あなたのお話を聴かせてください。
人にはなかなか話せない「いのちのこと」「死ぬこと」「生きること」など、胸の内をお聞かせください。
必要であれば、私の経験や想い、死生観も尋ねてください。
私にできることは、「いのち」を感じ、あなたの大切な方のいのちへ愛の光を当ててもらうこと。
自分や大切な方の「死」を乗り越えるのではなく、安らぎの源を見つけましょう。
【3月セッション可能日時】
26日(火) ・10時~ ・13時~ ・15時~ ・20時~
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【「感謝だな」と言いながらこの世を去った父ちゃんの実話①②はこちら】
除雪車を手に入れた父ちゃんは、それから毎年冬になると村中を走り回り、高齢となった村人たちを雪かきの苦労から解放した。
改めて伝えておくと、除雪車も自腹、ガソリン代も自腹、もちろん市町村からの委託でもないのだから朝5時から無給で働く父ちゃんのボランティア活動なのだ。
そんな除雪活動も10数年が続いたある日、警察から息子の元へ連絡が入った。
「○○さんの息子さんですか?」
「はい」
「お父さんが車を運転中に迷子になってしまったようです。今日はお母さんといっしょだったので無事家に帰りましたが、一度、認知症の検査をされた方が良いかと思いまして・・・」
「そうですか。わかりました」
翌日、病院で検査をしてもらったところ、父ちゃんに初期の認知症が見つかった。
そうなると車の運転をさせるわけにはいかない。
(事故を起こす前で良かった・・・)と思いながら息子が、「父ちゃん。もう運転はできないよ。免許を返そう」と言うと、珍しく父ちゃんは強い口調で反論した。
「それは困る!免許がないのは困る!!」
「父ちゃん。でも事故でも起こしたら大変なことになる。もう運転はできないからね」と言って説得したのだけれど父ちゃんは首を縦に振ることなく、息子は仕方なく半ば半強制的に父ちゃんの免許を返納した。
(このときのことを息子は、「不便なところに住んでいるから免許がないのは困ると思ったんだろうね」と言っていたけれど、父ちゃんの人柄を知る私が思うに、父ちゃんは村人のために除雪ができなくなることに心を痛めていたのではないかと思う・・・)
それから認知症は悪化の一途をたどり、父ちゃんは高齢者施設に入所することになった。
当時はコロナ禍だったため、一旦入所が決まると家族の面会は禁止。
会えない日々のなか施設から「認知症に加え、持病が悪化している」との連絡が入り、病院へ入院することになった。
高齢者施設から病院へ移動する束の間の時間が、親子再会の時間となった。
「調子はどう?」と聞く息子に、父ちゃんはニコニコしながらこう言った。
「感謝、感謝だなぁ」
「なにに感謝なの?」
「なにって・・・。感謝、感謝だよ」
「そうだね、父ちゃん。感謝だね。(父ちゃんは幸せなんだ・・・)」
父ちゃんが繰り返す「感謝」という言葉に、施設に預けた罪悪感から少し解放された気がした。
【「感謝だな」と言いながらこの世を去った父ちゃんの実話④へ続く】
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