SLE おひとりさまの高齢出産・育児 in ニューヨーク -5ページ目

里帰り

今週は初めて娘をつれて18日間東京に里帰りします。

スーツケース2個、おおきな手荷物、ストローラー、そして11KGも娘

を私一人で何とかチェックインカウンターまで運ばねば。

もちろん人手が必要だ。 まあ、何とかなるだろう!

約3年ぶりの日本、楽しみだなあ。

でもすごい円高なので、無駄遣いには注意だ。



ところで、2週間ほど前に、そのまま放置してある無料の出会い系サイトから

お付き合い申し込みメールがきた。

どうせ削除と思ったけれど、相手のプロフィールを一応拝見。

珍しく、これはいいかも…と思える人だった!

場所もNYCから1時間強くらいの距離に住んでいて

ほぼ毎日マンハッタンに通勤しているそうだ。

パートナーを亡くされた人で、成人して日本で就職した息子さんがいて、

今は12歳の娘さんと暮らしているそうだ。

お年は49歳だそうだ。

何度かメールを交わしてみたら、文面にもなぜか惹かれる。

等身大で温かみがあって、かつ面白い人という印象。

ともあれ、その人にメールで私は今週から日本ですと知らせた。

そうしたら何と偶然!

その人も同じ時期に8年ぶりに日本に帰るそうだ。

出発日は異なったけど

何と、帰国日は同じだった。 びっくり。

でも離陸時間はほぼ同じだけど、航空会社はちがった。

向こうは残念がったけど

私は、違うフライトでよかったと思う。

子連れの長時間フライトと化粧やお洒落は無縁。

やっぱり最初には見られたくない姿だ。

超安のデイケア

週末に早速、安いオファーのデイケアを見に行った。


 
結論から言うと、気が進まなかった。

 
まず、歩いて行って見たら登り坂のせいもあり、30分以上かかった。

 
彼女(Bさん)は迎えに来るときは地下鉄、戻るときはバスを使うと言うけど、

 
そんなことを雨の日も風の日も毎日できるのかが疑問。

 
悪天候の日は私の許可を得て母親の運転する車を使うというが…

 
彼女自身の娘の学校への送迎と、他の子供の出入りを考えると

 
どうやって毎日うちの娘を送迎するのか、

いくらおかあさんと一緒にデイケアをやるとしても
無理な気がする。

 
 
そして部屋がとても狭かった…

 
いくら子供の数を4~5人に抑えても、今のデイケアと空間的な密度は変わらない
 
せまくて窓がそれほど大きくなく北側に面しているために

 
薄暗いイメージと閉塞感が余計に感じられる。
 
 
 
そして猫が2匹いた。

 
うちの娘は猫を追いかけるのが好きで、アレルギーもないけれど、

 
いくら保育時間は別の部屋に監禁しておくとはいえ、

 
やっぱり衛星上好ましくない気がする。
 
 
 
ビルの雰囲気が暗かった…

あのビルはProjectだ。

 
周辺も似たようなタイプのビルがたくさんで、あまりお店がない。

 
人気のない、冷たいコンクリートの長ーい廊下の天井には

 
等間隔に蛍光灯がついていて、センサーで人が近づくと

 
パチッパチッと明かりがついていく仕組み。

 
なんだかとっても気が滅入った。
 
 
 
唯一のメリットはセントラルパークが2ブロック先という近さ。

 
夏にはたくさんの時間を屋外で過ごすとBさんは言った。

 
でも真夏のNYCは暑い。

7月8月の真昼間は外にいれないので
早朝か夕方に限られる。


いい時間に屋外で過ごせるのは5~6月と9月辺りのみだろう。
 
 
 
Bさんはいい人なので考えたけれど、

 
やっぱり$300安くても不安材料が多すぎる。

 
友人もはっきりとProjectはNOと言っていた。

 
やはり、あそこへ毎日娘をやると思うと私も正直胸が痛む。

 
だからお断りすることにしよう。

 
Bさんには申し訳なく思うが、仕方がない。

 
これからも臨時のシッターさんとしては宜しくお願いします、と言おう。
 
 
 
ところで、Bさんから今のデイケアの内情を少し聞き出した。

 
私は最初に$1000と言われたけどシングルと言ったら

ディスカウントしてくれて
$900になったと思っていた。
 

だから他の人も1歳未満は皆$900で、2歳くらいの子は$750と聞いて憤慨した。

 
私も$750にしてくれないか、交渉してみよう。

 
Bさんがいうにはこのような自室で小規模にやるファミリーデイケアの場合は

 
2歳児の相場は$600だそうだ。 本当なのか? 

 
そんな安いの聞いたことがない!

 
それともそれはハーレムの相場なのだろうか?

保母さん

私の娘の行っているデ イケア(保育所)は経営者を含めて計2人の保母さんで

7~8人くらいの子供の面倒を見ている。

そのうちの一人、Bさんはうちの娘をとても可愛がってくれて いて、

以前SMCのイベントがあったときも週末シッターさんを破格値で喜んでやってくれたし、

他の子が全員祝日で休みだけど私の勤務している会社が祝日で ないので休めないとき

娘の面倒を喜んで見てくれた。

そのBさんが今度独立して自分のデイケアを立ち上げることになった。

彼女の自宅でお母さんとやるらしいので、私の家からは20分くらいのところだ。

今のデイケアは歩いて3分くらいのところなので、彼女がいなくなるのは惜しいし寂しいけれど

仕方ないなと思った。 でもこれからも何かお世話になるかもしれないな。
 
そう感じていた矢先、雨の降っていた先週の金曜日、いつもは5時に引けるBさんが

5時半に娘を迎えに行った私を雨の軒先で待っていた。 話がある、という。

娘をピックアップし て戻ると、今度独立するけれど

私の娘を今後も是非面倒をみたい、離れるのは嫌だ、という。

ちょっと驚いて、でもあなたのところは20ブロックくらい先でしょ う? と言ったら、

自分の娘の学校の送り迎えで毎日この近所に来るので、

ついでに朝ピックアップするし、夕方は送り届けるから、と言う。 

え~、朝7時半 に迎えにきてくれるの? と言うと、Yes と返した。 ビックリ。

おまけに、私がシングルマザーで割り引いてもらっていて今のところでは

$900の破格値で預かってもらっているのを知っていて、

”私は$600でいい。” とまで言う。

マンハッタンで$600は通常1週間の価格だ!

それから交通機関のトラブルで私が時間通りに戻って来れない時も柔軟に対応してくれると言う。

Bさんが言うには、週末とかに預かったとき、彼女の娘も私の娘を実の妹のように好いている、という。 

Bさんが私の娘を連れていると雰囲気が似ているので、周囲が皆親子だと思う

ということは今のデイケア経営者も度々笑って話していた。

Bさんは大勢の子供を預かることはしないと言う。 

他にも男の子がひとり、今のデイケアからBさんのところに移るそうだ。
 
それで今週末に、Bさんのデイケアの場所を見学にいくことになった。

こんな、嘘のようにおいしい話があっていいのだろうか?

正直、半信半疑だ。 

でも彼女は、今のデイケアの経営者よりも人当たりがよくて

おっとりしてるけれど、よく気がつくし話しやすい。 

今年になってBさんのおばあさんが亡くなって急に1週間休暇をとったことがあった。

Bさん曰く、休みから帰ってきたら否もデイケアの経営者は

その間のお給料を払ってくれなかっとという。

ベビーシッターでも有給休暇や福利厚生を考慮するのは当たり前なので、それはひどい話だ。

それ以来、経営者もなぜかBさんを居心地悪くするような態度になって、

2人の関係がギクシャクし始めたらしい。

やっぱり、経営者は従業員を大切にしなきゃね。
 
もし送迎までしてくれたら、時々電車や地下鉄のトラブルでピックアップ時間が間に合わなくて

冷や汗かきながら慌てて帰ってくることもなくなる。 あれは本当にストレスだ。

何だか神様が救いの手を差し出してくれたような話だ…

不妊治療ローン

先週のWSJ(ウォールストリートジャーナル)のあった記事。

不妊治療専門の金融ローンの会社はこの不況下にあっても大盛況だそうだ。

医療機関やドクターともタイアップしていて、高額の不妊治療費のためにローンを組む人は後を絶たないそうだ。

例えば、利率7.99%で$5000を貸すなどのサービス。 

利子は高いところで22%だとか。 

これはクレジットカードの平均利率17%よりも高い。
 
そういうサービスを利用して子供を授かった人は ”この笑顔には値段はつけられないわ” という。

そうなローン会社の人が言うには、 

”子供をもつ計画時期にある人たちは、不景気とかは関係なくローンを組みたがる” そうだ。

彼らは不妊に苦しむ夫婦たちの弱みにつけこんでいる、という批判もある。

医者がその金融会社に投資して、自分の患者にサービスを利用させようとするんではないかと危惧する人もいる。
 
ある会社の2011年のローンの契約数は前年比で41%も増えたそうだ。
 
これらのローン業者は 医者には歩合や報酬を渡さないとは言っているが、

ローンは患者数を増やしますよとのセールスピッチを展開しているとのこと。
 
ある患者は医者を信頼していたので、そこの薦めるローンから$18700を利率12%で借り入れた。

患者のローンにかかわりたくない医者ももちろんいる。
 
クリニックによっては もしIVF(体外受精)が成功しなかった場合はお金を返還します

というプログラムもあるそうだ。

全額でないにしても、例えば6回のIVFパッケージ($24000)の全てが不成功なら、

70%返還します、とか。 その代わり、1回で成功したも全額支払うというシステム。


これだと、患者を診てからクリニックが得するケースか(すぐに妊娠可能)、

ローン業者が得する患者か(妊娠に時間がかかりそう)、

など見定められてしまう危険もあるそうだ。
 
これらのローンに関してはアメリカの不妊治療医学会は特に何のポリシーもないそうだ。

ローン業者の取り締まりはその形態に拠る。

銀行のローンだと州や政府の監視が入るが、

プライベートな投資家(医者も含む)によるローンは銀行などとは管轄が異なるらしい。

医者は自分たちの投資先などを明かす義務もない。



私はこれらのサービスはありがたいと思う。

病院のすすめるままでなく、よくリサーチしてから使ったほうがよさそうだ。

未来の卵

今朝のWSJ新聞(ウォールストリートジャーナル)に載っていた新医療技術の話題。

科学者がヒトの卵巣から採ったステムセル(幹細胞)を卵子に変えることに成功したそうだ。

凄いなあ、まだ実用化されるには長い月日がかかるのだろうけれど

いずれ男性と同様に女性も何歳になっても自分の卵子で子供が持てる時代が来るのだろう…

そうしたら真に男女平等だ!

この研究はまだ早い段階だそうだ。

ヒトの卵子はとても不安定で、自然なものでもいろいろな遺伝子の不具合が多いので

人工的にステムセルから作るとなると更に不具合の確率は高くなるという。

もしこれによる不妊治療が実現すれば、

卵子でなくステムセルを採取して凍結しておくプロセスになるそうだ。

ステムセルは卵子の大きさの10分の1で、その分水分が少ない。

だから、凍結解凍プロセスによるダメージが少ないのだそうだ。
 
出産年齢にあるアメリカ人女性の役1割が不妊に苦しんでいるとのこと。

これまでの生物学者の考えでは、

女性の体の中で自然に減っていく卵子の数を増やす方法はないと信じられてきた。 

ところが、2004年にネズミの卵巣内に卵子を作るステムセルがあることが発見された。

そして2009年には中国でネズミのステムセルから作った卵子で子供を作ることに成功した。
 
アメリカでは人間での実験は道徳・法律上は出来ない為に、

今はその研究チームはスコットランドでヒトの卵子で研究を行っているそうだ。

将来的にヒトのステムセルから胎芽を作るのが目標だそうだ。
 
まだまだ遠い道のりだろうけれど、よくそんなことを思いついたものだ…

ほんとに驚きました。

最近感じたこと

先日 古い友人の旦那さんがNYCに仕事で滞在していて

 

久しぶり(10年ぶり以上!)にお会いして娘と3人で夕食をした。

 

ランチなら何度かしたが、娘を連れて夕食を外食するのは初めてだった。

 

 

 

うちの近くの私のお気に入りの寿司屋にはハイチェアーがある。

 

そこは何故かとても質の高い寿司を出すのに、お値段が他の店に比べて$10くらい高いのと、握りの大きさがアメリカンサイズでなく日本サイズであるからか、いつも異常に空いている。 どうやって営業を続けられるのかが不思議なくらい。


 

娘には鍋焼きうどんを注文した。

 

あとから考えたらうどんはツルツル・ベチャベチャするし、あまり栄養価がないので、

切り身の焼き魚とご飯と野菜にすればよかったと思った。

 

案の定、適度に食べて20分くらいしたらハイチェアーから降りたがって、

しまいに空いた店内を駆け出し始めた。 

幸いまだ時間も早いせいもあり、私たちの他にはひとり若い男性がカウンターで

おこのみで食べているだけだった。その彼には謝りつつ、私たちは急いで交代で食べ終えて店を出た。


 

折角のいいお寿司もゆっくり味わう余裕がない。

 

でも久しぶりに食したプロのお味とおいしい日本酒は、私をいい気分にしてくれた。 

また当分はこんな機会はないんだろうけどなあ。

 

シングルママにとっては、外食は最高に不経済な贅沢だ…

 

 

 

友人の旦那さんは再婚で、前妻との間には3人の子供がいて、

しかも全員韓国からの養子でもう既に成人している。 

友人とはちょっと年齢差があって、彼女とほ間には実子で5歳の男の子がいる。 

4人の子育てを経験した彼は、さすがに子供好きでよく気がつく。 

年の割には見た目も気もとても若い。

 

 

 

私にもしパートナーがいたら、こんな風に3人で外食するんだろうなあ。

 

もちろん大変なことや辛いことも多いのだろうけれど。

 

正直、うらやましいという気持ちが涌いた。

 

こんな気持ちは出産してからは初めてだ。

 

一人だったときに彼氏が欲しいと思った気持ちとはちがう、

 

今となっては焦りはないので、何だかもっと穏やかな願望。

 

 

 

私もパートナー探しをまた再会してみようか…

 

ああー、でも最近は疲れすぎて、それどころではないのが現実!

アラサーSMC

SMCの会員サイトでは深刻な悩みや苦悩から情報交換、軽い冗談話まで
いろんなトピックに絶えず投稿があります。
私もほぼ毎日、ザーっとトピックを見て
興味のあるものをかいつまんで読んでいます。

 
今日目に留まったのは ”35歳以下でSMC” というトピックに返答していた人が
second generation SMC” と書いてあったこと。

 
読んでみるとこのトピックは若いSMC希望者(29歳)が立ち上げたトピックで
大概のSMCは30代後半か40代なので、35歳以下のSMCや
トライ中の人または考え中の人の意見や体験を聞きたいというものであった。

 
投稿された意見の数々を読みすすめてみると殆どがアラサー。

皆が指摘するのは、最近はSMCの年齢が下がってきているということだ。

20代の最後くらいや30代始めで考え始める人もそれほど珍しくなくなってきていて、
このトレンドは多分続いていくであろうとのこと。

とは言ってもまだまだ出産を遅らせてパートナーの出現を長く待ちすぎる人は多い。

 
精神的には20台後半や30代前半でもSMCになる準備ができている人はいるけれど
大抵の場合は経済的に準備が整わずに30代後半や40代になってしまうことが多い。
 

数人のレズビアンの人の投稿もあった。

恋人との関係につまずき、それがきっかけでSMCを考える人は多い。
そうでなくても精子ドナーを使うレズビアンの人でもそれは同じみたいだ。
やっぱり彼女達も、基本は理想のパートナーが現れてから
精子ドナーで子供を持とうとするのね。

 
34歳に一人目、37歳に二人目を授かったあるSMCは
”段々と社会がSMCの存在を受け入れ始め、身近にSMCの人を知っている
という人が増えてきた。
それにつれてSMC年齢もだんだんと下がる傾向にある”と言っていた。

 
ある33歳の人は、自分の母親が若くして子宮摘出手術をしたので
自分にも高いリスクがあると考えて若くしてSMCの道を選んだそうだ。

 
SMCの人が、”もう少し待てば良かった。” 
と言っているのを聞いたことはないけれど
”もっと早くに始めていれば良かった。”
とは皆が言っている。(34歳)

 
ある29歳の女性(プロフィールの写真がとっても美人!)が言うには:
”私は生まれながらのプランナーなの。 
人生のあらゆる局面を出来る限り自分でプランしないと気がすまない。 
ちょっとしたコントロールフリークかもしれないわね。
私はいつ何人子供を持つかを具体的に決めているので、
もしパートナーが現れなければプランBを速やかに実行します。”だそうだ。

 
そして28歳でトライし始めて29歳で出産したという”second generation SMC”さん。
つまり、彼女のお母さんもSMCという、2代目SMC

私は自分の娘のことを思うと、これは興味深い… 

彼女は自分の母親もそうだったので、心の中ではSMCという選択が
強力なものとして常に存在していたという。
 
そして彼女が28で決断したとき彼女の母親は
娘が決断をそんなに長く待ったことに驚いたという! 
(なんと! まだ28歳なのに?!)

 
彼女はそれより前は経済的にも精神的にも準備ができていなかったそうだ。

10年、20年前よりはSMCになる年齢は確実に下がってきている。
このトレンドは、SMCの存在がもっと浸透して偏見がなくなるにつれて
加速するだろう。

 
私の娘はどう考えるのだろう。

彼女が成人する頃はもっとSMCが普通になっているのかもしれない。
彼女には素敵なパートナーと幸せになってもらいたいけれど、
それを人生の目的にはしてもらいたくない。

それとは別のところで自分のゴールを見据えて、
もし良縁がなければSMCの道を選ぶのであれば
私はそのころまで頑張って元気でいて
サポートしてあげたい。

辰年

先週末の日曜日は中国の旧暦の新年でした。

なんでも、今年の辰年は中国人によると最もラッキーな年で

辰年に赤ちゃんを授かろうとするカップルはとても多いそうです。


 
何が何でも辰年中に出産する為に、必要のない不妊治療や

出産日をコントロールしたりするそうです。

裕福な中国人は、より不妊治療のすすんでいるアメリカなどに来て治療を受けたり、

この年の為に冷凍保存しておいた卵子を解凍して

体外受精プロセスを実行するそうです。

 
おかげで不妊治療クリニックは普段の年よりもさらに忙しいとか。

 
出産の多い年に生まれた子供は、逆に学校に入る競争が大変だったりしないのか?

 
何はともあれ、干支でなく、自分の年に翻弄される多くのSMCからすると

ホントに別世界の話です…シラー

陪審員

今週初めて陪審員に召還された。

知り合いが子供の出産証明書を持っていったら5年間先延ばししてくれた

と言っていたので、私もとりあえず見せてみたが

私の場合は正規で雇用されているので関係ないと言われた。

それはそうだな。

もし私が専業主婦で、陪審員をやるためにナニーを雇わないといけない

状況ならば お役目を先延ばしにしてくれるというわけだ。

1日で終わるものかと思っていたら、

陪審員6人と予備4人を選ぶのに、今日まで4日間かかった。

移民弁護士しか縁のなかった私には、なかなか興味深く面白かった。

私は今回は選ばれなかったけれど、もし選ばれたら長くて6週間くらいかかる裁判だった。

もし娘が風邪でもひいたら他に看病する人がいないと言ったのも

選ばれなかった理由だと思う。

あとは、裁判の内容がちょっと私には向かなかった。

80~90代では肺がんで亡くなった5人の人の遺族が、

その人たちが30年以上前に1~2年勤めていた会社の機械の部品にアスベストが

使用されていたことを知らせていなかったことを理由にその会社を訴えているというケース。

しかもその5人の人たちは喫煙者だったという。

私自身15年間喫煙者だった。

SLEの発病と同時にやめることができた。

病気になって初めて、どんなにタバコで体が泣いていたかを身をもって感じた。

しかも喫煙と肺がんの関係もよく知られている。

80~90代ならば、充分に長寿をまっとうしたと私には思える…

それぐらいの年になるとがんを患う人はたくさんいる。

私の親戚も80歳くらいで癌で亡くなった人が多いし、叔父は60台で癌で逝ってしまった。

皆喫煙していなかった。

それに今だからこそアスベストは肺がんを引き起こすと知られているが

40年前の当時はちがう。

しかもその会社がその機械を製造したわけではない。

もし遺族が勝訴して何億円もの大金を手にしたら

優雅なバケーションにでも行くのかしら?

私には遺族が勝訴する図が描けない。

このケースでは私の考えは偏ってしまうと感じたシラー





WSJの記事

法律の整備が不妊治療技術に追いついていないことに関して12月20日付けのウォールストリートジャーナルに大きな記事があった。
 
とある女性が乳がんになって、放射線治療 をやる前に結婚相手とともに受精卵を作って凍結しておいた。 それから3年後、2人は離婚することになった。 女性の方は、もう今はその受精卵を使わない と自分の子供は持てないのでそれを使いたい。 けれど別れた元夫はその受精卵を使わせたくない。 彼はそれらを放棄すべきだと主張する。
 
アメリカの場合は州によっても法律がことなるようだが、いくつかの州(ニュージャージーやマサチューセッツなど)は親になりたくないという主張を優先させるそうだ。 たとえ受精卵を作る時点で法的は書類で同意していても、あとから気が変わったらそちらを優先させるそうだ。
 
まあ、確かに産めない方を優先させておくほうが何かが起きた場合は無難なのだろうが…
 
前述の女性の場合は1審では女性の権利が認められたそうで、次の審判に注目が集まっているそうだ。
 
 
 
ということは、結婚していてもいつ別れがくるか分からないので
 
法律が整うまでは受精卵を凍らせておきたい場合はドナーを使っておいた方がいい? 
 
だったら、結婚って何?
 
 
 
記事の中の乳がんの女性の元夫は、もともと子供を持つ気がなかったのだが
 
彼女が乳がんの治療するにあたって、万が一自分の考えが変わった時のための
 
手段として受精卵凍結に協力したそうだ。
 
最初から子供を欲しくないのなら、協力すべきではなかったと私は思う。
 
そうすれば、彼女も元夫の力を借りずにやる選択ができただろうに。
 
治療をすれば、彼女の卵にダメージを与えることがわかっているのだから
 
ゆくゆくはその受精卵を使うことがわかっていながら協力して
 
後から使用を拒否するなんて不誠実きわまりない話だと思う。
 
 
 
私と同じビルに住んでいる女性で60個くらい卵子を凍結している人がいる。
 
でも彼女は結婚相手とは遠距離婚していて(別居だけど月に2、3度行き来している)その彼の子供は作りたくないと言い切っている。 
 
彼女はアラフォーなので早く離婚して、早く念願の子供を作ることを優先させた方がいいのになあ、とおせっかいだけど思ってしまう。 しかも彼女自身の方が旦那よりも稼ぎも資産もあるらしい。
 
 
 
夫婦のことはわからないけれど、元気があるうちは
 
私みたいな選択も悪くないと感じることも多いのでした