TOBE LIVE at ARIAKE ARENA 2024 No.O -ring-(配信) | これ観た

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基本アマプラ、ネトフリから観た映画やドラマの感想。9割邦画。作品より役者寄り。なるべくネタバレ避。演者名は認識できる人のみ、制作側名は気になる時のみ記載。★は5段階評価。たまに書籍音楽役者舞台についても。

『TOBE LIVE at ARIAKE ARENA 2024 No.0-ring』

有明アリーナにて今年6月、TOBE所属アーティストの単独ライブが行われ、それらがAmazonプライムで配信されてます。そのうちのNumber_i 初の単独ライブ(6月19日分)となったものの感想になります。

 

ミニアルバム「No.0-ring」を基調。1時間33分。

 

【セットリスト】とおおよその流れ

OK Complex

FUJI

GOAT

(MC)

No-Yes

花びらが舞う日に

Is it me?

i

(MC)

Banana

和曲調(和楽器テイスト)でダンサーによるパフォーマンス〜神宮寺勇太のダンスパフォーマンス(舞風)→岸優太のダンスパフォーマンス(殺陣風)→平野紫耀のダンスパフォーマンス(占筮風)〜Number_i &ダンサーでのパフォーマンス(平野オリジナルコレオ)からのBON

女性ダンサー3人による3つのシチュエーションからストーリー性のあるパフォーマンス(スポットにメンバーカラー)からのBlow Your Cover。これで三様それぞれ絡みのあるパフォーマンス(この際、メンカラ外しての絡みなので分かり合えない様を表現なのかな?)。からのRain or Shine

(ちょいMC。というかつなぎのフリが入ってからの)

ダンサー揃ってのSQUARE_ONE→ダンサー紹介(Solomon、RINA、Raphael、Ni-Na、ANGEL、Mathew)

GOAT

(アンコール)

Midnight City

夢の続き

 

 

オープニング、中央に葉っぱの乗ってない(盆栽の)大木(これからみんなと育てていくというメッセージか?)。BGMは「BON」~調。大木がなくなると正面ステージが照らされ、リングに立つ三人が現れる。「OK Complex」を歌いながらフライング。平野はもはやアクロバット。でもこれらは旧ジャニーズならお手の物だろう。かっこいいけど、もうちょっと流れがスムーズだとよかったな。これは当時、SNSに動画が上がってるのを見ていても思ったこと。その時は素人の撮ったものだから、実際は流れも良かったのかもしれない、と思ってたのだけど。

中盤のダンスパフォーマンスのスポットライトがメンバーカラーになっていて、今さらながらキンプリ時代のカラーをそのまま使っていることに好感が持てた。決してキンプリ時代をないがしろにしてない。むしろ、残った二人とも繋がっているんだよと言っているかのよう。TOBEの社風がどうかはわからないけど、STARTO社は所属タレントにけっこう自由を持たせている様子なので、コラボも夢ではないかもしれない。あれば胸熱。

話題性としては、ファンネームが「iLYs(アイリーズ)」であることを発表(この以前に周知されてたけど)。

アリーナなのでステージングにムービングステージを多用。

「No-Yes」では神宮寺を肩車する平野。尊いとはこれのことか?

「Is it me?」でリハとちがうフリで岸をはめる…のはお約束? 岸はいじられキャラということなのか?

「Rain or Shine」に入る前、セットにあった服への着替えのシーンが入り、歓声上がる。平野が上半身裸になるから…?

アンコール「夢の続き」は冒頭の正面に設置されたリングに乗って歌い、終わるとリング中央のセリから沈む…というきれいなハケ。

 

いやぁ、岸優太、歌上手い。ラップがうまいしリズム感が抜群。実は岸の歌唱とダンスが良いのに気づいたのは「ツキヨミ」(^^;)

 

ミニアルバムの楽曲しかないので、ダンサー交えても90分ほどのライブにしかならないのはいたしかたなし。このダンサーたちはTOBEチーム(契約?専属?)なのかな? 確か歌番組でも出ていたような…。チームNonbar_iダンサーズとか??

 

ドームでのTOBE 1st Super Live配信もすごいなと思ったけど、ここでもアマプラでプロモーションかけてくるとか、やることが大胆。有明アリーナ単独は他に、三宅健(6/22)、北山宏光(6/15)、IMP.(6/14)も当然あり、全てアマプラで配信されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

さて。それはそうと3枚目となる楽曲「INZM」神宮寺悠太プロデュース)が発表された。かっこいい。

プロデュースがどれだけの仕事でクリエイターとして関わっているのかわからないけど、楽曲、おもしろかっこいい(作詞作曲は界隈ではとても有名な方が入ってるらしい)。また、「GOAT」も差し込んでて、シングルカットの楽曲をどれだけ大事にしてるかがうかがい知れる。

 

ミクスチャーロックというが、そのミクスチャーロックというジャンルがわからない。ロックと他ジャンルの音楽を合わせた90年代くらいに出てきた日本独自のジャンルらしい。その頃音楽聴いてなかった。なので、Number_iの曲に対する私の第一印象はジャパニーズヒップホップという感じだった。で、「INZM」は確かに他2曲と比べてロックぽい。でもやはり"ジャパニーズ"ナニガシと感じる。J‐POPではなく。(もうニュアンスでしかないけど(^^;;)

 

ヒップホップではないけど日本色を前面に出してる新しい学校のリーダーズと共通点があるように思う。 昔は少年ナイフというバンドもいた(今もいる)。彼女らも独特の日本色がある。Number_iの根っこも日本文化で、独自に日本発の新手ジャパニーズヒップホップを生み出しているように思える。とにかく日本っぽく、もしかしたらNumber_iというニュージャンル誕生かもしれないとも思う。彼らも充分自分らの音楽を世界に確立できるんじゃないかな。チーム戦で。

ラップは遊び心がたっぷりでありながら自分らの誇示も忘れない。また岸優太のラップがとても良くて面白くて、聞き取れないんだけど、それだけに日本語に可能性を感じる。本当に日本語が持つ感性は素晴らしい。他言語を知らないだけかな。

 

まあ、そもそも聴いてないジャンルだったので捉え方が実はわからないのだが、ヒップホップ、ラップミュージックというものが、メロディ主体の音楽と違うようで。イントロ→Aメロ→Bメロ→1サビ→(2サビ)〜〜〜〜アウトロというわかりやすい構成ではなく、リズム主体の構成で、16小節のヴァース(Aメロに当たる)、ブリッジ(Bメロに当たる) 、8小説のコーラスフック(サビに当たる)から成り、もちろんイントロ、アウトロもあるけど概念が違うようだ。しかも近年の傾向で曲自体が短め(これは他ジャンルも)。多く聴き込まないと理解できそうにない。

 

振付はKAZ the FIREで「BON」と同じ。RIEHATAチームで「GOAT」から変わらずということになる。そしてKing & Princeも同じくRHTと繋がってるのが胸熱。でもそれ言ったら「Blow Your Cover」はNOPPOだし、「なにもの」はOguriだし、海人はシッキンのイベントに参加してるし、とりたてて喜ぶことでもないか(^^;;。

 

MVは相変わらず凝ってて、関わっているクリエイターの質が高いのが知れる。ストーリーも立てられ、ファンに「謎解き」「考察推察」「見つける」という楽しみを与えてる。前MVから引き継いでるアイテムもあるからなお。

私的にはバイクで走るシーン、「AKIRA」ぽいと一番に思った。ほら、ジャパンカルチャーの代表だ。

 

そうそう、最初はグリーンバックにCGかと思ったけど、ロケだったと知ってびっくりした。この時代に海外飛んでのロケとは! もう超ショートムービーだ。

 

順番でいけば次は岸優太プロデュース。楽しみすぎるし、世間的にも4枚目の期待値がきっと高い。

 

 

 

 

さらにアップされたバンドバージョンの「INZM」は、もうロックテイスト満というかメタルサウンドなのが一発でわかるビデオ。アリーナツアーグッズのTシャツもロック(ハードやメタル)界隈のデザインで、改めて、ああバンドTシャツを着てるってこういう感じか、と認識した(^^;;。

 

三人向き合って歌うスタイルはラップバトルのよう。かっこいいね。特に岸くん。