里帰り
スーツケース2個、おおきな手荷物、ストローラー、そして11KGも娘
を私一人で何とかチェックインカウンターまで運ばねば。
もちろん人手が必要だ。 まあ、何とかなるだろう!
約3年ぶりの日本、楽しみだなあ。
でもすごい円高なので、無駄遣いには注意だ。
ところで、2週間ほど前に、そのまま放置してある無料の出会い系サイトから
お付き合い申し込みメールがきた。
どうせ削除と思ったけれど、相手のプロフィールを一応拝見。
珍しく、これはいいかも…と思える人だった!
場所もNYCから1時間強くらいの距離に住んでいて
ほぼ毎日マンハッタンに通勤しているそうだ。
パートナーを亡くされた人で、成人して日本で就職した息子さんがいて、
今は12歳の娘さんと暮らしているそうだ。
お年は49歳だそうだ。
何度かメールを交わしてみたら、文面にもなぜか惹かれる。
等身大で温かみがあって、かつ面白い人という印象。
ともあれ、その人にメールで私は今週から日本ですと知らせた。
そうしたら何と偶然!
その人も同じ時期に8年ぶりに日本に帰るそうだ。
出発日は異なったけど
何と、帰国日は同じだった。 びっくり。
でも離陸時間はほぼ同じだけど、航空会社はちがった。
向こうは残念がったけど
私は、違うフライトでよかったと思う。
子連れの長時間フライトと化粧やお洒落は無縁。
やっぱり最初には見られたくない姿だ。
超安のデイケア
いくらおかあさんと一緒にデイケアをやるとしても無理な気がする。
。
あのビルはProjectだ。
7月8月の真昼間は外にいれないので早朝か夕方に限られる。
ディスカウントしてくれて$900になったと思っていた。
保母さん
7~8人くらいの子供の面倒を見ている。
そのうちの一人、Bさんはうちの娘をとても可愛がってくれて いて、
以前SMCのイベントがあったときも週末シッターさんを破格値で喜んでやってくれたし、
他の子が全員祝日で休みだけど私の勤務している会社が祝日で ないので休めないとき
娘の面倒を喜んで見てくれた。
仕方ないなと思った。 でもこれからも何かお世話になるかもしれないな。
私の娘を今後も是非面倒をみたい、離れるのは嫌だ、という。
ちょっと驚いて、でもあなたのところは20ブロックくらい先でしょ う? と言ったら、
自分の娘の学校の送り迎えで毎日この近所に来るので、
ついでに朝ピックアップするし、夕方は送り届けるから、と言う。
え~、朝7時半 に迎えにきてくれるの? と言うと、Yes と返した。 ビックリ。
$900の破格値で預かってもらっているのを知っていて、
”私は$600でいい。” とまで言う。
それから交通機関のトラブルで私が時間通りに戻って来れない時も柔軟に対応してくれると言う。
Bさんが言うには、週末とかに預かったとき、彼女の娘も私の娘を実の妹のように好いている、という。
Bさんが私の娘を連れていると雰囲気が似ているので、周囲が皆親子だと思う
ということは今のデイケア経営者も度々笑って話していた。
他にも男の子がひとり、今のデイケアからBさんのところに移るそうだ。
でも彼女は、今のデイケアの経営者よりも人当たりがよくて
おっとりしてるけれど、よく気がつくし話しやすい。
今年になってBさんのおばあさんが亡くなって急に1週間休暇をとったことがあった。
その間のお給料を払ってくれなかっとという。
2人の関係がギクシャクし始めたらしい。
冷や汗かきながら慌てて帰ってくることもなくなる。 あれは本当にストレスだ。
不妊治療ローン
これはクレジットカードの平均利率17%よりも高い。
”子供をもつ計画時期にある人たちは、不景気とかは関係なくローンを組みたがる” そうだ。
ローンは患者数を増やしますよとのセールスピッチを展開しているとのこと。
というプログラムもあるそうだ。
70%返還します、とか。 その代わり、1回で成功したも全額支払うというシステム。
ローン業者が得する患者か(妊娠に時間がかかりそう)、
など見定められてしまう危険もあるそうだ。
プライベートな投資家(医者も含む)によるローンは銀行などとは管轄が異なるらしい。
医者は自分たちの投資先などを明かす義務もない。
私はこれらのサービスはありがたいと思う。
病院のすすめるままでなく、よくリサーチしてから使ったほうがよさそうだ。
未来の卵
ヒトの卵子はとても不安定で、自然なものでもいろいろな遺伝子の不具合が多いので
卵子でなくステムセルを採取して凍結しておくプロセスになるそうだ。
だから、凍結解凍プロセスによるダメージが少ないのだそうだ。
女性の体の中で自然に減っていく卵子の数を増やす方法はないと信じられてきた。
ところが、2004年にネズミの卵巣内に卵子を作るステムセルがあることが発見された。
今はその研究チームはスコットランドでヒトの卵子で研究を行っているそうだ。
将来的にヒトのステムセルから胎芽を作るのが目標だそうだ。
ほんとに驚きました。
最近感じたこと
先日 古い友人の旦那さんがNYCに仕事で滞在していて
久しぶり(10年ぶり以上!)にお会いして娘と3人で夕食をした。
ランチなら何度かしたが、娘を連れて夕食を外食するのは初めてだった。
うちの近くの私のお気に入りの寿司屋にはハイチェアーがある。
そこは何故かとても質の高い寿司を出すのに、お値段が他の店に比べて$10くらい高いのと、握りの大きさがアメリカンサイズでなく日本サイズであるからか、いつも異常に空いている。 どうやって営業を続けられるのかが不思議なくらい。
娘には鍋焼きうどんを注文した。
あとから考えたらうどんはツルツル・ベチャベチャするし、あまり栄養価がないので、
切り身の焼き魚とご飯と野菜にすればよかったと思った。
案の定、適度に食べて20分くらいしたらハイチェアーから降りたがって、
しまいに空いた店内を駆け出し始めた。
幸いまだ時間も早いせいもあり、私たちの他にはひとり若い男性がカウンターで
おこのみで食べているだけだった。その彼には謝りつつ、私たちは急いで交代で食べ終えて店を出た。
折角のいいお寿司もゆっくり味わう余裕がない。
でも久しぶりに食したプロのお味とおいしい日本酒は、私をいい気分にしてくれた。
また当分はこんな機会はないんだろうけどなあ。
シングルママにとっては、外食は最高に不経済な贅沢だ…
友人の旦那さんは再婚で、前妻との間には3人の子供がいて、
しかも全員韓国からの養子でもう既に成人している。
友人とはちょっと年齢差があって、彼女とほ間には実子で5歳の男の子がいる。
4人の子育てを経験した彼は、さすがに子供好きでよく気がつく。
年の割には見た目も気もとても若い。
私にもしパートナーがいたら、こんな風に3人で外食するんだろうなあ。
もちろん大変なことや辛いことも多いのだろうけれど。
正直、うらやましいという気持ちが涌いた。
こんな気持ちは出産してからは初めてだ。
一人だったときに彼氏が欲しいと思った気持ちとはちがう、
今となっては焦りはないので、何だかもっと穏やかな願望。
私もパートナー探しをまた再会してみようか…
ああー、でも最近は疲れすぎて、それどころではないのが現実!
アラサーSMC
いろんなトピックに絶えず投稿があります。
私もほぼ毎日、ザーっとトピックを見て
興味のあるものをかいつまんで読んでいます。
”second generation SMC” と書いてあったこと。
大概のSMCは30代後半か40代なので、35歳以下のSMCや
トライ中の人または考え中の人の意見や体験を聞きたいというものであった。
皆が指摘するのは、最近はSMCの年齢が下がってきているということだ。
20代の最後くらいや30代始めで考え始める人もそれほど珍しくなくなってきていて、
このトレンドは多分続いていくであろうとのこと。
とは言ってもまだまだ出産を遅らせてパートナーの出現を長く待ちすぎる人は多い。
大抵の場合は経済的に準備が整わずに30代後半や40代になってしまうことが多い。
数人のレズビアンの人の投稿もあった。
恋人との関係につまずき、それがきっかけでSMCを考える人は多い。
そうでなくても精子ドナーを使うレズビアンの人でもそれは同じみたいだ。
やっぱり彼女達も、基本は理想のパートナーが現れてから
精子ドナーで子供を持とうとするのね。
”段々と社会がSMCの存在を受け入れ始め、身近にSMCの人を知っている
という人が増えてきた。
それにつれてSMC年齢もだんだんと下がる傾向にある”と言っていた。
自分にも高いリスクがあると考えて若くしてSMCの道を選んだそうだ。
と言っているのを聞いたことはないけれど
”もっと早くに始めていれば良かった。”
とは皆が言っている。(34歳)
”私は生まれながらのプランナーなの。
人生のあらゆる局面を出来る限り自分でプランしないと気がすまない。
ちょっとしたコントロールフリークかもしれないわね。
私はいつ何人子供を持つかを具体的に決めているので、
もしパートナーが現れなければプランBを速やかに実行します。”だそうだ。
つまり、彼女のお母さんもSMCという、2代目SMC!
私は自分の娘のことを思うと、これは興味深い…
彼女は自分の母親もそうだったので、心の中ではSMCという選択が
強力なものとして常に存在していたという。
娘が決断をそんなに長く待ったことに驚いたという!
(なんと! まだ28歳なのに?!)
10年、20年前よりはSMCになる年齢は確実に下がってきている。
このトレンドは、SMCの存在がもっと浸透して偏見がなくなるにつれて
加速するだろう。
彼女が成人する頃はもっとSMCが普通になっているのかもしれない。
彼女には素敵なパートナーと幸せになってもらいたいけれど、
それを人生の目的にはしてもらいたくない。
それとは別のところで自分のゴールを見据えて、
もし良縁がなければSMCの道を選ぶのであれば
私はそのころまで頑張って元気でいて
サポートしてあげたい。
辰年
なんでも、今年の辰年は中国人によると最もラッキーな年で
辰年に赤ちゃんを授かろうとするカップルはとても多いそうです。
出産日をコントロールしたりするそうです。
裕福な中国人は、より不妊治療のすすんでいるアメリカなどに来て治療を受けたり、
この年の為に冷凍保存しておいた卵子を解凍して
体外受精プロセスを実行するそうです。
ホントに別世界の話です…
陪審員
知り合いが子供の出産証明書を持っていったら5年間先延ばししてくれた
と言っていたので、私もとりあえず見せてみたが
私の場合は正規で雇用されているので関係ないと言われた。
それはそうだな。
もし私が専業主婦で、陪審員をやるためにナニーを雇わないといけない
状況ならば お役目を先延ばしにしてくれるというわけだ。
1日で終わるものかと思っていたら、
陪審員6人と予備4人を選ぶのに、今日まで4日間かかった。
移民弁護士しか縁のなかった私には、なかなか興味深く面白かった。
私は今回は選ばれなかったけれど、もし選ばれたら長くて6週間くらいかかる裁判だった。
もし娘が風邪でもひいたら他に看病する人がいないと言ったのも
選ばれなかった理由だと思う。
あとは、裁判の内容がちょっと私には向かなかった。
80~90代では肺がんで亡くなった5人の人の遺族が、
その人たちが30年以上前に1~2年勤めていた会社の機械の部品にアスベストが
使用されていたことを知らせていなかったことを理由にその会社を訴えているというケース。
しかもその5人の人たちは喫煙者だったという。
私自身15年間喫煙者だった。
SLEの発病と同時にやめることができた。
病気になって初めて、どんなにタバコで体が泣いていたかを身をもって感じた。
しかも喫煙と肺がんの関係もよく知られている。
80~90代ならば、充分に長寿をまっとうしたと私には思える…
それぐらいの年になるとがんを患う人はたくさんいる。
私の親戚も80歳くらいで癌で亡くなった人が多いし、叔父は60台で癌で逝ってしまった。
皆喫煙していなかった。
それに今だからこそアスベストは肺がんを引き起こすと知られているが
40年前の当時はちがう。
しかもその会社がその機械を製造したわけではない。
もし遺族が勝訴して何億円もの大金を手にしたら
優雅なバケーションにでも行くのかしら?
私には遺族が勝訴する図が描けない。
このケースでは私の考えは偏ってしまうと感じた。