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これ観た

基本アマプラ、ネトフリから観た映画やドラマの感想。9割邦画。作品より役者寄り。なるべくネタバレ避。演者名は認識できる人のみ、制作側名は気になる時のみ記載。★は5段階評価。たまに書籍音楽役者舞台についても。

『川っぺりムコリッタ』(2022)

原作・監督・脚本 荻上直子(『彼らが本気で編むときは、』他)

音楽 パスカルズ

 

松山ケンイチ、ムロツヨシ、満島ひかり、江口のりこ、黒田大輔、知久寿焼、柄本佑、田中美佐子、薬師丸ひろ子、笹野高史、緒方直人、吉岡秀隆、北村光授(きたむらこうすけ)、松島羽那(まつしまはな)、他。

 

詐欺で服役していた山田たけし(松山ケンイチ)は刑期を終え、富山県の海辺の町、沢田(緒方直人)の営む海産物の工場に就職となった。その社長の紹介で川の近くにあるアパート「ハイツムコリッタ」に暮らすことになる。大家は夫に先立たれ娘(松島羽那)と二人で暮らす南詩織(満島ひかり)。向かいにはまだ幼い息子(北村光授)と二人で墓石を売るシングルファーザーの溝口健一(吉岡秀隆)。隣りには少し頭の足りなそうな、社会性のない、そして図々しい男島田幸三(ムロツヨシ)が住んでいる。

ひっそりと、人間関係は最小限にと思っていた山田だが、遠慮のない島田に調子を狂わされ、いつしかその友人の寺の坊主岩本(黒田大輔)、どこか達観した溝口親子、更生を支える沢田社長、山田の身上を知りながらも普通に接する工場の世話役の中島(江口のりこ)、人に寄り添える南、孤独死した幽霊、幼い頃生き別れになった父親の死を知らせてきた役場の職員堤下(柄本佑)、に、川っぺりに住むホームレスの男(知久寿焼)、とささやかな関係性が生まれてくる。山田の心境の変化、現状を受け止め、生きる上での希望が見えてくる…。

 

それぞれの抱える過去と孤独を描きながら、人はどんなに生きにくい世の中でも生まれてきた以上、その環境を受け止め生きるしかない、人は一人では生きられない、実は常に人は人を求め生きているんだ、と言っているかのような作品だった。

 

良かった。


山田の父親の違反の中に携帯電話があり、そこにずらりと並んだ発信履歴が「いのちの電話」だった。それがきっかけでよく覚えてない父親のことを知りたくなる山田。その「いのちの電話」で聞いた話を溝口が人から聞いた話として山田に話す。これはきつかった。淡々と言葉をつむぐ溝口の背後には「無」しか見えないのが辛い。

山田の父親への思いが、風呂上りの牛乳飲みに帰結したのは、文字通り血の通った関係を感じ、切なくも暖かい気持ちになった。

人の都合も考えず我が家のように入ってきては風呂やご飯をもらう島田にも耐えられない悲しみがある。震える島田、大泣きする島田、懇願する島田、ごまかさない素直な島田に何とも言えない気持ちになった。

公務員である堤下が心ある職員で良かったと思った。

 

ムコリッタとは、仏教でいう時間の単位のひとつで、1日の1/30で、48分を表すとのこと。刹那だ。

 

松山ケンイチ、いい芝居するなぁ。というか、みんないい。

 

★★★★(★)

 

 

 

 

制作 RIKIプロジェクト

配給 KADOKAWA

 

 

『絶叫』(2019)WOWOWドラマ全4話

原作は葉真中顕(はまなかあき)の小説。

 

監督 水田成英

脚本 池田奈津子(『4月の君、スピカ』他)

音楽 林ゆうき(『アオハライド』『エイプリルフールズ』『僕だけがいない街』『フォルトゥナの瞳』他)

 

尾野真千子、安田顕、小西真奈美、麻生祐未、要潤、酒井若菜、小柳友、前川泰之、片桐仁、崎山つばさ、濱津隆之、一ノ瀬ワタル、遠山俊也、六角慎司、生島翔、西原誠吾、郭智博、高松咲希、莉子、他。




 

東京国分寺のアパートの一室で死後半年ほど経過した女性の腐乱死体が発見される。死肉を食べてとりあえず命をつないでいたのか、まわりには10匹ほどの猫の死骸もあり、顔はもちろん女性の死体はほとんど原型を留めていなかった。孤独死として片付けられることになったが、なんとなく違和感、そしてその女性鈴木陽子(尾野真千子)が同い年の独身だったこともあり、国分寺署の刑事奥貫綾乃(小西真奈美)は、NPO法人代表の神代武(安田顕)惨殺事件が発覚する中、部下の町田(小柳友)と共に鈴木陽子の人生を追う…。

話は神代の事件と、鈴木陽子の幼少期からの人生を絡める形で進み、やがて奥貫は神代と鈴木陽子が繋がっていたことをつかむ。

 

鈴木陽子は母親妙子(麻生祐未)に精神的虐待を受けて育ち、それは妙子が愛してやまない弟の事故死で家庭崩壊まで進む。母親からの愛を得ることなく大人になった鈴木陽子は簡単に搾取の対象になってしまう。保険外交員から風俗、ホスト(郭智博)と同棲、そして神代と出会い、「換金」と呼ぶ保険金詐欺へと落ちていく。

鈴木陽子の足跡が見えてくるほどに、奥貫は本当に腐乱死体が鈴木陽子のものなのか疑問が湧いてくる。だが、手元にあるのはデータだけ。奥貫は生きていた鈴木陽子を知らない。見たことがない。それはほぼ完璧な完全犯罪となる…。

 

ラスト、鈴木陽子は奥貫と顔を合わせる。他人の人生を生き疲れ切っていた鈴木陽子だったが、全てが明るみになるのかどうなのか、それは描かれない。犯罪ではあるけれど、鈴木陽子はそのまま社会に埋没していて欲しいと思った。

 

鈴木陽子が幼い頃、お祭りですでに神代と会っていて、力になる言葉をもらっていた。最後の最後で鈴木陽子はあの時のテキヤの人だと気づく。ずっと虐げられていた母に、それまでは口を開けば弟の名前だったのが、最後の最後で「陽子」と名前を呼んでもらえる。このふたつが悔いと罪を背負って生きていくことの覚悟を選んだ瞬間なのがなんとも痛々しい。それでいて過去があるから今があると言わんばかり、家族で暮らした今は無き実家の近くのアパートに母親は住んでいたし、家の跡地に鈴木陽子は戻っていた。人の思いの強さがうかがえる。

 

クライムサスペンスで、社会派でもあり、面白くないわけがない。見進めているうちに予想が立ち、ナレーションが鈴木陽子の尾野真千子である点で生きてることはわかるし、そういう面では驚きはないが、鈴木陽子がたどり着いた先は納得がいく作りだった。終始筋が通ってる。面白かった。

 

小西真奈美、いいんだけど、時々不安定になる。

 

WOWOW、Netflixなど配信業のドラマと同等くらいレベル高いのでは? 尺に決まりがないのかな? 無駄ほぼない。テレビドラマのお粗末さが嘆かれる。予算がないなら作らず過去作再放送だけしてればいいのに。

 

★★★★

 

 

 

 

 

 

『ナミビアの砂漠』(2024)

 

監督・脚本 山中瑶子(『魚座どうし』他)

音楽 渡邉琢磨(『あのこは貴族』『人数の町』『先生、私の隣に座っていただけませんか?』他)

 

河合優実、金子大地、寛一郎、新谷ゆづみ、中島歩、唐田えりか、伊島空、堀部圭亮、渡辺真起子、渋谷采郁(しぶたにあやか)、澁谷麻美、倉田萌衣、他。

 

カナ(河合優実)は、恋人ホンダ(寛一郎)と同棲している。ホンダはまっとうに働き、家賃からカナの食事まですべて面倒をみている。ホンダはすべてカナを一番に考え、異常に優しく、優柔不断。カナもエステサロンで働いてはいるが、仕事はマニュアル通りたんたんとこなすものの無気力で怠惰で、生活はホンダ任せを当然としている。そんなカナは、新しく知り合ったクリエイターのハヤシ(金子大地)と暮らすため、ていよくホンダを落とし込み部屋を出て行く。

ハヤシと暮らすようになり、ハヤシの周りの人間(友人三重野伊島空、など家族(父:堀部圭亮、母:渡辺真起子)などにも会い、その別世界具合に疎外感を持つ。最初こそ楽しく幸せいっぱいの恋人同士を堪能していたが、カナはやがて物足りなくなり、自身の生き方へのジレンマに苛まれ、ハヤシにDVを働くようになる。ハヤシはカナを捨てるでもなく、本気でぶつかり合う。徐々に壊れていくカナだが…。

 

ホンダがよくカナに水を飲むようすすめる。よくわかんなかったけど、砂漠だったんだろうな、心が。カナの。そんな子もいるんだろうな。生まれ持って持ち得た性質なんだろうな。でも、精神疾患ではないように思う。気性だと思う。だって、少なくとも二人の男性が寄り添おうとしたわけだし、まあ、ホンダは優しさに見えて実は依存気味であったけども。

カナが21歳という設定に違和感があったのだけど、堕胎と同じく嘘かな? それとも、21歳だからこそあり得るのかな。

カナはカウンセラー(渋谷采郁)にかかるのだけど、そのやり取りが興味深かった。一つの言葉を掘り下げていく。そんなことされたらかなわないなぁと思った。そう思うのは病んでないからで、どこかおかしい人はそれに素直に従って知らぬ間に心の奥へと入っていくのかな。

 

相変わらず金子大地良かった。うまいな。寛一郎もこれは良かった。

あと、隣人の遠山役の唐田えりかも。『極悪女王』も良くて、今後に期待してる女優さんの一人となった。

それから、カナの職場の後輩新人瀬尾役の倉田萌衣もヒリヒリするキャラで良かった。

その他、オンライン精神科医役中島歩。このビジネスライクなキャラ、台詞はヒヤヒヤして良かった。

そういえば、冒頭、カナとその友人イチカ(新谷ゆづみ)の共通の友人が自死する話題があるのだけど、慰め方というか処理の仕方がホストクラブなのが、特定界隈の住人であることを匂わせていて、もしかして、いわゆるトー横キッズの生態というか概略だったのかなぁと思えたり。。。

 

★★★

 

 

 


制作 ブリッジヘッドコギトワークス

配給 ハピネットファントム・スタジオ

 

 

 

 

 

    『25時、赤坂で』(2024)テレビ東京系列 全10話

    原作は夏野寛子の漫画。

     

    監督 堀江貴大(『花と雨』『先生、私の隣りに座っていただけませんか?』他)、川崎僚

    脚本 青塚美穂阿相クミコ

    主題歌 鯨木「赫赫(かくかく)」

    エンディングテーマ Mel「東京ナイトロンリー」

    音楽 坂本秀一(『青くて痛くて脆い』『レオン』『溺れるナイフ』他)

     

    駒木根葵汰(こまぎねきいた)、新原泰佑、宇佐卓真、南雲奨馬、橋本淳(はしもとあつし)、片山萌美、篠原悠伸、福津健創(ふくつけんぞう)、今川宇宙(いまがわうちゅう)、雛形あきこ、他。

     

    大学時代映研に属するほど映画好きで自身も芸能事務所に入り俳優を目指している白崎由岐(新原泰佑)は、大学の先輩だった現在人気俳優となった羽山麻水(駒木根葵汰/幼少期:高木波瑠)初主演のBLドラマ「昼のゆめ」のオーディションで相手役を勝ち取る。かっこよく自分には手の届かない存在、誰もが憧れた羽山麻水の相手役に心躍る。しかし、同時にその大役に不安が襲う。大学時代にすでに見つけてもらった(スカウト)羽山と、見つけてもらえなかった(いまだにバイトとオーディションの毎日)自分との資質の差にプラスして、恋愛経験もないうえゲイ役という特殊な役柄に焦りを感じ始める。白崎はヒントを得に、ゲイの集まるバーへ行き経験を積もうと考えつく。その店が偶然羽山の大学時代の友人三原(篠原悠伸)のいる店だったことから、羽山と鉢合わせになり、事情を知った羽山は自分が相手になると言い出す。翌日羽山のマンションに誘われ、ドラマの間だけ恋人同士になろうと持ち掛けられる。脚本にあるアクションを一つ一つクリアしていく二人の疑似恋愛が始まる。

    実は羽山は白崎のことは大学時代にすでに注目していた。自分と同じくらい映画好きで、他の人と違って自分の見た目ではなく演技を見てくれる、純真で忖度が一切できないストレートな性格に惹かれていたし、それがにじみ出る演技力にも一目置いていた。だからこそ、大事なシーンにテイクをたくさん出してしまう白崎に、自信をなくしどうしたらいいかわからないと悩む白崎に、より白崎の良さを引き出せるよう何気なく手助けをする。

    ドラマが進むにつれ、本来の才能が開花し始め注目度も上がる白崎は羽山との時間があまり取れなくなる中、友人役の佐久間(宇佐卓真)、ライバル役の山瀬(南雲奨馬)の存在が影響し、白崎は羽山へのただの憧れではない想いに気づき、役と自分が一緒になることがなかった羽山も「好き」とう気持ちが抑えられなくなる。

    冷静沈着、本当の自分を何重もの包装紙でくるんでいた羽山だったが、クランクアップを前に恋人解消を白崎に持ち出され、俳優としての足元がぐらつく。それでも三原の優しさだったり、大学時代の自分を振り返るなどして、また白崎とも向き合いクランクアップを迎える。けれど白崎の気持ちは変わらない。なぜって、羽山には忘れられない好きな人がいると知っているから…。

     

    それが誰であるのか、、、

     

    というわけで、ハッピーエンド。

     

     

     

    作品の中に作品があるので、舞台裏も見られて面白かったし、役者が作品の中でもう一つの人格を表現するとう難題も見応えあった。

     

    見つけてもらえなかったわけではない、マネージャー篠田(橋本淳)は親身になって自分を信じて推していることに気づき、白崎は俳優として一つ大きくなった、という結果も良かった。時間の流れの表現が足りなかった印象で、それには不満があるけど(仕方ない面はある)、よく練られた脚本、構成で、BLドラマの目玉のラブシーンの艶めかしさもよく出ていて、特に二人のシーンはどれも映像が素晴らしかった。

     

    そして何より、駒木根葵汰演じる羽山麻水の雰囲気がめちゃくちゃ良かった。なんだ、あの色気はと。

    新原泰佑は『永遠の昨日』にも出ていたとのこと、まったくわからない。最近では『御上先生!』にも。面白いのは、当然といえば当然なのだが、役を降りた素のキャラが180度違うところ。これは以前本島純政にも思った。まだ二十代前半だろうにここまで演技が出来るのかと感心する。さすがアミューズ。調べてみるとミュージカルもやってるようなので、いつか舞台を観たいなと思う。

     

    残念だったのは、宇佐卓真、南雲奨馬の他人に触れる時の距離感。遠慮が見えて不自然。BLドラマであること、作品内では同性の友人関係でもあることが抜けてる。

     

    雛形あきこは羽山の母親役。なかなか怖かった(褒めてる)。

     

    ★★★(★)

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    実はこのドラマ、BL好きの友達にすすめられたもの。友達はリアタイしてたけど、私はもうBLは興味なくなっていたので見なかった。それでも延々数ヶ月力説するので、配信あったら…とにごしてたこの度Netflixで始まって視聴へ。結果、なかなかどうして良かった。という(^^;;。

     

     

     

    『晩餐ブルース』(2025)テレビ東京系列0123〜全10話

     

    監督 こさきりょうま川和田恵真

    脚本 山西竜矢灯敦生=ともりあつき、高橋名月(『左様なら今晩は』他)、阿部凌大

    音楽 tomisiro

    オープニング曲 レトロリロン「カテゴライズ」

    エンディング曲 Aki「話そうぜ」

     

    井之脇海、金子大地、草川拓弥、穂志もえか、諏訪雅、瀬戸芭月(せとはづき)、黒住尚生、山田ジャンゴ、石田卓也、吉田電話、実近順次、他。

     

    仕事に生き方に行き詰まり悩む人間像を、食事を介して優しく描いたドラマ。誰かに共感を与え、誰かに郷愁を思わせ、人との関わりって面倒だけどいいな、友人の存在って大切だな、その関係羨ましいな、と素直に感じさせる。

     

    テレビ局でドラマ制作のプロデューサー、監督業に携わってる田窪優太(井之脇海)はなかなか良い企画が書けない上、ヒリヒリする職場の人間関係、時間に追われる日々にストレスMAXだった。そんなある日、高校時代の友人蒔田葵(草川拓弥)に声をかけられ飲むことになる。その場にはレストランのシェフになった同じく旧友である佐藤耕助(金子大地)もいた。3年ぶりに会った三人、そこで葵は離婚したことを告白。今はコンビニ店長で、新しい出会いを求め婚活中だという。

    その日、優太の疲れ切った表情が気になった耕助は、一緒にご飯を食べないかと後日自宅へ誘う。さすがの料理人の腕前で、おいしい食事は暖かい気持ちを呼び起こし、二人は時間が合う時、「晩餐会」を開こうと話が進む。そこに葵も誘い「晩活」が始まる。しかし実は耕助もまたメンタルクリニックに通うほどの悩みを抱えており、シェフは半年も前に辞めていて今はニートだった。そして葵も破綻した結婚生活の原因が自分にあることを自覚しているだけに、前へ進めずにいた。

    優太の先輩木山(石田卓也)、同僚上野(穂志もえか)、後輩らを通して会社の体質、社会の仕組み(代わりのきく人材がある現実)が描かれ、耕助と葵がスーパーの特売で知り合ったお爺さん亀井(渡辺哲)で人間味のある触れ合いが描かれ、耕助のかつての同僚池岡(伊島空)カウンセラー(趙民和=ちょうみんわとのやりとりで、葵の元妻(北村優衣)との会話、マッチングアプリで出会った相手とのデートで、人間の小ささ、弱さが描かれる。

    そうこうして晩活のおかげで三人とも実生活に活力が出て前向きになってゆく。と一時は良い状態に見えた優太は、体は悲鳴を上げ始めてるというのにその疲労を甘えととらえ、再度落ちてしまう。けれど、晩活で濃く深くなった友情のおかげで優太もまた次のステップに進むための決断ができるまでに変わる…。

     

    ありきたりといえばありきたりなテーマだが、普遍的なテーマとも言え、登場人物の誰もの気持ちがわかり、共感性が高い。

    ドラマ制作の裏側も垣間見れ、なかなか良かった。

     

    最終話で優太が帽子を落とした人に拾い渡すシーンがあるのだけど、その相手がホームレス(と思われる)人で、優太は分け隔てない笑顔で接するのだけど、それがズキッと刺さり、かつ、あったかい気持ちにもなり、とはいえたかが人間、と社会の構図を一瞬で見せられた気がして良かった。

     

    ご飯を一緒に作って食べることで人の暖かさを感じ、まま力になる。誰かと食べることに限らず、ただ食べることの大切さを感じた。生きることはたべることと言ってるかのよう。

     

    ★★★(★)

     

     

     

     

     

     

    『イリュージョニスト THE ILLUSIONIST』(2025)日生劇場

     

    原作 ヤーリ・フィルム・グループ制作映画「幻影師アイゼンハイム」スティーヴン・ミルハウザー作「幻影師、アイゼンハイム」

    脚本 ピーター・ドゥシャン

    作詞・作曲 マイケル・ブルース

    演出 トム・サザーランド

     

    翻訳・訳詞 市川洋二郎

     

    イリュージョニスト・アイゼンハイム:海宝直人

    公爵令嬢・ソフィ:愛希れいか

    皇太子・レオポルド:成河(そんは)

    興行主・シーガ:濱田めぐみ

    警部・ウール:栗原秀雄

     

    アンサンブル:池谷祐子井上花菜今村洋一植木達也岡本華奈伽藍琳(がらんりん)、柴野瞭仙名立宗(せんなたつのり)、常川藍里東間一貴藤田宏樹湊陽奈(みなとはるな)、安福毅柳本奈都子

    スウィング:晴音アキ松谷嵐

     




    19世紀末ウィーン。

     

    若い頃、住んでいた街を追われたエドァルドを拾った興行主シーガ(濱田めぐみ)。エドァルドはやがてイリュージョニスト・アイゼンハイム(海宝直人)としてシーガと共に巡業の旅に出るようになった。

    ウィーンでの公演でアイゼンハイムはまだ少年だった頃、恋に落ちた公爵令嬢ソフィ(愛希れいか)と再会する。実はソフィとの身分違いの恋路を引き裂かれ街を出たのだった。アイゼンハイムはずっとソフィを想い続けてきたけれど、再会時ソフィはオーストリア皇太子レオポルド(成河)の婚約者となっていた。

    レオポルドの傾国の危機対策にソフィは心内では不安を抱いていたが、進言できるわけもなく。そんな時に、実は別れの際にエドァルドがくれたロケットペンダントを大切に持ち、いっときも忘れた事ないソフィは、アイゼンハイムことエドァルドもまたずっとソフィを想い、ソフィのためにこの職を得、この地を訪れたことを知り、二人の間に愛が再燃する。

    密かに逢瀬を重ねては道ならぬ恋と、時に躊躇し、時に抑えられず、そんな繰り返しにレオポルドは二人の関係を察知し、ウール警部(栗原秀雄)に探らせる。レオポルド自らアイゼンハイムを貶めるような行動に出るも、ソフィの心はアイゼンハイムにしか向いておらず、怒りに狂ったレオポルドは剣を抜き……。

    その後、ソフィが亡くなったことが公になる。ソフィを殺めたとされる犯人も捕まるが…しかし、死者の御霊を呼び寄せるイリュージョニスト・アイゼンハイムは、ショーに訪れた観客たちの心に恐怖と疑念を植え付ける。それはウール警部にも及ぶ。また、迷惑をかけたくない一心でアイゼンハイムは家族同然のシーガを遠ざけるような手にでる…。

    果たして、何が嘘なのか、本当なのか、まやかしか手品か思い込みか。ソフィに手をかけたのは誰なのか、幽霊など存在するのか、そもそもソフィは本当に亡くなったのか…。やがてすべて解き明かされる…。




     

    観客までもがアイゼンハイムのイリュージョンに魅せられる構成。そのタネあかしの演出はスピードがあって胸が逸る。

    また、話はラブストーリーに終わらず、社会秩序や哲学的見地にもおよび深い。

     

    この作品は故三浦春馬がやるはずだったもの。コロナ禍でコンサート形式のものは同じく海宝直人で上演されたが、正式な形でお披露目となるのは今回が初めて。5年待った。

     


    個人的な感覚で、実に感傷的だが、話を追っていると、そこかしこに三浦春馬が見えて、そうか、この役がやりたかったのか、この作品がやりたかったのかと、納得がいくだけになんとも複雑な思いが込み上げた。

    とても良い作品だった。


    海宝直人はもちろん、愛希れいかも濱田めぐみも成河も栗原秀雄も、その他アンサンブルの方々、スタッフの方々、すべてが素晴らしかった。

     

     

    (観劇日 20250328)

    ネタバレ厳禁とのことでアップをためらっていたのですが…これくらいは許容と思い…(^^;;。

     

     

    東京:日生劇場 0311〜0329

    大阪:梅田芸術劇場メインホール 0408〜0420

     

     

     

     

     

     

    『テオレマ』(1968)

    イタリア映画。原題は『Teorema』で、意味は「定理」だそう。

     

    監督・脚本 ピエル・パオロ・パゾリーニ

     

    ミラノ郊外に住む工場を経営するブルジョワ一家に、一人の男(テレンス・スタンプ)がやってくる。一緒に暮らし始めると、その男は持ち前の魅惑的な雰囲気で、家政婦エミリア(ウララ・ベッティ)、同室となった息子ピエトロ(アレドレ・ホセ・クルス)、妻のルチア(シルヴァーナ・マンガーノ)、娘のオデッタ(アンヌ・ヴィアゼムスキー)、主人のパオロ(マッシモ・ジロッティ)と、次々と翻弄していく。数日して男が去ると、腑抜けになった家政婦は田舎へ帰り仙人のような生き方をし自ら命を絶つ行動を起こし、ピエトロは芸術に向かうが無才がゆえの苦悩と自己追求に溺れ、オデッタは精神を病み生きる屍と化し、ルチアは街で若い男を求める放蕩を繰り返し、パオロは全てを捨て素のままの自分を追い求めていく…。

     

    ちょっと意味わからない。

    ブルジョワ一家といっても、それぞれに悩みは抱えてて、娘は精神疾患をもともと持っていたようだし、父親以外の男を知らない純真さを持ち、しかし大人になる思春期を迎えていて初めての恋に破れたわけだ。息子は絵画に興味があったようだがやはり思春期、奥手なうえに自己評価が低く、目指す孤高な自己は得られない。妻はまぁ、あるあるなブルジョワジーそのもので、凡した日常からの脱却を快楽に求めたわけだ。主人は労働者に対しての搾取に迷いと負目があったようだし。家政婦はまぁ… 郵便屋(ニネット・ダヴォリ)に好意を持たれているもののその気はない…が、恋には胸をかきたてられる欲求不満ぎみ…が、まるで修行僧のように物欲を捨て悟りを開き、不思議な力を得て病気を治したり村人から崇められ宙に浮いたりする…って宗教みたいだけどファンタジー展開に…。ファンタジーなら、主人が最後衣服を脱ぎ捨て荒野を徘徊するのもそれだ。

     

    冒頭、モノクロだったり無声映画だったりでかなり不安をあおられたが、やはりファンタジーと思えばありか。

     

    余白だらけなので、見ようによっては秀作かもしれない。私の理解が追いつかないだけで。

     

    ★★(★)

     

     

     

     

    『一枚のハガキ』(2011)

    新藤兼人の遺作となったものとのこと。

     

    監督・脚本 新藤兼人

     

    豊川悦司、大竹しのぶ、六平直政、大杉漣、柄本明、倍賞美津子、木下ほうか、津川雅彦、大地康仁、川上麻衣子、江沢萌子、麿赤兒、渡辺大、他。

     

    先の戦争で召集された者、遺族の戦後を描く。


    戦争も終盤、集められた掃除部隊の中年兵士100名は、くじ引きによって赴任先を決められる。宿舎の2段ベッドの上下で親しかった松山啓太(豊川悦司)森川定造(六平直政)。松山は、定造がフィリピンへ行くことが決まった夜、妻友子(大竹しのぶ)からの「今日はお祭りですが、あなたがいらっしゃらないのでなんの風情もありません。」というハガキを見せられる。そしてもし自分が生きて帰れなかった場合、松山が生き残っていられたら、確かにハガキは受け取った、読んだと伝えて欲しいとそのハガキを託す。筆不精もあるが、検閲が厳しく返事も書けない事情もあった。

    定造の実家には友子と、定造の父勇吉(柄本明)と母チヨ(倍賞美津子)が暮らしており、そこへ空っぽの遺灰箱が届く。定造が亡くなったため、貧乏百姓ではあるものの家を存続させるためにも、勇吉とチヨは次男の三平(大地康仁)との再婚を願い出る。もともといくあてもない身の友子は話を飲むが、その三平も兵役に取られ帰らぬ人となる。戦争が終わると勇吉が倒れ亡くなり、後を追うようにチヨは自ら命を断つ。一人暮らしとなった友子のもとへは、前から好意を抱いていた村の警防団長泉屋吉五郎(大杉漣)が妾になれと通い詰める。

    一方、100人兵のうちくじ引きで6人、命が助かったものたちがいた。その中に松山もいた。松山が実家に帰ると、叔父利ヱ門(津川雅彦)から妻美江(川上麻衣子)と実父があらぬ仲になり二人で逃げたと聞かされる。キャバレーに勤めてる美江を訪ねれば、手紙の一枚もよこさずもう戦死したものと思って悲しみに耐えられなかったという。憤りを感じた松山は実家を利ヱ門に売り、その金でブラジルへ渡り新しい生活を始めようと決意。その前に定造から託されたハガキを友子に届けに行く…。

     

    友子はやはり定造を今でも愛しており、戦争を恨み、松山からくじ引きで生死が別れたと知るや、くじを恨み、自分が生きてることさえ恨めしく思っていた。松山はそんな友子の心のうちを聞くにつれ、くじ引きの残酷さ、戦争の理不尽さに悩まされる。二人は本音で話をするうちに共鳴しあい、泉屋の奇襲も効果を奏し、新天地ブラジルへ行く決心をするが…。

     

    手法が古く、その古さが逆に良く、コミカルでもあり(本当に思わず笑いが出る)、悲しく切なくもあり。カメラは主に台詞を言う人物を追っていて(カット数が多い)、その表情が重要になる。映像の醍醐味を感じた。ワンカットずつ撮るということは、それまでの気持ちを繋げつつ作り直すわけで、役者ってやっぱりすごいなと思った。

    戦争が終わらない、戦争をどう個人の中で片付けていくのかが丁寧に描かれていた。

     

    ラストは持たざる生活の有りようを見せられ、それは美しくも見え、人間は本来生きるために生活していることを痛感させられた。現代のミニマリストとはまたぜんぜん違う。

     

    とても良かった。

     

    ★★★★★

     

     

     

     

    配給 東京テアトル

     

     

    『Profile』吉沢亮デビュー15周年記念写真集(20240614発売)¥4000(税込)

     

    ソフトカバーA4版、112ページ、メイキングやインタビューを収めたDVD付き。

    撮影地は関東近郊の他、北海道、京都と、吉沢亮にとって縁のある土地。

    カメラマンは荒井俊哉

     

     

     

     

    20代最後の年となる2023年に撮影されたものとのこと。毎年恒例のカレンダーと連動しているようで(2024年のカレンダーは入手せず)、カレンダーに載せきれなかったものを写真集に載せているようです。

     

    実はこの記念すべき写真集、発売当時には買ってない。ファン熱が平温になり、もういいかな、と思ってたんで(これまでのカレンダーでも良い写真はせいぜい2枚程度だったんで)買わなかったのだが、2025年いきなり不祥事(?)を起こし、『ババンババンバンバンパイヤ』が公開延期になるばかりかファンイベントも中止になるなど、がっかりな事が起きた。そのため、微熱が出た。そして1年近く遅れで写真集を手にすることに。

     

    で。

     

    だからさ、見開きで中心に人物を置くなよ、と何度言えば…。アートを狙ってるのか、箸休め的に風景のみの写真を挟むなよ、とあれほど…。まず、吉沢亮の写真集であることをもう一度考えてみようか。

     

    というのが、全体の感想。

     

    では、良かった写真。

     

    さすが国宝と言われるだけあって、美しいです。どれも。

    お気に入りは雪におおわれたスウェーデンヒルズゴルフ倶楽部での一番最初の見開き横顔続く2枚の写真ノーザンホースパークで馬の顔に手を置く写真(右ページ)。その次の馬と写る正面を向いた見開き聖護院門後の一室で背筋をぴんと伸ばして正座している見開きはまなすの丘公園での灯台と写る見開きその次の2枚鋸南町の元名採石場跡地での腕まくりをしている上向き加減の左ページ1枚

     

    文字部分は、デビューからこれまでの出演作品が全て記され、写真入りでデビューまでのざっくりしたプロファイル、おまけ的にこれまでのアーティスト写真と名前のフォントの変化も掲載。

    DVDは30分ほどでカレンダー及びこの写真集の撮影の様子、その撮影時の感想、30歳となった抱負や20代を少し振り返っての思いなどのインタビュー、誕生日の記念撮影の様子なども。

     

    演技の面でもそうだけど、やはり25〜6歳で変わったなと思った。もちろん、役者として良い方向に成長してると思う。出演する作品の振り幅も広く、おそらくこれから数年で方向性が自然と決まっていくだろうなぁと思う。当然、良い方向にだ。それだけの演技力は備わっている。楽しみなのは40歳。

     

     

    今回、アスマート(A!SMART)はずっと在庫確認中だったので、HMVで買いました。

     

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    『屋根の上のヴァイオリン弾き』(2025)明治座

     

    台本 ジョセフ・スタイン

    音楽 ジェリー・ボック

    作詞 シェルドン・ハーニック

    オリジナル演出振付 ジェローム・ロビンス

     

    翻訳 倉橋健

    訳詞 滝弘太郎若谷和子

    日本版振付 真島茂樹

    日本版演出 寺崎秀臣

     

    製作 東宝

     

     

    テヴィエ:市村正親

    ゴールデ:鳳蘭

    ツァイテル(長女):美弥るりか

    ホーデル(次女):唯月ふうか

    チャヴァ(三女):大森未来衣

    モーテル:上口耕平

    パーチック:内藤大希

    フョートカ:神田恭兵

    ラザール:今井清隆

     

    アブラム:石鍋多加史

    イエンテ:荒井洸子

    巡査部長:廣田高志

    フルマセーラ:園山晴子

    モールチャ:祖父江進

    司祭:山本真裕(やまもとまさひろ)

    メンデル:かとりしんいち

    学士:品川政治

    ヴァイオリン弾き:日比野啓一

    ナフム:谷本充弘

    ツァイテル婆さん:加藤楓

     

    アンサンブル:大森輝順(おおもりてるのぶ)、佐々木誠附田政信(つくだまさのぶ)、鈴木結加里下道純一真記子楢原じゅんや真田慶子飯田一徳竹内晶美飯塚杏実(いいづかあずみ)、大山五十和(おおやまいそ)、井坂泉月(いさかみずき)、西口晴乃亮(にしぐちせいのすけ)、清水錬吉井乃歌(よしいののか)、宮島里奈東菊乃

     

     

     

     

    1905年帝政ロシア時代、ユダヤ人がコミュニティを作るアナテフカ村で、酪農で暮らすテヴィエ(市村正親)一家。ユダヤの戒律、「しきたり」を重んじ、テヴィエはもちろん肝っ玉の据わった妻のゴールデ(鳳蘭)も5人いる娘たちもみんな働き者で孝行者。ただ、貧乏。信仰心はあって当たり前ながら、お金で幸せになれると信じているため、娘たちの嫁ぎ先は少しでも良い暮らしぶりを望んでいる。ところが娘たちはそうとは思っていない…。長女ツァイテル(美弥るりか)は裕福な暮らしより貧しくも愛ある暮らしを望んでいる。なぜならすでに恋をしているから。次女ホーデル(唯月ふうか)は自分の考えをしっかり持ちつつも柔軟性もある性格。三女チャヴァ(大森未来衣)は読書好きで闊達。ホーデルとチャヴァは初めて恋を知る。残酷な当時の社会情勢のもと、娘たちの人生の選択に幸せを祈る親心と愛が描かれる。

     

    おせっかいな仲人好きのイエンテ(荒井洸子)がある日、ツァイテルにと肉屋のラザール(今井清隆)との縁談を持ってくる。テヴィエとゴールデはツァイテルに聞く前にラザールと話をつけてしまう。ラザールはテヴィエより年上でツァイテルは後妻になる、確かに金持ちで苦労はしないが、実はツァイテルには仕立て屋のモーテル(上口耕平)と将来の約束を交わしていた。貧乏で苦労は否めないが二人は愛し合っている。テヴィエはゴールデをなんとか説得し、ツァイテルとモーテルの結婚が実現する。

    またある日、テヴィエは進歩的な考えを持つ活動家の学生パーチック(内藤大希)と知り合い意気投合、娘たちの勉強をみてもらうことに。パーチックは賢いホーデルと恋に落ちる。ツァイテルの結婚式では「しきたり」にとらわれた男女の垣根を取り払う大胆な行動に出て、若者を始めとした村人の意識を変える。けれどパーチックはキーウに戻りシベリア送りとなってしまう。ホーデルはパーチックの力になるため村を出る。

    そしてチャヴァはあろうことか異教徒であるロシア人のフョートカ(神田恭兵)と恋に落ちる。ツァイテルの結婚式の時に暴動が起きるなど、ユダヤ人にとってきな臭い社会情勢になってきた中、二人は手を取り合い村を去る。

    そしてほどなくしてテヴィエ一家はもちろん、村人ごとアナテフカを去る日がやってくる…。

     


    (人形町土産)

     

    ホーデルとパーチックのやりとりが女性脳(感情豊かであり叙情的)と男性脳(ただし活動家としての論理性)の言葉の妙が出ていて面白かった。

     

    テヴィエ市村(2004〜)ひとつで、森繁久弥(1967〜)、西田敏行(1994〜)テヴィエが浮かんだ。なるほど、これが受け継がれる作品の魅力かと思った。

    そして念願の鳳蘭の重厚感のある歌唱を聴けて、演技を見れて良かった。市村正親もそうだが、年齢をいってもこれだけ動いて息が上がらない、というかなんらブレることなく歌えるのがすごい。

    感動というか驚いたのは、フョートカ役神田恭兵の歌唱。歌がうまいという設定ではあるものの、ミュージカルにおいてさらにうまいという設定なら、そりゃうなるほど素晴らしい歌を聴かせられなければならないわけで、人選重要だなと思った。素晴らしかった。

    というか、キャスト全員素晴らしい。当たり前と言ってしまえばそれまでだけど、ミュージカルは技術性が高く、面白い。

     

     

    (観劇日20250318)

     

     

    東京:明治座 0307〜0329

    富山:オーバード・ホール 大ホール 0405〜0406

    愛知:愛知県芸術劇場 0411〜0413

    静岡:富士市文化会館ロゼシアター 大ホール 0419〜0420

    大阪:梅田劇場 メインホール 0424〜0427

    広島:上野学園ホール 0503〜0504

    福岡:博多座 0509〜0518

    宮城:名取市文化会館 大ホール 0524〜0525

    埼玉:ウェスタ川越 大ホール 0531〜0601