナムコフィルムワークス、アスミック・ワークス

 

『若獅子芸能のつどい』(2024)早稲田小劇場どらま館

 

澤田正二郎が大正6年(1917年)に旗揚げした剣劇を主体とした「新国劇」で学んだ笠原章の主宰する「若獅子会」の舞台。

リアリティを追求した立ち回りは「新国劇」によって「殺陣」という名称で広まった。

 

【演目】

 

一、私の殺陣考

 

笠原章氏による経験からくる殺陣へ対する考えを、名場面と言われている立ち回りシーンの動画を交えて語る。

動画は「国定忠治」「月形半平太」「丸橋忠弥」

そして滝洸一郎氏による居合抜き実演。

 

 

一、女流義太夫

 

浄瑠璃:竹本越孝、三味線:鶴澤三寿々による「菅原伝授手習鑑」の寺子屋の段

 

帝の信頼を受けていた右大臣菅丞相(かんしょうじょう/菅原道真)に嫉妬していた左大臣藤原時平は、菅丞相に無実の罪をきせ流罪にする。さらに菅丞相の子、菅秀才をも亡き者にしようと企てていた。

菅丞相の屋敷を管理する四郎九郎(後に白太夫)には三つ子の子供がいて、それぞれ梅王丸は菅丞相、桜丸は帝の弟官斉世親王(ときよしんのう)、そしての松王丸は敵となる藤原時平に仕えていた。

菅秀才が菅丞相の書道の弟子武部源蔵のもと(寺子屋)に匿われていることを知った藤原時平は、松王丸に討ち取った菅秀才の首の確認を命ずる。菅秀才をみすみす殺めさせるわけにはいかない武部源蔵は、たまたまその日入ったまるで公家の子のように品のある子供、小太郎を菅秀才の身代わりにしようと思いつく。

そうして確認にきた松王丸は間違いなく菅秀才であると小太郎の首を持ち帰る。しかしその後小太郎の母と名乗る女千代が現れ、あわてふためく武部源蔵の様子に、我が子小太郎が無事お役目を成し遂げられたと悲しみながらも安堵する。真実を知った武部源蔵の元へ今度は松王丸が現れ、千代の夫だと名乗る。

世話になり名付け親でもある菅丞相への忠義を立てた全ては松王丸夫婦の計らいだったのだった…。

 

…という我が子を差し出す苦渋の決断をした悲しい物語。

 

 

一、広沢虎造口演による「森の石松」から①三十石船(船中)、②お民の度胸(七五郎の家)、③石松の最後(閻魔堂)の三場

 

脚本・演出 笠原章

脚本協力 衣川友巳

 

笠原章、風祭ゆき、橋本和幸、玉木文子、瓜竜健司、若和屋帆志朗(わかとやはんしろう)、奈良崎晃隆、鳥羽宏至、片岡保海

 

清水の次郎長の代わりに金比羅様に行った森の石松(笠原章)は、見受山鎌太郎親分から次郎長の女房お蝶への香典百両を預かり、その帰り道都鳥吉兵エ(瓜竜健司)一味に襲われ刀傷を負うもなんとか七五郎兄貴(橋本和幸)の家まで辿り着く。七五郎とその女房お民(風祭ゆき)の計らいで追手(瓜竜健司、若和屋帆志朗、奈良崎晃隆)を払うものの、道を進める中、石松はついに命をとられてしまう…。

 

見どころは石松が討たれる殺陣シーン。

また、筋の通った脚本を立て堂々としていれば案外物事はうまく運ぶものだなと思わされる(お民のキモの座り方は瀬戸際に立たされた女性の強さを感じる)。

 

 

 

 

殺陣の成り立ち、歴史が、軽くではあるけど知れた。リアリティを追求とは、今の派手なアクションによる殺陣とどう違うのか、その美学はよくわからなかったけど、滝洸一郎氏による居合抜きはきれいだったし(細かくはいろんな型名がつけられているのだろう)、「森の石松」での殺陣シーンは狭い舞台ながらなかなか魅せてくれた。

義太夫はお初で、三味線の音色が心に響く。が、浄瑠璃は聞き取れない。難しい。字幕が欲しかったし、それは現代語訳でお願いしたかった。

 

 

 

(観劇日20240908)

 

 

東京:早稲田小劇場どらま館 0907〜0908 計4回公演

 

 

公式サイト

 

 

 

 

 

 

 

『TOBE LIVE at ARIAKE ARENA 2024 No.0-ring』

有明アリーナにて今年6月、TOBE所属アーティストの単独ライブが行われ、それらがAmazonプライムで配信されてます。そのうちのNumber_i 初の単独ライブ(6月19日分)となったものの感想になります。

 

ミニアルバム「No.0-ring」を基調。1時間33分。

 

【セットリスト】とおおよその流れ

OK Complex

FUJI

GOAT

(MC)

No-Yes

花びらが舞う日に

Is it me?

i

(MC)

Banana

和曲調(和楽器テイスト)でダンサーによるパフォーマンス〜神宮寺勇太のダンスパフォーマンス(舞風)→岸優太のダンスパフォーマンス(殺陣風)→平野紫耀のダンスパフォーマンス(占筮風)〜Number_i &ダンサーでのパフォーマンス(平野オリジナルコレオ)からのBON

女性ダンサー3人による3つのシチュエーションからストーリー性のあるパフォーマンス(スポットにメンバーカラー)からのBlow Your Cover。これで三様それぞれ絡みのあるパフォーマンス(この際、メンカラ外しての絡みなので分かり合えない様を表現なのかな?)。からのRain or Shine

(ちょいMC。というかつなぎのフリが入ってからの)

ダンサー揃ってのSQUARE_ONE→ダンサー紹介(Solomon、RINA、Raphael、Ni-Na、ANGEL、Mathew)

GOAT

(アンコール)

Midnight City

夢の続き

 

 

オープニング、中央に葉っぱの乗ってない(盆栽の)大木(これからみんなと育てていくというメッセージか?)。BGMは「BON」~調。大木がなくなると正面ステージが照らされ、リングに立つ三人が現れる。「OK Complex」を歌いながらフライング。平野はもはやアクロバット。でもこれらは旧ジャニーズならお手の物だろう。かっこいいけど、もうちょっと流れがスムーズだとよかったな。これは当時、SNSに動画が上がってるのを見ていても思ったこと。その時は素人の撮ったものだから、実際は流れも良かったのかもしれない、と思ってたのだけど。

中盤のダンスパフォーマンスのスポットライトがメンバーカラーになっていて、今さらながらキンプリ時代のカラーをそのまま使っていることに好感が持てた。決してキンプリ時代をないがしろにしてない。むしろ、残った二人とも繋がっているんだよと言っているかのよう。TOBEの社風がどうかはわからないけど、STARTO社は所属タレントにけっこう自由を持たせている様子なので、コラボも夢ではないかもしれない。あれば胸熱。

話題性としては、ファンネームが「iLYs(アイリーズ)」であることを発表(この以前に周知されてたけど)。

アリーナなのでステージングにムービングステージを多用。

「No-Yes」では神宮寺を肩車する平野。尊いとはこれのことか?

「Is it me?」でリハとちがうフリで岸をはめる…のはお約束? 岸はいじられキャラということなのか?

「Rain or Shine」に入る前、セットにあった服への着替えのシーンが入り、歓声上がる。平野が上半身裸になるから…?

アンコール「夢の続き」は冒頭の正面に設置されたリングに乗って歌い、終わるとリング中央のセリから沈む…というきれいなハケ。

 

いやぁ、岸優太、歌上手い。ラップがうまいしリズム感が抜群。実は岸の歌唱とダンスが良いのに気づいたのは「ツキヨミ」(^^;)

 

ミニアルバムの楽曲しかないので、ダンサー交えても90分ほどのライブにしかならないのはいたしかたなし。このダンサーたちはTOBEチーム(契約?専属?)なのかな? 確か歌番組でも出ていたような…。チームNonbar_iダンサーズとか??

 

ドームでのTOBE 1st Super Live配信もすごいなと思ったけど、ここでもアマプラでプロモーションかけてくるとか、やることが大胆。有明アリーナ単独は他に、三宅健(6/22)、北山宏光(6/15)、IMP.(6/14)も当然あり、全てアマプラで配信されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

さて。それはそうと3枚目となる楽曲「INZM」神宮寺悠太プロデュース)が発表された。かっこいい。

プロデュースがどれだけの仕事でクリエイターとして関わっているのかわからないけど、楽曲、おもしろかっこいい(作詞作曲は界隈ではとても有名な方が入ってるらしい)。また、「GOAT」も差し込んでて、シングルカットの楽曲をどれだけ大事にしてるかがうかがい知れる。

 

ミクスチャーロックというが、そのミクスチャーロックというジャンルがわからない。ロックと他ジャンルの音楽を合わせた90年代くらいに出てきた日本独自のジャンルらしい。その頃音楽聴いてなかった。なので、Number_iの曲に対する私の第一印象はジャパニーズヒップホップという感じだった。で、「INZM」は確かに他2曲と比べてロックぽい。でもやはり"ジャパニーズ"ナニガシと感じる。J‐POPではなく。(もうニュアンスでしかないけど(^^;;)

 

ヒップホップではないけど日本色を前面に出してる新しい学校のリーダーズと共通点があるように思う。 昔は少年ナイフというバンドもいた(今もいる)。彼女らも独特の日本色がある。Number_iの根っこも日本文化で、独自に日本発の新手ジャパニーズヒップホップを生み出しているように思える。とにかく日本っぽく、もしかしたらNumber_iというニュージャンル誕生かもしれないとも思う。彼らも充分自分らの音楽を世界に確立できるんじゃないかな。チーム戦で。

ラップは遊び心がたっぷりでありながら自分らの誇示も忘れない。また岸優太のラップがとても良くて面白くて、聞き取れないんだけど、それだけに日本語に可能性を感じる。本当に日本語が持つ感性は素晴らしい。他言語を知らないだけかな。

 

まあ、そもそも聴いてないジャンルだったので捉え方が実はわからないのだが、ヒップホップ、ラップミュージックというものが、メロディ主体の音楽と違うようで。イントロ→Aメロ→Bメロ→1サビ→(2サビ)〜〜〜〜アウトロというわかりやすい構成ではなく、リズム主体の構成で、16小節のヴァース(Aメロに当たる)、ブリッジ(Bメロに当たる) 、8小説のコーラスフック(サビに当たる)から成り、もちろんイントロ、アウトロもあるけど概念が違うようだ。しかも近年の傾向で曲自体が短め(これは他ジャンルも)。多く聴き込まないと理解できそうにない。

 

振付はKAZ the FIREで「BON」と同じ。RIEHATAチームで「GOAT」から変わらずということになる。そしてKing & Princeも同じくRHTと繋がってるのが胸熱。でもそれ言ったら「Blow Your Cover」はNOPPOだし、「なにもの」はOguriだし、海人はシッキンのイベントに参加してるし、とりたてて喜ぶことでもないか(^^;;。

 

MVは相変わらず凝ってて、関わっているクリエイターの質が高いのが知れる。ストーリーも立てられ、ファンに「謎解き」「考察推察」「見つける」という楽しみを与えてる。前MVから引き継いでるアイテムもあるからなお。

私的にはバイクで走るシーン、「AKIRA」ぽいと一番に思った。ほら、ジャパンカルチャーの代表だ。

 

そうそう、最初はグリーンバックにCGかと思ったけど、ロケだったと知ってびっくりした。この時代に海外飛んでのロケとは! もう超ショートムービーだ。

 

順番でいけば次は岸優太プロデュース。楽しみすぎるし、世間的にも4枚目の期待値がきっと高い。

 

 

 

 

さらにアップされたバンドバージョンの「INZM」は、もうロックテイスト満というかメタルサウンドなのが一発でわかるビデオ。アリーナツアーグッズのTシャツもロック(ハードやメタル)界隈のデザインで、改めて、ああバンドTシャツを着てるってこういう感じか、と認識した(^^;;。

 

三人向き合って歌うスタイルはラップバトルのよう。かっこいいね。特に岸くん。

 

 

 

 

 

『岩谷時子メモリアコンサート〜Forever Vol.5〜』(2024)LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)

 

越路吹雪を育てたマネージャーであり、数々のヒット曲(ミュージカルでは訳詩)を生み出した岩谷時子を偲ぶコンサートの5回目(実質7回目となる)。また、2024年は越路吹雪生誕100年にもあたる。

 

安奈淳一路真輝伊礼彼方田代万里生中川晃教東啓介平野綾福井晶一真琴つばさ愛加あゆ

 

セットリストが入手できなかったので、ざっくり。

 

一部

出演者全員による「オー・シャンゼリゼ」で始まり、「愛の讃歌」「ろくでなし」「サン・トワ・マミー」など訳詩中心にシャンソン、カバーポップスを各々、または二人~で。

二部

出演者全員による加山雄三「お嫁においで」に始まり、昭和を彩ったザ・ピーナッツ「ふりむかないで」「ウナ・セラディ東京」など作詞を手がけた歌謡曲の数々。そしてミュージカル『ジーザスクライストスーパースター』『ミス・サイゴン』『レ・ミゼラブル』から数曲を各々、または二人~で。

アンコールは出演者全員による「恋のバカンス」

 




およそ2時間半(休憩15分)。MCもあり、とても盛り上がったし、楽曲がとにかくいい。そして、ああこの曲の作詞も岩谷時子だったのか、と驚く。ただでさえ昭和歌謡は感情が揺さぶられる言葉の宝庫なのに、その中でもぐうっと心に突き刺さってくるものが、この方の作ったものだった。それにミュージカルも。これまたただでさえ曲が突き刺さってくるのに、「民衆の歌」は心が泣いた。

 

今回全曲を知ってるわけではないけど、ほとんど聴いたことのあるもので、これはノスタルジーなのかもしれないが、昭和歌謡曲の味わい深さは日本の音楽として誇れるものだなぁと思った。曲はもちろんだけど、歌詞が素晴らしい。物語を読むように心に染み入り、言葉の大切さを思い知れる。一言に複数の意味が見て取れる日本語の素晴らしさゆえかもしれない。

昭和歌謡を歌の上手い方たちに歌ってもらうコンサート、あったら行きたいな。

 

他に、今回興味のあった中川晃教が観れて聴けて良かった。高音が素晴らしく、真琴つばさの低音の魅力の逆をいく感じで、一瞬男性を忘れてしまう。歌唱にも表現力があり、とても良かった。ミュージカルに出ているのでいつか観たいと思ってきたけど、こうして歌うだけでも充分才能を感じる。そして東啓介。『ラグタイム』で観ていたけど、その時はキャラクターが見えなかった。ただ背の高い(190センチ)歌の上手い人だったけど、今回は素晴らしかった。歌詞の中に入りこんでいたし、なぜか衣装がずっと一種類で、それにアレンジを加えていたのが下っ端感満載で好感が持て、舞台と違ってメイクも凝ってないからそのかっこよさにうなった。

あとはもう、安奈淳、真琴つばさ、伊礼彼方、福井晶一は確かだし、一路真輝、田代万里生、愛加あゆも安定してるし、平野綾はお初だったけど声優もやってるだけあり声が魅力的でもちろん上手い。

そんなわけで、歌唱に耳が喜び感嘆し、衣装チェンジに目も潤い、MCに顔がほころんだ。

 

ところで。私が知ってるのは「渋谷公会堂」。建て替えするのは知っていたけど、いつから「LINE CUBE SHIBUYA」になったんだ…という浦島状態。そして今回お年寄りが多かったのだが、エレベーターが一機、エスカレーターは2階までしかない、なのに客席は5階まである(3階席が5階になる)。これではあんまりだ。足の悪い方はおっかなびっくり階段を下りてらした。ちなみに、この日、「満員御礼」。

 

 

(観賞日20240905)

 

東京 LINE CUBE SHIBUYA 0905 14:30~、18:30~ 計2回公演

 

 

東啓介、あだ名が「とんちゃん」というらしく、『キンキー・ブーツ』まずはとんちゃん指定で取ろうかな。



以下、出演者のSNSでセトリがわずかながらわかります。↓



一路真輝公式ブログより


 

愛加あゆ公式インスタより



福井晶一公式インスタより



東啓介公式インスタより



伊礼彼方公式Xより

 


平野綾公式Xより

 


『Travis Japanのダンスだぜ!』(2023〜2024)

中京テレビ(東海ローカル)毎週金曜24時59分〜/2シーズン分 20231020〜全20回

 

Travis Japanが得意とするところのダンスで各高校ダンス部との交流を描く。一応、Travis Japan初の冠番組。

用意された課題曲に、ガチャで引いた課題3つを入れ、4〜5時間でオリジナルの振り付けをする。勝負するわけではなく披露し合う形。こちら配信視聴なので、毎回最後に放送されなかった未公開シーンもあった。たいがい相談や質問で、それに答えるものだけど、生徒たちとの笑いありの遊びもあって微笑ましい。

アイドルと簡単にいうけど、アイドルってすごいな、その努力たるや…と思える番組だった。

ナレーションはラジカセガチャロボットのDD-Z(CV:青山なぎさ)

 

形は突撃型。高校生たちにはドッキリ設定で、突然現れたTravis Japanに歓喜乱舞となる。まずは互いに挨拶変わりのダンスを披露。課題曲が発表され、さらに振付に入れる課題が3つ、ガチャで決まる。そして双方テーマを決め振り付けに入る。

Travis Japanの場合、全体の構成(課題をどこに入れるかなども)をみんなで話し合い、セクション(パート)ごとに振り付けを分担して作る。

七五三掛龍也は細かい振りが得意のようで、難しい振り付けを作ってしまうらしい。確かに振りに正確さを感じるし見せ方もうまい気がする。教え方がうまいなと思ったのは中村海人。常に楽しそうにかっこよく魅せるのは松倉海斗。平均点が高いのが吉澤閑也。音取りがうまいのが宮近海斗。リズム感が飛び抜けてるのが松田元太。ジャンルの垣根がなく柔軟かつ驚異的な身体能力を待つのが川島如恵留。といった印象。(個人の感想です)

 

ダンス部、なぜなのか女子が多い。しかも髪の長い子が多い。さらに、ルビ無しでは読めない名前の子が多い。なぜなんだぜ?

 

↓各回内容↓(※課題等Travis Japan分のみ記/以下略称トラジャ、各校ダンス部名称略)

 

①②武南高校ダンス部{埼玉県蕨市)

部員100人以上で、全国大会で優勝、昨今のダンスブームもあっての超強豪校。

トラジャの挨拶曲は「JUST DANCE」

課題曲は「Happiness」。課題1は指名制でソロダンス(トラジャは松田元太)、課題2は学校にある何かを使って踊る(トラジャはバケツ)、課題3は顧問のアイデアを入れる(トラジャには組体操のサボテン)。そしてトラジャの決めたテーマは「青春」。

見どころは松田元太のソロが初めてのBKEAKIN'なところ。あと組体操の「サボテン」。そういう名称とは知らなかっただけに。

 

③④宝仙学園高校ダンス部(東京中野区)

部員45人ほど。世界大会出場の強豪校。

挨拶曲は「Candy Kiss」

課題曲はSMAP「青いイナズマ」。課題1は学校案内パンフレットにある校長のポーズからひとつ取り入れる(サムズアップポーズ)。課題2は子供が大好きなものを使う(パペット+恐竜)。課題3はお寺の◯◯を取り入れる(三重塔の組体操)。テーマは「こどもも楽しめる」。

見どころは中村海人が入れたLOCK。未公開シーンがいいのはおふざけはもちろんだけど定点カメラで通しダンスが見れるところ。

 

⑤⑥叡明(えいめい)高等学校ダンス部(埼玉越谷市)

部員80人を超え、独自のダンススタジオも待つ全国大会三連覇の強豪校。

挨拶曲は「Moving Pieces」

課題曲はSixTONES「こっから」。課題1は全員同時にフリースタイル(アドリブ)で踊る。課題2は全員で決めポーズ(釈迦ポーズ)。課題3は全員で超高速ダンス(阿波踊り)。テーマは「バトル」。

「こっから」のサビ部分の振りが好きだからどうやるんだろうと楽しみだった。さすがだった。阿波踊りも違和感なく。面白い振り付けだった。

 

⑦⑧埼玉県立久喜工業高校ダンス同好会

2022年に出来たばかりでメンバーは6人。会長はダンス歴12年、顧問は15年だが、他のメンバーは初心者。今回は同好会ということで存続の危機に面してることからトラジャがサポートするという形。顧問の先生はもちろん、OBも駆けつけ協力する。
挨拶曲は「JUST DANCE」

同好会PR作戦1としてポスター作りと作戦2は顧問の先生も参加してのダンス動画作り。工業高校ならではの旋盤室(七五三掛龍也松田元太振付指導)、渡り廊下(吉澤閑也川島如恵留振付指導)や校舎前(宮近海斗松倉海斗振付指導)をバックにダンスの楽しさを表現する。

サポート企画なので、上記とは別立てでトラジャと同好会とのコラボダンスとなる。課題曲は「Crazy Moon〜キミ・ハ・ムテキ〜」。テーマは「つなぐ」。

初心者と笑うなかれ。誰もが最初は初心者。ただ、始めた年齢が違うだけ、継続した年数が違うだけ。というのを、レベルに合わせた振り付けを一生懸命練習し、楽しんで踊る初心者メンバーに感じた。私も今からでも……いやいやいや…(ー ー;)

 

⑨⑩豊田大谷高校ダンス部(愛知県豊田市)

これまで関東圏だったが、これが地方ロケの始まりとなる。

ダンス部は2012年発足で中部地区の強豪校。

挨拶曲は「99 PERCENT」

課題曲はSnow Man「Dangerholic」。課題1はフォーメーションで魅せる(横一列)、課題2は「おいでん」を踊る(豊田おいでん祭りのおいでん踊り)、課題3は空道(新しい武術格闘技)の技を取り入れる(後ろ回し蹴り)。テーマは「楽しむ」。

7等分に細かく振り分けし、テーマ通り表情で魅了=ダンサーならぬガンサー(顔で踊る)。これ、トラジャでは松倉海斗ダントツだけど、秀逸なのはSnow Manの佐久間大介よな。

 

⑪⑫神奈川県立百合丘高等学校ダンス部

部員41人の全国大会12連続出場の強豪校。 

挨拶曲は「JUST DANCE」

課題曲はHey! Say! JUMP「ネガティブファイター」。課題1はソロダンスを入れる(吉澤閑也)、課題2は振りの中に衣装を取り入れる(ベースボールシャツ)、課題3は顧問のアイデアを入れる(体育の授業から器械運動をひとつ)。テーマは「個性」。

七人それぞれの個性を入れバラエティに富んだダンスを目指す。吉澤閑也のネタのカーニバルを入れる。一音一音に振りを入れてきた緻密な作りではなくこれまでとは逆にゆったり余裕を持った振りに。ダンス部もテーマにカーニバルを選び、振りにも入れる。こういうのが楽しい。

 

⑬⑭日本体育大学桜華高等学校女子校(日体大併設校)ダンス部(東京都東村山市)

部員51人、日本一を目指す強豪校。

挨拶曲「99 PERCENT」

課題曲はV6「TAKE ME HIGHER」。課題1は授業で習ったBALLETを入れる(イタリアンフェッテ)、課題2は社会科教師(現役POPダンサー)顧問のアイデアを取り入れる(地球、赤道、ダンスのTUT)、課題3は松田元太のダンスを取り入れる(松田元太がダンス部の要請するジャンルの振付を考える→GIRL'S HIPHOP)。テーマは、課題曲がV6長野博が演った「ウルトラマンティガ」の主題歌だったことにちなんで「ウルトラヴィス」(ウルトラマン×Travis)。

ジャニーズお約束なのかもしれないけどおバカキャラが売りになってて笑わせるの、あまり意外性がないと面白くないからなくてもいいんじゃないかと思った。あと、技術的にボケを拾えないと悲惨だし。ただ、天然の七五三掛龍也は色々可笑しい。見どころはやはりGIRL'S HIPHOPの振り付けにダンス部へ行き緊張の中振り付ける松田元太。オドオドしたところが面白い。イタリアンフェッテは残念…。

 

⑮⑯東京都立三田高等学校ダンス部

部員70人の全国大会準優勝強豪校。

挨拶曲「Moving Pieces」

課題曲はWEST.「Big Shot!!」。課題1は生き物を取り入れる(虎)、課題2はフォーメーションで魅せる(千手)、課題3は七五三掛龍也のダンスを取り入れる(ダンス部からの指定でJAZZ FUNK)。テーマは「咆哮」。

見どころは七五三掛龍也の部員への初振り付け。けっこう堂々としてる。天然の成せる技か?!あとやはりトラジャのみんながどうやって振り付けを考えてるかが見れるのいいなと思う。音、技術、表現、内面、放出するエネルギー、溜めるエネルギー、パッション、バランスなど色んな角度から見て考えている。人数が多いとバラけるから構成も難易度が上がる。

 

⑰⑱大阪府立柴島(くにじま)高等学校ダンス部K-Jack

部員47人の全国大会13年連続出場強豪校。

挨拶曲は「LEVEL UP」。この曲は振り付けともにトラジャの中でも一番好き。

課題曲はSexyZone「RUN」。課題1はソロダンス(川島如恵留松田元太)、課題2は大阪ならではのものを取り入れる(なんでやねん!ポーズ)、課題3は宮近海斗のダンスを取り入れる(細かい音取りのHIPHOP)。テーマは「緩急」を文字って「関(西)急」。

担当パートをまた七分割、関西らしくカッコ良さと面白さを組み合わせたダンスに。部員に振り付けるのも高難度のHIPHOPに。宮近海斗も教えるのがうまい。中村海人がフォトグラファーに。見どころは冒頭のおもしろダンスセッション。

 

⑲⑳大阪府立登美丘高等学校ダンス部

世界最高峰のコンテスト「World of Dance」2019年準優勝、バブリーダンスで一躍有名になった超強豪校。

挨拶曲は「JUST DANCE」

今回はバブリーダンスが有名になりすぎた苦悩と弊害があり、今現在の自分たちのダンス(取組中なのは中国戦国時代をモチーフにしたダンスパフォーマンス←キングダムの世界のようだった)を見て欲しいという切願に応えるべく、トラジャが緊急ダンスレッスンで全力サポートという企画。なのでまず、川島如恵留松田元太はアクロバットとコンテンポラリー、吉澤閑也宮近海斗はPOPIN'、七五三掛龍也松倉海斗はHIPHOPとLOCK、中村海人が総合演出と撮影カメラマンとして食堂〜教室〜廊下での新生登美丘ダンス部のダンス動画を作る。

そしてスペシャルコラボダンス。曲は「Troublemaker」。テーマは「爆発」。今日トラジャのダンスレッスンから得たものを生徒なりに応用したものをトラジャに振り付けた全員パート、生徒パート、トラジャパート、中村海人振り付けの全員パートと四つの構成で仕上げる。新生登美丘爆誕!!という形。

見どころは川島如恵留のダンス講座かな。ダンスが、身体表現がいかに自由であるか、発想に縛りがないのかがよくわかる。

 


オリジナルダンス披露のステージング、場所が体育館なせいなのか、単に効果を狙っての演出なのか、ライトによる影がうざくて全体が良く見えないのが残念。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

「+81 DANCE STUDIO」というダンスチャンネルがあって、Travis Japanが渡米前に担当していたチャンネルで、そこでSMAP「青いイナズマ」振付師(Yuta NakamuraJUMPEI、共にYDK Apartment)バージョンも見れる。

この「+81 DANCE STUDIO」はTravis Japanが留学中、シーズン2として旧ジャニーズジュニアのグループで運営されていたけど、Travis Japanが戻ってデビュー以降、またお家騒動とあり、更新されず実質終了状態。残念だ。これまで通りジュニアに受け継がれていけばいいのに。

ちなみに「Happiness」SIS(SAKRA&CHINATSU)による振付けで、HiHi Jets 井上瑞稀美 少年 佐藤龍我7 MEN 侍 中村嶺亜少年忍者 川﨑皇輝Jr.SP 和田優希IMPACTors=現在IMP. 影山拓也で見れる。


 

+81




2回目『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜(2024)東京建物 Brillia HALL

日本での初演は2017年。今回は三度目。ビリー役など少年少女たちは1年にわたるバレエ、タップ、器械体操、歌唱、演技などのレッスンの末、オーディションで決まったとのこと。

 

脚本・歌詞 リー・ホール

演出 スティーヴン・ダルドリー

音楽 エルトン・ジョン

振付 ピーター・ダーリング

 

翻訳 常田景子

訳詞 高橋亜子

振付補 前田清実藤山すみれ

 

 

(※太字観劇日のキャスト

 

ビリー・エリオット(クワトロキャスト):浅田良舞(あさだりょうま)、石黒瑛士(いしぐろえいと)、井上宇一郎(いのうえういちろう)、春山嘉夢一(はるやまかむい)

お父さん(ダブルキャスト):益岡徹、鶴見慎吾

ウィルキンソン先生(ダブルキャスト):安蘭けい、濱田めぐみ

おばあちゃん(ダブルキャスト):根岸季衣(ねぎしとしえ)、阿知波悟美(あちわさとみ)

トニー(ダブルキャスト):西岡大貴、吉田広大

ジョージ芋洗坂係長

オールダー・ビリー(トリプルキャスト):永野亮比己(ながのあきひこ)、厚地康雄、山科諒馬

マイケル(クワトロキャスト):髙橋維束(たかはしいつか)、豊本燦太(とよもとさんた)、西山遥都(にしやまはると)、渡邊隼人

デビー(トリプルキャスト):上原日茉莉、佐源太惟乃哩 (さげんたいのり)、内藤菫子(ないとうすみれこ)

トールボーイ(ダブルキャスト):猪俣怜生、髙橋翔大

スモールボーイ(トリプルキャスト):張浩一、多胡奏汰、藤元万瑠(ふじもとまる)

バレエガールズ(ダブルキャスト):石澤桜來、岩本佳子、木村美桜、清水優、鈴木結里愛、住徳瑠香(すみとくるか)、長尾侑南(ながおゆなみ)、松本望海南夢依宮野陽光(みやのひかり)

 

ブライスウェイト(ダブルキャスト)兼アンサンブル:森山大輔、近藤貴郁(こんどうたかふみ)

死んだお母さん兼アンサンブル:大月さゆ

アンサンブル大竹尚(おおたけひさし)、加賀谷真聡(かがやまさと)、後藤裕磨齋藤桐人(さいとうきりひと)、聖司朗(せいしろう)、辰巳智秋、照井裕隆、丸山泰右(まるやまたいすけ)、森内翔大小島亜莉沙咲良竹内晶美石田優月白木彩可新里藍那(にいさとあいな)、山科諒馬

スウィング黒沼亮春口凌芽(はるぐちりょうが)、森田万貴(もりたまき)

 



 

1980年代半ばの英国、マーガレット・サッチャー政権下、新自由主義諸政策に対して労資争議が巻き起こる。混乱する炭鉱の町に暮らす11歳のビリー・エリオット(春山嘉夢一)母親(大月さゆ)は3年前に亡くなり、ビリーは炭鉱夫の父ジャッキー(増岡徹)、兄トニー(吉田広大)祖母(阿知波悟美)との四人暮らし。生活は先が見えない状況にあり、父たち炭鉱夫はストライキに入る。そんな中、せめて強くたくましく育って欲しいと父親はビリーにボクシングを習わせる。けれどビリーは身が入らない。

ある日、ボクシングのレッスンの後、バレエ教室のレッスンに巻き込まれる。バレエのウィルキンソン先生(濱田めぐみ)はすぐさまビリーの才能に気づき熱心な指導が始まり、ビリーもまたボクシングよりバレエに心惹かれる。それは親友マイケル(豊本燦太)の自分の好きなもの、好きなことにまっすぐ突き進む「自由さ」に通じ、ビリーも踊っていると自分が全てから解き放たれ自由を感じるのだった。

ビリーはボクシングのレッスン料をバレエにつぎ込み、内緒でバレエレッスンを受けていたが、父親にバレて禁止されてしまう。けれどウィルキンソン先生はロイヤルバレエスクールオーディション目指して無料で特別レッスンをもうけてくれ、ビリーもそれにこっそり応えていたのだが、そのオーディション日に父親にまたもバレてしまう。トニーからもののしられ反対され、バレエ学校入学への夢は潰えてしまう。絶望感でいっぱいのビリーの姿を目にした父親は、どうにもならないストライキ運動のはざまでビリーの未来はもちろん、自分たちの将来の生活についても考えを改め、ウィルキンソン先生にビリーを託すことを決意する。そしてビリーはウィルキンソン先生の指導と父親の協力、やがては町中の人々の応援のもと、まだ間に合うオーディションに挑む…。

 


(記念撮影スペース)


とても良かった。ので、リピート。ビリー役マイケル役父親役ウィルキンソン先生役デビー役オールダービリー役を違えた。

印象でいうと増岡徹の方が炭鉱夫らしい。鶴見慎吾ももちろんいいけど品が邪魔。

 

オールダー・ビリー(永野亮比己とのパドドゥはフライングもあってやはり見応えある。

でも、やっぱりこの作品の見どころは炭鉱夫たちのストライキ運動の進み具合とビリーが徐々にバレエのスキルが上がっていくところを重ねて表現してるパート。ストライキは後退していくのにビリーは上達していく。そこからの初めてアチチュードをきれいに決めるシーンは感動する(ピルエット、フェッテよりも)。根を張った大人の社会と、未来に夢描く子供の世界の対比が面白い。子供は未来の宝だと言わんばかり。

その他、マイケルとビリーのタップダンスがやがてショー仕立てになっていくパートも、夢や希望でいっぱいの子供の未来観を感じる。もちろん、ここでのマイケルにはそんなきらびやかな未来は約束されてない。それがまた胸を詰まらせる。これはラストでビリーを見送るマイケルでとどめを刺される。

そして苦悩のタップとコンテンポラリーでビリーの気持ちが痛いほど伝わってくる。これは音楽(曲)の力もある。さすがエルトン・ジョン。

そうして迎えるオーディションでのダンスパートはビリーのバレエが好きダンスが好きがあふれている。

オーディションに受かってウィルキンソン先生のもとに行くと、ビリーへの励ましの言葉が所詮田舎のバレエ教師という立場からなのが物悲しい。あんなにビリーに力を注ぎはっぱをかけていたのに、自分の器は理解していたという。ウィルキンソン先生も夢を追っていた子供時代があったのかもしれないと思うと切ない。とてもいいシーン。


カーテンコールの演者総出のタップダンスも楽しく魅せられる。

炭鉱の先のない未来とビリーの先のある夢、本当に良い作品だと思う。

 

そんなわけで、さっそくだが、また違うビリーとマイケルで観てみたい。今度はおばあちゃん役もトニー役も違えて観てみたい。というかなぜか終わったとたんにもう次が観たいという気持ちにさせる。中毒性がある。おそらく息継ぎさせる暇を与えないほどビリーが踊って歌って忙しく動くその限界体力が熱として伝わってくるせいじゃないかな。スポーツにしろダンスにしろ歌にしろ人間の肉体表現は魅力的。

 

 

(観劇日20240828)

 

東京公演は10月までなので、機会があればぜひ!

 

東京:東京建物 Brillia HALL 0802~1026

大阪:SkyシアターMBS 1109~1124

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回観劇分の感想

 


技術的にはフェッテが甘いかな。

失敗もあった。でもリカバリーがしっかりしてるし、とにもかくにも作品がいい。