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あさま山荘事件の陰で① / あさま山荘事件の陰で②/ あさま山荘事件の陰で③/
あさま山荘事件の陰で④ /あさま山荘事件の陰で⑤
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―――これまでは「あさま山荘事件の陰で」というタイトルで、当時、事件に関わったものだけが知っている「いのちの実話」を書いてきましたが、今回は「いのち」とは少し離れた話ですが、現場にいたものだけしか知らない秘話をお届けします。
【私があさま山荘事件に関して記事にしている理由を知りたい方は①をご覧ください】
事件発生現場は2月の軽井沢。
それがどれほどの寒さかは想像しただけでも鳥肌が立つのだけれど、実際に現場にいた父は、寒さなど感じている余裕はなかったという。
いつ銃撃戦になるかわからないのだから、緊張状態はピークに達したまま緩むことはなかっただろう。
しかし、そんな中でも警察官たちがちょっとほっこり(?)としたであろう秘話を母から聞いた。
―――その話は、母から私に投げられた「クイズ」から始まった。
「あさま山荘事件の現場で一番売れたものってなんだと思う?」
「は?売れたもの?(現場は崖のような場所に立つ山荘だったはずだし、店なんてないでしょ・・・)」
母は、もともと天然系。(こちらのブログをご覧いただけば、それは一目瞭然)
私が(また、わけわからないことを・・・)と思っていると、母は少しもったいぶるように「正解はね・・・」と言うと、またまた、とんでもない答えを言いだした。
「焼きいも!」
「え?・・・いま、あさま山荘事件の話してるんだよ」
数日前に話していた「サツマイモの上手な掘り方」の続きを始めたのかと思った私は、思わず苦笑い。
しかし母は、私の混乱をよそに、懐かしそうに話しを続けた。
「現場にね。焼きいもの屋台を出した人がいたんだよ。寒いから飛ぶように売れたらしいよ」
「えー!それは売れるよねぇ」
「お父さんも、あったかくてすごくおいしかったって言ってたよ」
確かに、「焼きいも」のイメージは、ほくほく、ほかほか、ほっこり。
厳しい寒さと緊張を一気に溶かしてくれそうだ。
たとえそれが一瞬だけだったとしても、現場にいた人たちはどれほど嬉しかっただろう・・・。
警察官たちの心をほっこりと温めてくれたものは「焼きいも」だけではなく、地元の方たちからは、「食べろ。食べろ」と、おにぎりやバナナなどが食べきれないほど届き、現場には差し入れの山ができていたそう・・・。
もう50年も前の話だけれど、当時の父を支えていただいたのだと思うと、「焼きいも屋さん」にも、地元の方にも本当に、本当に感謝に気持ちが込み上げます。
⇒「あさま山荘事件」⑦に続く(不定期です)
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