あなたのお話を聴かせてください。
人にはなかなか話せない「いのちのこと」「死ぬこと」「生きること」など、胸の内をお聞かせください。
必要であれば、私の経験や想い、死生観も尋ねてください。
私にできることは、「いのち」を感じ、あなたの大切な方のいのちへ愛の光を当ててもらうこと。
自分や大切な方の「死」を乗り越えるのではなく、安らぎの源を見つけましょう。
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【「感謝だな」と言いながらこの世を去った父ちゃんの実話①②③④⑤はこちら】
初めての喪主という大役に、息子が緊張気味に葬儀を執り行っていると、面識のない村人たちが次々と声をかけてきた。
「あんたが○○さんの息子さんかい。○○さんには本当に助けられたよ」
「あんたの父ちゃんのおかげで、みんな雪かきしないですんだんだよ」
「あんたのお父さんは、本当にいい人だったよ」
葬儀から数か月後、父ちゃんがいなくなって初めての夏が巡ってきた。
それまでは村人たちから直接電話が来ることもなかったのだけれど、その夏は、村人たちからの電話が次々と鳴った。
「トウモロコシが採れたから、取りに来てくれるか」
「ナスやトマトは、食べるかい?」
どの人からも野菜をありがたくいただくことにした息子が村に着くと、村人たちからまた次々と、父ちゃんへの感謝の言葉を浴びることになった。
「あんたの父ちゃんには本当に世話になったよ」
「あんたの父ちゃんは本当にいい人だったよ」
「あんたの父ちゃんが雪を書いてくれたから本当に助かったよ」
父ちゃんが言っていた「感謝、感謝だなぁ」という言葉が何十倍にも膨れ上がって、息子の元へと届けられたのだ。
―――「よく、宝くじに当たると不幸になるって聞くじゃない。贅沢な暮らしがやめられなくなって最終的には破産しちゃうとか・・・。
でもさ、父ちゃんはなんでそうならなかったんだろうね」と聞く私に、息子は笑いながら返した。
「金の使い方、知らなかったんじゃね?」
「そりゃないわ。ちゃんとバカでかい除雪車買ったじゃん」
「だよね!それに自慢の土地も買ったしね!!」
「だよ、だよ!」と言って、私たちはお腹を抱えて笑う。
父ちゃんが1億円を使って息子に残してくれたものは、1億円ではとても買うことのできない「絶え間ない笑い」と「村人との温かな繋がり」、そして、「本当の幸せの意味」だった。
日常生活の中で時々、辛い気持ちや切ない気持ちを味わっていると、どこからともなく父ちゃんの声が聞こえてくる。
「まぁまぁ、心配するな。いつだって感謝、感謝だよ」
すると思わずクスっと笑ってしまうのだ。
【「感謝だな」と言いながらこの世を去ったおじいさん 終わり】
☆【「感謝だな」と言いながらこの世を去った父ちゃんの実話】は、息子さんの許可をいただき連載させていただきました。
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