WSJの記事 | SLE おひとりさまの高齢出産・育児 in ニューヨーク

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法律の整備が不妊治療技術に追いついていないことに関して12月20日付けのウォールストリートジャーナルに大きな記事があった。
 
とある女性が乳がんになって、放射線治療 をやる前に結婚相手とともに受精卵を作って凍結しておいた。 それから3年後、2人は離婚することになった。 女性の方は、もう今はその受精卵を使わない と自分の子供は持てないのでそれを使いたい。 けれど別れた元夫はその受精卵を使わせたくない。 彼はそれらを放棄すべきだと主張する。
 
アメリカの場合は州によっても法律がことなるようだが、いくつかの州(ニュージャージーやマサチューセッツなど)は親になりたくないという主張を優先させるそうだ。 たとえ受精卵を作る時点で法的は書類で同意していても、あとから気が変わったらそちらを優先させるそうだ。
 
まあ、確かに産めない方を優先させておくほうが何かが起きた場合は無難なのだろうが…
 
前述の女性の場合は1審では女性の権利が認められたそうで、次の審判に注目が集まっているそうだ。
 
 
 
ということは、結婚していてもいつ別れがくるか分からないので
 
法律が整うまでは受精卵を凍らせておきたい場合はドナーを使っておいた方がいい? 
 
だったら、結婚って何?
 
 
 
記事の中の乳がんの女性の元夫は、もともと子供を持つ気がなかったのだが
 
彼女が乳がんの治療するにあたって、万が一自分の考えが変わった時のための
 
手段として受精卵凍結に協力したそうだ。
 
最初から子供を欲しくないのなら、協力すべきではなかったと私は思う。
 
そうすれば、彼女も元夫の力を借りずにやる選択ができただろうに。
 
治療をすれば、彼女の卵にダメージを与えることがわかっているのだから
 
ゆくゆくはその受精卵を使うことがわかっていながら協力して
 
後から使用を拒否するなんて不誠実きわまりない話だと思う。
 
 
 
私と同じビルに住んでいる女性で60個くらい卵子を凍結している人がいる。
 
でも彼女は結婚相手とは遠距離婚していて(別居だけど月に2、3度行き来している)その彼の子供は作りたくないと言い切っている。 
 
彼女はアラフォーなので早く離婚して、早く念願の子供を作ることを優先させた方がいいのになあ、とおせっかいだけど思ってしまう。 しかも彼女自身の方が旦那よりも稼ぎも資産もあるらしい。
 
 
 
夫婦のことはわからないけれど、元気があるうちは
 
私みたいな選択も悪くないと感じることも多いのでした